クワンティコ FBIアカデミーの真実 第21話 それぞれの決断
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第21話「それぞれの決断」の感想です。
★★★★★
今回は面白かったです。前回が今ひとつだったせいもあるのかもしれませんが、今回は楽しめます。スリリングな展開に目が離せません。かったるいアカデミーがなければ5点満点でもいいぐらいの面白さでした。
今回のポイント
ついに真犯人、本物ボイスが判明。駅とFBI指令センターを爆破。ナタリーを爆死させ、ダンカンとイライアスを自殺に追い込み、ウィルを被爆させたのは、あの無能でした。
犯人はリアム・オコナー暫定副長官
第1話で問答無用でアレックスを逮捕したところから、この人もうすでに真っ黒。なので、真犯人はリアムと多くの人が予想できたのではないでしょうか。
- 第1話で、問答無用でアレックスを逮捕。
- アレックスを指令センターに連れて来たヒメネス捜査官と「彼女は気づき始めている」「(尋問を)引き延ばせ」などと怪しさ満載のやりとり。
- 上層部からの命令と偽り、ライアンにアレックスを監視させる。
- ライアンに色々と突っ込まれると、「潜入捜査はウソだ」「君の身分は研修生に戻された」などとインチキくさいことを言う。
- アレックスの母、シーターを拘束した時に「あなたが何をやったのか覚えている」と言われて「連れていけ!」とキレる。
- アレックスを自主退学に追い込むように、ライアンに命令。
- アレックスの父と組んでいたのに、当初は知らんぷり。
- HIGに拘束されたアレックスを取戻そうともしない。ケイレブ、ナタリーにアレックス無実の証拠を突きつけられ、やむなく?アレックスを取戻す。
- 卒業後にアレックスをハメるが、卒業前にもハメる(すいません!)。
もう真っ黒ですね。怪我をする前のアレックスの指紋を手に入れるとか、FBI指令センターに爆弾を仕掛けるとか、どう考えたってアレックスの同期に出来ることじゃあありません。
FBI捜査官より優秀な民間人3名様
ケイレブ、レイナ、シェルビーの活躍は良かったです。それとあれほど嫌っていたシェルビーの話を信用したケイレブの母、クレア・ハース。この人達がいたからこそ、「FBI捜査官が運転する核爆弾搭載の暴走車事件」は解決しました。
クレアは指令センター爆破の直前に、クレイトンとの不倫をわびるシェルビーに向かって「あなたのことは絶対に潰してやるから!」と言っていましたが、結局どうなったんでしょうね。シェルビーがFBIをやめたのは、クレイトンとの不倫が世間にバレてしまったせいですが、ここにクレアは関与していません。潰さなかったんですね。
アレックスもこの方に「あなたのキャリアは終わったのよ」と言われていましたが、まだ終わっていません。終わらせなかったんですね。私、この人が薬物中毒に陥っていたケイレブにアレックスを会わせた理由がわかりませんでした。何か深い意図があったのかどうか。
ちょっと怖そうに見えますが、以外と若い二人の将来を大切にする、結構いいお方なんでしょうか。シェルビーの話に素直に耳を傾けるあたり(その場面はありませんでしたが)、さすが副大統領候補!やるもんです。
気の毒すぎるドリューとウィル
ドリューは爆発で死亡したかもしれません。でもこの人ってあまりにも気の毒過ぎます。NFLとの裁判には負け、婚約者は死亡。手が震える後遺症が残り、それがもとでFBIアカデミーを退学。ボイスに脅され、やむなくアレックスをハメるも(国境超えの演習でもハメたけど)、爆死。
最後に素晴らしく男を上げましたが、生きていてほしいものです。サイモンが助かったのはドリューが自分の指をサイモンに折らせてまでも、拘束を解いたから。拘束されたままだと、ボイスの意図通りに、やがて突入してくるであろう、FBIがドアを蹴破り、仕掛けられていた爆弾が爆発し、二人とも死んでいたはず。
今回出てきませんでしたが、ウィルも気の毒。CIAに拘束された詳細は明らかになっていませんが、過去ではやむを得ないとは言え、ケイレブにはボコボコにされ、「現在」では、核爆弾製造の手伝いをさせられ、被爆。瀕死の重傷。
あの・・・一番どうでもいい1ヵ月先輩がピンピンしてるんですけど・・・
イタすぎるライアン
相変わらずの無能ぶりが光るライアン君は邪魔。ケイレブとレイナが捜査に協力すると言っているのに、ごちゃごちゃと。その「クスリがぬけて二日しか経っていない」ケイレブと、「現場を離れて数カ月」のレイナが携帯の発信場所を特定してるんだけどさ。
で、その情報をもとに無能ライアンは、SWATを率いて何も考えずに突入→結果、ドアに仕掛けられていた爆弾が爆発し、サイモンに自分の指を折らせてまでアレックスの無事を願ったドリューが(多分)死亡。
ライアンって、アカデミーの時は割とまともだったんですけど、「現在」ではアレックスの言葉に耳を貸さず、どうしちゃったんでしょうね。ここまでの無能ぶりは、最終回での大逆転激への伏線なのかもしれません。ようは「いいとこ取り」をライアンがする。これも困ります。
サイモン無事でした
サイモンは無事でした。良かったです。真犯人が捕まったあと、アジトからサイモンの死体が見つかるんじゃないかと思っていたので、ほっとしました。
だけど、どこで何をやっていたかは、まだハッキリと本人の口からは語られてはいません。アレックスを脅迫するための人質だったのか。ウィルとは違い被爆もしていないようだし。
リアムって本当に真犯人?
リアムとライアンのアカデミーでの会話で、リアムはしきりに「連中」という言葉を使っていました。これって・・・リアムも「連中」に命ぜられるままってこと?
となると、気になるのがミランダとアレックスの母、シーターとのかつての会話。
「FBIはアレックスを全力で潰そうとしている!」
「連中」ってもしかしたらライアンを騙すためのウソかもしれないけど、その辺は最終回にわかるんでしょう。イライアスやウィルをコマとして使ってはいますが、リアム単体であんな大それたことが出来るとは思えないんです。
アカデミーの動き
アレックスとシェルビーでちくり合戦みたいなことをやってたけど、これが第3話ぐらいでシェルビーがアレックスに言った「あなたは友達の時も秘密を守らなかった」ことの原因なんでしょう。
まあ、ここの確執があるからこそ、再びの友情もよりよく見えたのかもしれませんね。
次回予告より
次回はいよいよ最終回の第22話「新たな挑戦」。
「捜査官一人が犠牲に」と文字が出ていましたが、さて。
厳密なことを言えばまず、シェルビー、ケイレブ、サイモン、レイナは民間人なので捜査官ではありません。捜査官と言えるのは、アレックス、ライアン、ニマ、ミランダ。
ミランダは、今回リアムに撃たれたので除外。(でもミランダさんには悪いんですけど、できればそうであっていただけますと大変に助かります)
残りは、アレックス、ライアン、ニマ。でも多分どれでもないはず。まさか主人公が散ってしまうようなことはないだろうし、ライアンの数々の無能ぶりは、きっと最後で大活躍の伏線。
じゃあニマ?うーん、違うような気がします。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第20話 自信と過信
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第20話「自信と過信」の感想です。
★★★★★
最終回も近づき、手に汗握り、息もつかせぬ展開!になるかと思いきや、相変わらずのんびりとアカデミーなんかやってるし、ボイスの正体が判明するも、はあ?うそだろ?としか思えないし、もし本当だとしたらガッカリ過ぎて何だか微妙な回でした。
もう最後近いんだから、盛り上がるはず!と一人で勝手にハードルを上げてしまったのが悪かったのかもしれません。
前回どう見ても死亡したと思われたウィルが生きていたのは良かったです。アレックスに協力したことがバレてFBIに拘束されたレイナのその後は不明。多分釈放?
現在のポイント
いんちきくさいけど、ボイスの正体判明でしょうか。あとサイモンはまだ無事な様子なので一安心。
ボイスの正体は判明したけど
ボイスの正体はドリューだそうです(棒読み)
1ヵ月先輩だから、確かに「あの日アカデミーにいた人」には間違いなく入ります。だけどそれは視聴者にはわかりません。ドリューは半分近く話が進んでから出てくるわけでしてね。視聴者にもわかる形で「あの日アカデミーにいた人」じゃないと。
となると、アレックスの同期と、リアム、ミランダ。この誰か。他にもいたかもしれないけど、「視聴者が第1話で見た人物」じゃないとなあ・・・サイモンやケイレブが真犯人側だった。というのよりはマシかもしれないけど。
ドリューが「あの日アレックスをアカデミーで初めて見た」。のは確かなんだろうけど、そんなの視聴者は知りません。この後出しジャンケン感がモノすごい。
真犯人はいるはず
ドリューはやっぱり真犯人ではないと思います。シェルビーが車を運転して、ウィルとサイモンを運んだように、ドリューだって、本物ボイスに脅迫されているはず。そうあってほしい!ドリューだと小物感が半端ないし、裁判に負けるは、恋人は死ぬわ、FBIアカデミーは退学になるわ。気の毒すぎ。
というか、第1話から見ていれば自ずと真犯人はリアムになります。リアムが大物だとは言えませんし、登場人物の誰一人として大物感を漂わせている人はいないのがこのドラマの特徴ではあるんですが、それでもドリューが真犯人だと、しょぼ過ぎる。もっとこのドラマにおける重要人物じゃないと。
リアム、ミランダ、クレイトン。大物ではないけど、このあたりで。クレイトンは第3話ぐらいかの登場ですが、この際、ヨシとします。指令センターの爆破で殉職しましたが、これはリアムの裏切りということで。
ミランダにしても、全然知らないなんてことはないはず。陰謀を知っていたからこそ、アレックスを逃がしたんでしょうから。わざと逃がした?そこまではなさそうですが、ミランダ真犯人、オッケーです。
この際ですから、シェルビーちゃんはこのままで
前回で、メイクはともかくとして、まるで別人のように有能になって華麗な復活を遂げたシェルビーちゃん。アレックスと協力して犯人を追いつめるようには見えるし、このまま行ってほしいとは思うんですが。
ウィルと同じような症状で病院に入院しているドリューに行き着いたのもシェルビーがいたから。ドリューの言葉に半信半疑なアレックスを、ドリューを信じろと言ったのもシェルビーちゃん。
FBIに逮捕令状が出されているアレックスが、FBIに侵入できたのもシェルビーちゃんがいたから。
まあ、そう考えるとシェルビーちゃんが怪しく思えないこともないんだけど、できればこのままアレックスと犯人を追いつめてほしいと、こう願っております。ここでシェルビーに裏切られるのもいやだし。
クワンティコの最大の欠点
現在と過去がひんぱんに切り替わるというのがこのドラマの特徴であり、リンクする部分もあるのでそれなりに楽しめることは間違いありません。でも。緊張感に欠けることもあるんですよね。
例えば今回はアカデミーでシェルビーがやめる!と言い出しました。でも「現在」の第3話からFBI捜査官として登場していますから、見ている人は「あんなこと言ってもやめない」とわかってしまう。
FBIアカデミーがテロ集団に襲撃された時もそう。チャーリー、ミランダ、レイナが人質にとられたことで、私は真っ先にレイナが撃たれるんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、考えてみれば、レイナは「現在」で捜査官としてぴんぴんしてますからね。「大丈夫。どってことない。主要登場人物の誰かが撃たれて死亡するような事は起こりえない」という安心感というか、まあ緊張感がないというか。
クワンティコを解任されたミランダにしても、FBIを解雇されるわけでもなく「現在」ではNY支局の部長になっています。だからヒステリックにリアムの解任をクレイトンに迫ったところで、しらけてしまうんです。
弱いテロ合同班の副主任
相変わらず無能感が漂う副主任(主任に昇格?)。アレックスを追いつめたように見えましたが、ハイキック一発で逆転され、その後完全KO。弱い・・・これじゃハンナが泣く。
この人を主任にすれば、黒幕と思われるリアムがやりたい放題。ハンナに主任でいられるよりも、ライアンを主任にしたほうがやりやすいという意図があるのかもしれません。
SWATを率いてアレックスの部屋に突入した無能副主任よりも、銃口を向けられながらも「ようブース、テレビショッピングの時間だよ」ととぼけたケイレブの方に好感を持ったのはわたしだけではないはず。
ウィルは生きていた
前回でどう見えても被爆により?死亡したようにしか見えなかったウィルですが、生きていました。良かったです。やむを得ない事情があったにせよ、ケイレブにボコボコにされるは、核爆弾製造の過程で被爆し、死亡するわでは、あまりにも可哀想過ぎます。元気に回復して、犯人を追いつめる活躍をしてほしいものです。
アカデミーの動き
卒業を控えて、支局に行って仕事のお手伝いとかなんとかやってましたけど、正直言ってつまんないです。シカゴの真相が今度こそ明らかになったぐらいだけど、リアムのヘマをライアンがかぶったという事実は変わらないので、だからどうした感。だいたりリアムが来ないのを確認せずにその場を離れたライアンにだって責任はあるはずです。
双子がやらかしたり、ブランドンがどっかのおじいちゃんに刃物をつきつけられて人質になったりしてましたが、いずれもお話の本筋とは関係ないので、退屈です。
アイリスは、本物のアホですか。頼んでもいない下着姿は、気持ちワルいだけで、結局この人いろんなことに首を突っ込んでは引っ掻き回して壊しているだけ。
ケイレブがずっとシェルビーに誤解されたままなのもそうだし、ウィルが大けがで入院したのも、アカデミー襲撃事件でシェルビーが危ない目にあったのもこの人が余計なことに首をつっこむから。こんなのにシェルビーとの関係を引っ掻き回されるケイレブ君がとにかく気の毒です。
しかも実はアレックスを上回る尻軽。以前、ケイレブに興味を持った時にウィルから「彼は僕のルームメイトだ」とたしなめられているし、この時に「君は今までに四人と関係を持った・・・」という会話がありました。口は軽い、尻も軽い。なんでこんな気持ちワルいキャラクター設定なのかさっぱり。
現在のライアン。過去のアイリス。見ててイタ過ぎます。画面に出て来たら、「またかあ・・・」って。
Dlifeの公式サイトをみると22話で終わりのようですが、あと2回。これからもアカデミーでアレックスとシェルビーの関係が悪化する(シェルビー・あなたは両親の秘密を守らなかった)はずだし、多分ライアンともおかしくなるんでしょうから(ライアン・クワンティコでのことを君に謝ろうと思った)、そういうはいらないんですけどね。
次回予告より
次回は第21話「それそれの決断」。
22話が最終回のようなので、いい加減アカデミーは卒業して、本筋一色で進めてほしいと思いますが。さて。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話 将来の選択
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話「将来の選択」の感想です。
★★★★★
最終回に向けてようやく動き出したというところでしょうか。アカデミーは相変わらずどうでもいいですが、「現在」は安易ながらも、意外な展開で楽しめるお話でした。
現在のポイント
まさかのシェルビーちゃん、ついに完全復活。驚き。
前回終了時のケイレブの電話の相手はシェルビーですね。「そっちに向かう」と言ってたけど、行き着いた先はアレックさんのご自宅?
ケイレブのお薬関係はホンモノ。そしてウィル・オルセンの行く末。
シェルビーちゃん、華麗に復活!しかも有能。ただしケバい
驚きました。前々回でボイスの指令でウィルとサイモンの運転手役を務めたシェルビーですが、何でそんなことをやっていたのかというと、ボイスに「ケイレブを殺す」と脅迫されていたことが判明。
アレックスとシェルビーの関係は、第10話「残酷な真実」で悪化し、第12話「ターニングポイント」では「上司(クレイトン)と寝たことが街中にバレてしまったのは、あなた(アレックス)のせい。全て失った。近寄らないで!」とかなんとか、逆ギレとも思える会話があったんですが、これは絶縁宣言とも言えるはず。
それが、今回は「あなたを守りたかった」「私たちで悪党を捕まえよう」(シェルビー)という、あの絶縁宣言とも思える第12話の裁判所でのシーンがまるでなかったかのような展開。あのあと、シェルビーちゃんなりに家業に戻って色々と考えることがあったんでしょうか。
しかも有能になっていた
- サイモンができなかったボイスの声の解析に成功
- ボイスの使ってるサーバーはFBIニューヨーク支局にあることを突き止める
- 発信元を突き止めるために、システムの侵入口をつくる
- 自殺行為かもしれないが、サイモンとウィルを無事に取戻す!
ええええ?これがあのアカデミーでは「研修よりも男女交際」だったシェルビーちゃんですか?と突っ込みたくなるような有能ぶりを披露。メイクさえちゃんとすればもう完璧。民間人なのに、FBI捜査官よりも優秀!(特にアレックスの周辺をかぎ回るぐらいしか能のなさそうなライアン。まさか何らかの意図があってやっているとも思えない。)
もしかしたらどんでん返しがあるのかもしれませんが、ひとまず今はアレックスとシェルビーの協力体制ができあがりました。それとケイレブ。
ハンナのように不確定でもある程度の裏付けがあったならともかくとして、あれだけアレックスを嫌っていたはずのシェルビーちゃん、どうしちゃったの?と安易な展開に感じないこともないんですが、結末に向かってこれはこれで結果オーライでいいんじゃないでしょうか。「天才的な射撃の腕前」だって、まだ演習でしか見せてない事だし、是非とも活躍の場をと思います。
自分がボイスに脅迫されたことで、アレックスの「首謀者は他にいる説」が正しいと実感したということなんでしょう。
ただし、メイクはケバいです。やめてほしい。顔立ちから言えばアレックスよりもシェルビーを主人公にしたほうが、我が国では人気が出たような気もします。
しかしながら、前回も申し上げたように、アレックスに協力するとみなさんが不幸になっています。せっかく別人のように華麗な復活を遂げたシェルビーちゃんですから、ご無事を祈るばかりです。ケイレブとも再会を果たした事だし。
ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
レイナ・・・FBIが身柄拘束。処分は不明
ケイレブのおクスリ
冒頭でケイレブが幻覚を見るシーンがあったので、前回判明したおクスリ疑惑は本当だったんですね。今回はアレックスがクスリ抜きを手伝いながら、ケイレブも真犯人探しに協力という、私としてはいい流れ。
アレックスの無実の証明では、ケイレブが中心的とも言える役割を果たしたし、サイモン欠場の今はこの方に活躍してもらうのがいいです。何しろ、サイモンと並び数少ない魅力的なキャラクターですから。真犯人であってほしくない人厳選3名様なんです(残りはハンナ)
ケイレブとシェルビーの再会
私は、基本的にサスペンスにラブシーンは一切不要!そんなことやってるヒマあれば、銃の一発でも撃て!という方なんですが、シェルビーを抱きしめた時のケイレブの表情は良かったですね。
まあいろんな思いはあるんでしょうけど、この人は心からシェルビーが好きなんだろうなあというのが良く伝わってきます。それはシェルビーにも言えることですけど。最初の頃のアカデミーで「時間さえあればおっぱじめる」というシーンにはゲンナリしたものですが、こういうのは悪くないです。
ウィル・オルセン
前々回でアレックスに「僕は君専用のトロイの木馬だ」とオトコマエなところを見せた、ウィル・オルセン。
残念!!「核爆弾を作る手伝いをした、探して」と言い残しアレックスとシェルビーの前で鼻と口から大量出血し倒れますが、どう見ても死亡としか思えません。あれって被爆なんでしょうか。もっと活躍するところが見たかったのに。
コロンビア大学から盗まれたものは「防護服」なので、犯人だけはちゃんと防護服を着ていたとか?
アカデミー時代のカルト潜入ではやむを得ないとは言えケイレブにボコられ、その後卒業できたのかどうか知らないけど、CIAに拘束されたあげく今回の出来事。研修生の中で、一番酷い目にあった人かもしれません。
サイモンとレイナのその後
ウィルは出て来たけどサイモンは行方不明のままでした。ウィルは死ぬ前に「知らない」と言っていました。ウソいうとも思えないので・・・どうかご無事であってほしいものです。
前回、アレックスに協力したことがバレてライアンに拘束されたレイナ。その後の動きがありませんでした。真面目で控えめで優秀。姉のニマとは違い友達思い。ご活躍の場を!と願います。
テロ合同班主任・・・と
ハンナとアレックスに守られていることも知らず、的外れなライアンは相も変わらず。この人、いなくてもいいのかもしれない。アカデミーの時はココまでひどくなかったんですけどね。
あれだと一緒にいるニマも無能に見えてしまいます。前回は妹のレイナに「あなたは人を裏切る」と言われて、少しは考え直したかと思ったんですが、高慢な態度は変わらず。
ライアンが主任になれた訳
私はリアムが真犯人であると思うんですがそうであれば、リアムがライアンをテロ合同班の主任にした意味もわかります。テロ合同班の主任が無能だと、リアムとしてはこんなにやりやすいことはないわけですね。
アカデミーの動き
アカデミーではドリューがあっさり自主退学。ウィルも多分今回で出て来ないでしょうから、1ヵ月先輩の中では、一番どうでもいいのが残ってしまった・・・
ウィルが入院するほどボコられたり、シェルビーがケイレブを誤解するのも、ぜんぶこいつが余計なことに首をつっこむのが原因なんですけどね。
ケイレブが可哀想すぎる
アカデミーどうでもいいと書きましたが、唯一期待していたカルト教団への潜入。今回で終了のようです。ウィルが活躍することもなく、シェルビーはケイレブを誤解したまま。ケイレブは違法潜入捜査のため、言い訳もできず。
助け出そうとした友人は死亡していたことが判明。教団代表は逮捕されたものの、刑務所には行かずに済んで。
理不尽なことが多過ぎて、ケイレブ君には辛い回でありました。
次回予告より
次回は第20話「自信と過信」もう最終回近いです。さらに意外で緊迫した展開があるだろうことは予想されます。
アレックスがハイキックをきめているように見えたんですが、相手は?
リアム?ミランダ?ライアン?・・・って好きになれない上に、真犯人でもあってほしいキャラクターを上げてみました。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話 危険な駆け引き
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話「危険な駆け引き」の感想です。
★★★★★
「現在」は今までよりは多少の動きがあり、アレックスとクレアの直接対決(面会というか、クレアの豪邸にご招待)、そしてケイレブとの再会と面白い展開でありました。ただし前回、ボイスに引き渡されたウィルとサイモンの安否と、二人を車で運んだシェルビー・ぶち壊れ・ワイアットとの関係が全くわかりませんでした。興味はここに集中してただけに、残念。
アカデミーはどうでもいいようなことをゴタゴタとやっていて、早送りしたくなります。唯一の期待がカルトに潜入するウィルの活躍だったんですが、ホームベース顔がしゃしゃり出て来て全てをぶちこわし。あと、あわや最悪の大惨事がおきるところでした。
現在のポイント
指令センター爆破後、所在不明となっていたケイレブが登場。
ニマのちくりのせいで今は、実家にいるレイナがアレックに協力。身分不相応な地位のライアンは相も変わらずとんちんかん。
サイモン、ウィルの消息は不明
前回、シェルビーの運転する車に乗って消えたサイモンとウィル。今回は全く出てきませんでした。ものすごく気になるところだったので、ここは激しく不満。
サイモンが万が一にもボイス側だとしたら、あんな面倒な事をするわけがないので、あくまでも私としては、サイモンには真犯人を追いつめる立場でいてほしいと、願っています。できればケイレブ、ウィルと一緒に。
ケイレブ・・・
期待していたケイレブの登場でしたが、爆破テロを引きずり自宅でおクスリに頼る引きこもり生活という毎日。しかもおクスリを与えているのが、母親のクレア・ハース上院議員。これはクレア・ハースが自らアレックスを自宅に連れて行って発覚したこと。
確か以前に「あなたのキャリアはもう終わったのよ!」とアレックスに言い放っていましたが、今のところアレックスは失職はしていません。この人、シェルビーにも「絶対に潰してやる!」と言ってました。新人捜査官潰しのクレア・ハースさん。怖い。
シェルビーの運転していた車は、レンタカーで借りたのはケイレブ(マーク・レイモンド名義で)。でもせっかくケイレブに会う事が出来たのにアレックスはケイレブにこのことを問いただしませんでした。何故?
これだとケイレブはかなり怪しい事になりますが、あまりにも「わかりやす過ぎる」ので、何かウラがあるだろうことは当然予想されます。
ケイレブはアレックスの協力要請を聞き入れませんでしたが、最後で引きこもり部屋を脱出し、アレックスと行動を共にします。が、直後にアレックスに隠れて「(アレックスは)おれを信じた、そっちに向かう」という怪しい電話を入れていました。相手はシェルビーなのか、母親なのか。
じゃあ、引きこもりおクスリ生活はウソですか。
アレックスに関わると不幸になりそう
サイモンを失ったアレックスが次に頼ったのが、レイナ。姉のニマが上層部にちくりを入れたことが原因で自宅にいるんですが、解雇ではなさそうです。ハンナみたいに停職中なのかもしれません。
ただし、アレックスに関わるとみなさんが不幸になっています。
ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
今回も乗り気ではないレイナを無理矢理ひっぱり出すことに成功するんですが、あっさりライアンにバレてしまい取り調べを受けることになります。ここまで来ると主人公なのに、疫病神的なオーラさえ感じます。
かっこ良かったのはレイナ
でも、今回一番カッコよかったのは、レイナ。ライアンに取り調べを受ける場面では、ニマとライアンに向かって
「困っている友達(アレックス)を裏切ったり見捨てるぐらいなら、一生刑務所でいい」と言い放つわけです。
カッコいいですね。強い信念がある。まあただ今の場合は、信じる価値がある相手(アレックスさん)なのかどうか?という問題はありますが。
アカデミーの動き
もうこっちは卒業でいいです!とは言っても終盤に向けて「現在」につながるような動きがあることは十分に考えられるので早送りするわけにもいかないのが歯がゆいところ。
アイリスはアホですか。また余計なことに首を突っ込んで、結果として仲間がピンチに陥るというパターン。アカデミーが襲撃された時もそうだったので、2度目です。
アイリスに限ったことではないんですが、どうも人の問題に首を突っ込みたがるのは見ていても面白いとは言えません。特にこのヒトは、あのヴィジュアルでもって無駄に脱ぎたがったりするのでホント、勘弁してほしい。
ウィルとケイレブの計画がおしゃか
ケイレブと、もしかして男らしいかもしれないところを見せ始めたウィルとのカルト教団への潜入。私はアカデミーでは唯一ここに期待していたんですが、アイリスが余計なことをしたので、せっかくの計画がぶっつぶれ。
それだけならいいんですが、ウィルとケイレブがピンチに陥るという最悪の結果に。まだ結論は出ていないんですが・・・これにはハンパない失望感。
多分、その場に駆けつけたシェルビーがFBIまたはクレイトンに連絡して何とかするんでしょうけど。
あわやクワンティコ史上最悪の大惨事
本当にビビリました。やめてくれー!!!リアムとミランダのラブシーンなんか見たくない!勘弁してくれ!と心の中で必死に叫んだのが効いたのか(な訳ないんですが)、事の次第はともかくとしてキスシーンだけで済みました。アブなかったです。あのまま進めば放送事故レベル。アカデミー襲撃をはるかに上回る、クワンティコ史上まれに見る大惨事が起きるところでした。
お二人には是非とも黒幕でいてほしいです。
ミランダがクワンティコでの職を解任された事について割と時間を割いていましたが、これって重要なことなんでしょうか。FBIは男社会だからどうのこうの、あーでもない、こーでもない。うんたらかんたらと。アレックスに言うシーンがありましたが、そんなあんたも、「現在」ではニューヨーク支局の部長なんだから。
自分はクワンティコでのキャリアを失ったのに、リアムが後任になるのがよっぽどハラに据えかねたのか。恐怖のラブシーンはリアムが「アレックスと寝た」ことを話させるための罠。カンタンにひっかかるリアム。成功してホイホイとクレイトンに言いつけに行くミランダ。「どこのアレックスだ?」とすっとぼけるクレイトン・・・ああ、もうどうでもいいです。こんなくだらない事やってるヒマがあるんなら、さっさと「現在」を進めてください。
ただし、ミランダの言うようにあれほどやらかしたリアムが何のおとがめナシなのは確かに変。
- アレックス父と組んだ潜入捜査ではテロを見逃す
- ライフルを武装強盗団に売るおとり捜査失敗。ツケをライアンに負わせる。(ライフルは武装強盗団に渡り、この銃で撃たれドリューの婚約者が死亡)
- 指令センターを仕切っていたのに、指令センターは爆破される
- 逃亡中の新人捜査官アレックス一人を逮捕できない
- アカデミー研修生と寝る
こんな(暫定)副長官なんているわけない!
現在では殉職しているクレイトンハース部長が、過去のアカデミーに出て来たということは、もしかしたら現在の爆破テロへの関与があるのかもしれません。リアムとの関係は確かに怪しく見えます。
次回予告より
次回は第19話「将来の選択」。サイモンとウィルが映ってない・・・まあ、もちろん予告が全てじゃないんですけど。
シェルビーちゃん再登場
アレックスとシェルビーが協力して捜査しているようなシーンがありました。次回からは本格的に動きがありそう。シェルビーは銃を構えていましたが、確か家業に戻ったはずなのであれは私物?
アレックスも事務職なのに銃は持たされているようですが、まあここは突っ込みどころではないのかもしれません。でもシェルビーがいても・・・というのはあるんですが、もう残り少ないんだし。アカデミー入学当初はかなりいいセン行っていただけに、頼むからここで「まさかの大逆転」的な活躍を見せてくれい!と。「天才的な射撃の技術」だって演習で1回見せただけだったし。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第17話 裏切りの連鎖
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第17話「裏切りの連鎖」の感想です。
★★★★★
アカデミーは相変わらずどうでもいいですけど、「現在」はある程度の動きがあり、面白いです。もうアカデミーはこの次ぐらいで終わりにしちゃって、あとは全部「現在」でお願いしたいところ。
ただし、アカデミーがどうでもいいとは言っても、現在につながる大事な部分があるかもしれないので、一応は見ておかないとダメですね。
現在の流れ
1 ボイスが身柄引き渡しを要求した人物はウィル・オルセン
2 サイモンとアレックスはウィル・オルセンを連れ出すことに成功
3 ボイスにウィル引き渡し成功
4 同時にサイモンも要求され、サイモンは用意された車へ
サイモン離脱
アカデミーも含めて今回のメインイベントはここです。
まさかのサイモン離脱で、またアレックスはひとりぼっちに。アレックスがサイモンの協力を得て真犯人に迫るという流れで行くものだと思っていたんですが、まったく違う方向へ行きました。ケイレブ同様に数少ない魅力的なキャラクターだっただけにこれは残念。
真犯人が身柄を要求した「CIAに拘束されている人物」はまさかのアンドロイド先輩、ウィル・オルセン。この人を含め、ドリューとアイリスはてっきりアカデミー要員だと思っていたんですが、意外や意外。
それはともかくとして、引き渡し場所で真犯人ボイスはウィルだけでなく、サイモンの身柄も要求。予想できていたのか、ハラをくくったのか、驚く様子も無く車に向かうサイモン。
ここはボイスが要求した人物や、運転手の正体よりもはるかに衝撃的な展開でした。アレックスと同じく「あなただけは失いたくない」って思いましたね。サイモンがいなくなると、つまらなくなるんです。これで退場とは決まったわけではないんでしょうけど、私の希望は謎の解明と真犯人追究の立場で活躍してほしかった。
まだ真犯人がサイモンとウィルをどう扱うのかがわからないので、「もう戻って来ない」わけではないんですが、では「また戻って来る」可能性が高いかといえば、戻って来ない可能性のほうが高いように思います。と、悲観的になってもしょうがないんですが。
でもこれ、最初からサイモンがからんでいるとすれば?
ライアンの服に盗聴器を忍ばせ、CIAに拘束されているオルセンを隠れ家に連れて来ることに成功。アレックスを利用してウィルを脱出させ、ボイスに引き渡す。すべてはサイモンの思惑通りにも見えます。
音声の復元だって途中であきらめたのか、結局出来ていないし、大学のラボから盗み出したと思われるものも特定できず。「拘束されている人物」を犯人に引き渡すと提案したのもサイモンだし。
裏切りの連鎖
犯人が何故サイモンの身柄まで要求したのか。タイトルは「裏切りの連鎖」ですから、これってサイモンのこと?ではないと思いますが。裏切りって、信頼があってのことだからと考えるとちょっとイヤな感じではあります。
シェルビーはもともと、アレックスに逆ギレ決別宣言をしているし、信頼関係は崩壊しているので、「裏切り」とは違うようにも思えます。
ウィルは、「現在」では始めて出て来たので、仮にボイス側であったにせよ、これも「裏切り」とは言えないはず。
「連鎖」が気になります。アカデミーとの関連は今回はなかったし。連鎖っていうからには、仮にシェルビーの行為を「裏切り」としても1人だとすると「連鎖」にはならないわけでして。終わりに向かってますます混沌としてきました。
あの後、車の中で困惑するウィルをよそにシェルビーと「うまく行った」なんてことがないようにお願いします。ない!絶対にない!と思いたい。多分サイモンなら何かをつかんでアレックスに連絡を入れるはず。
アレックス最後の任務「ウィルの引き渡し」にサイモンが関わっていないとすれば、ここまでサイモンに手を出さずにいたボイスの意図が不明です。やろうと思えばいつでも出来たはず。
アレックス一人だと今回の任務は無理だと判断し、あえてサイモンには手を出さないでいたのかもしれませんが、それにしても・・・任務が終わった時点でサイモンだけを始末することは、ボイスには難しくはないはず。アレックスに協力したナタリーは爆死でサイモンとハンナが無事ってのも謎。
だいたい任務完了の時点でアレックスは始末されてもおかしくないんですが、これは今度こそアレックスを真犯人に仕立て上げるためなのかが、わからない。もう後半ですから、おぼろげながら犯人の意図が見えてもいいはずなんですけどね。
ウィルにはそれなりの考えがあるようなので、そこに期待しています。軍事コードを盗み出した理由は「第3次世界大戦を防ぐ」ためと言っていましたが、詳細は一切不明。二人ともここには突っ込んでいません。
アカデミーお笑い担当だと思っていたウィル・オルセンが予想をくつがえし、今回はカッコいいところを見せてくれたのが意外でした。
ミランダの気になる一言
第3話ぐらいで、ミランダがアレックスの母シータに「FBIは全力でアレックスを潰そうとしている!」と言うシーンがありました。これってFBIが組織ぐるみで関わっているってことですよね。
オルセンがCIAに拘束されているってことは、アカデミーを出たばかりの新人捜査官にはつかめるはずがないし、だいたい研修中にテロの準備なんて出来るわけがない。末端の実行犯とか共犯なら別ですが。
となると怪しいのは、それなりの地位にいる人。真っ黒リアムとかクレイトン(合掌)とか。あるいはミランダだってまったく知らないなんてことはないはず。シータとの会話でもテロ計画はともかく、その後の陰謀はつかんでいたからアレックスを逃がしたんでしょうから。
出たーっ!壊れまくりのシェルビーちゃん
前回予告で、ものすごく気になった運転手がシェルビーちゃんだったので、脱力・・・未だに行方のわからないケイレブや死んだはずのナタリーではなくて良かったとは思いましたが、まったく予想できませんでした。
以前の話では指令センター爆破以降、家業に戻ったということだったんですが、できれば家業に専念していただきたかった。
この方、今となってはなんでFBIアカデミーに入れたのかさっぱりわからないんですが、この運転手も言いくるめられたか、脅迫されたのか、どっちかでしょう。
あの公聴会での逆ギレ具合からすると、もしかしたらボイスから接触があった時点で「やる!やる!やりまーす!あの女のせいでFBIでのキャリアを台無しにされたんで!」なんて言ってたりして。
テロの首謀者かメンバーってことは、この人の能力からいって考えにくいです。
FBI大丈夫か
これは勘弁してほしいと思っていたんですが、そうなってしまった・・・「ブース主任」ハンナの後任で本当にテロ合同班の主任になるそうですが、こんなんで大丈夫ですか?
- 今回、サイモンにカンタンに発信器を仕込まれて気づかない
- 以前もナタリーに発信器を仕込まれて、アレックスの潜伏先がFBIにバレている
- 財布からナタリーに大事なセキュリティのカードを抜かれても気がつかない
- 逃亡中のアレックスの着信を「オコナー」と表示させ、アレックスを助けていたことがバレる
- FBI本部から機密書類を持ち出すが、リアムに見られている
- ナタリーに関するファイルを取り寄せるが、カンタンにバレる
とてもFBI特別捜査官とは思えないほどスキだらけ。
それに、あれだけやらかしたリアムが「暫定副長官」とは以前にも書きましたがありえません。絶対裏があるはず!
真犯人であってほしくない3人
単なる好き嫌いの話ですが、サイモン、ケイレブ、ハンナにだけは真犯人であってほしくない!というのが私の希望。無駄に都合良く考えれば
サイモン・・・鹿一頭撃ち殺せない男がテロリストのわけがない。記念のメダルみたいなものをアレックスに預けたのがウソのわけがない。
ケイレブ・・・父親と元彼女との不倫を知り涙ぐんだり、親友をカルトから救おうとしているような男がテロリストのわけがない。
ハンナ・・・アレックスにいらんことまでカミングアウトしてしまうところがなんか好き。ライアンにあれだけ気を使える女がテロリストのわけがない。
以上。この3名以外でしたら誰でも真犯人OK!
●リアム主犯、ミランダ共犯
●クレアとクレイトン主犯。共犯でリアム、ミランダ、ライアン
●シェルビー一族の犯行
などなど、どんなパターンでもどんと来い!ですよ。ただし後半になって来てポッと出て来たのが真犯人ってのはやめてください。
アカデミーの動き
大した事やりません。こっちに時間をかけるのであれば、なるべく「現在」を進めてほしいものです。期待するのは、ケイレブの代わりにカルトに潜入しようとしているウィルの活躍ですが、ここは進展がありませんでした。
アレックさんの無節操さにあきれる
サスペンスなんだからそんなのいらん!と思ってはいるんですが、相変わらず研修中に唐突におっぱじまるアレックスとドリューのラブシーン。ドリューがアレックスに好意を持っていることは誰の目にも明らかだったんですが、まさか研修中におっぱじめるとは・・・アメリカの方って、もしかして「いついかなる時も」コンドーさんを持ち歩いているんでしょうか。
いや、研修中なんだし。アレほど張り切って「勝つ」って言ってなかったっけ?おっぱじめる時間と体力があるならさっさと服を乾かして、歩け!
ドリューにしても、立派な社会人なのに、中学生のようなことをタラタラと・・・なのに下半身だけはしっかり大人。
ライアン、リアムと来て次はドリュー・・・無駄なBGMの陳腐さも手伝ってやたらとチープに見えてしまいます。
ライアンに肩入れするつもりはありませんが、少なくともドリューとチームを組ませないように小細工をするとはとても思えないし、実際にそうでした。それなのに、ライアンが関わってくるだの、自意識過剰なアレックスさん・・・
今回、シェルビーが「実は生きていた両親」と再会を果たしますが、この件でもアレックスとシェルビーの間でモメ事が起きることは、割と早い回で明らかになっているので、予想すると何だか面倒。
アレは「アレックスが両親の秘密を守らなかった」という会話だけで視聴者は理解していますんで、できれば無駄な人間ドラマは避けていただければと思います。
もう、アカデミーはアレックスとシェルビーの壊れ合戦だと思えば楽しめるのかもしれませんが、やっぱり無駄な人間関係のもつれや恋愛ごっこはいりません。アメリカの方はこれで満足なさっているんでしょうか。わかりませんけど。
アレックスがんばれ!とかシェルビー可哀想!って思って視聴してるってことはないですよね。というか、これよくFBI、特にアカデミーに怒られないなと。
黒過ぎシェルビーが腹黒両親と再会
ミランダとチャーリーの関係もそうですが、本筋の爆破テロの真犯人との関係性が見えないというか、なさそう。いやわかりませんが。もしかしたらあるかもしれないんですが・・・関連が無さそうに思えばどうしても興味が持てないんです。
両親は怪しい雰囲気だし、結局シェルビーからカネを引き出す目的だったことを見抜いたケイレブ君がさすがというべきか。
それにケイレブとアレックスに説得されて両親と再会したという形にはなっていますが、その前にパソコンで「パパ、ママへ」とメールで連絡をとっているようなシーンがありました。その場にケイレブが来たからあわてて、パソコンを閉じましたが。
てことは、一家で偽装工作?可哀想なのは本気で心配しているケイレブ。
次回予告より
アカデミーを去ったミランダはクレイトン(合掌)にリアムが研修生と寝た証拠!とかなんとか報告している様子。でも、リアムとハグしているような場面もあり、ええとこの辺どうでもいいです。夫婦漫才はいりません。
公式サイトでは、リアムとミランダは「元夫婦」ってなってますが、第1話の会話ではそう思えるような部分は全くありません。「あなたとは、恋人でも相棒でもない。上司よ」とハッキリとミランダはリアムに言っています。
ケイレブ登場?
クレア・ハースとアレックスが接触。その後ようやくケイレブが登場。かなりワケありな様子ではあるんですが。
アレックスがHIGに拘束された時は、無実の証拠集めに中心的な役割を果たしたので、是非ともそのような役柄での登場を期待します。
X-ファイル シーズン7 第10-11話 存在と時間 Part 1-2
長年引っ張ってきたモルダーの妹、サマンサについて決着がつくエピソードです。
視聴者の不満をヨソに(少なくとも私はそうでした)、一人納得し自分の中で完全決着をつけるモルダーさんでした。
★★★★★
しょっぱい脚本書きやがって!くぉーんのやろう!
モルダーと妹のサマンサの再会をどこかで期待していた私には、どうにもこうにも・・・え?これで終わり?って
時にはサマンサのクローンで7シーズンも引っ張って来た割には、Part1で初めて出て来た自称「心霊捜査官」ハロルド(「羊達の沈黙に出てた病院の博士。最後はレクターに狙われる)が、重要な役割を担うというのも、何だかなあというのもあるし、何よりも「死亡確定」がダメです。
サマンサ失踪後、同じ場所で過ごしたスペンダーなんてその後は、FBI捜査官にまでなっているのに、サマンサちゃんは死亡ですか?
こんな結末、誰が納得するんだよ!
と、まあもう終わってしまったものに文句を言ってもしょうがないんだけど。
ひとまず、サマンサ問題はこれで終わらせておこう感がありありと・・・・・単純に言ってX-ファイルのエンディングはサマンサとの再会じゃあダメなの?ってしつこく思います。だいたいサマンサ失踪がなければモルダーはFBIに入ることもなかったんですから。
それを他の誘拐事件と一緒に片付けられてもなあと。Part1のいみありげな「サンタの北極村」は?アンバーリンはそこのビデオに映ってはいたものの、そこでアンバーリン、ハロルドの息子、サマンサの失踪が解決したわけでもなく。
モルダーが一人で納得しちゃって、息子が行方不明のままのハロルドは土壇場にきてうろたえて気の毒だし、アンバーリンの両親だって気の毒過ぎ。それに、アンバーリンの母親はPart1で脅迫状を書いてたけど、アレは一体?これは刑務所に服役中のキャシーリーも同じことをやっていたので、何かの共通点があったのかもしれませんが。
と、ごちゃごちゃと書きましたがようするに私は、サマンサ死亡が納得いかないという、ただそれだけなんです。
やっつけと言えば悪いんですが、何故唐突とも言えるような幕引きをする必要があったのか。単純に考えて、X-ファイルの結末はモルダーとサマンサの結末で何か不都合でもあんの?というところですね。
X-ファイル シーズン7 第10話 オリソン
シーズン2「フェチシズム」の続編。刑務所にいたドニーが脱走に成功し、犯罪を重ねたあげく再度スカリーを襲撃するというお話。
★★★★★
S2「フェチシズム」って好評なのかどうかわかりまんせんが、良かったとしたら続編がつくられたのか、それとも単にシーズン7がネタ切れだったのか。わかりませんがこの手のエピソードは苦手です。私はまったくダメでした。
犯人のドニーは女性を殺害し、指を切り落とすという設定が全く受け入れられません。いくらドラマとは言えどもゾワっとする感じがどうにもこうにも受け入れがたい。
美しい顔に鼻血はヤメロ!
スカリーさんの美しい顔に鼻血。これも受け入れ難い。なーんであんな美しい顔にスタッフは鼻血を出させたがるのかがわかりません。ま、これは枝葉末節かもしれませんが。
鼻血はこれだけじゃなくて、他エピソードでも見たことがあります。泡風呂スカリーなら何度見てもいいんですが、鼻血スカリーは見ても気持ちのいいものでははありません。
スカリー危機一発系はこれだけじゃあないんですが、どれもこれも苦手。痛々しいんですね。これがモルダーだと「そこそこ」安心して見ていられるんです。きっと自分で何とかするだろうって。
スカリーの場合は、どうしてもモルダーさんの救出頼みの設定になってしまいます。その分、モルダーがカッコよく見えるというのはありますが。
神父弱い
服役していたドニーを脱走させたのはオリソン神父の集団催眠によるもの。理由は「ワシがドニーを裁く!」ドニーの犯罪を考えたら終身刑は納得できない。でも刑務所に居れば手出しはできないので脱走させたというものですが(うろ覚えなので間違っていたらすいません)。
随分と武闘派な神父さんですが、あれだけの能力を持っていたら、わざわざ脱走させて射殺せずとも刑務所内で何とかできそうな気もします。もくろみ通り脱走したドニーの拘束には成功しますが、イザという時になぜか逆襲されてあっさり殺害。弱い・・・
コールガール強い
脱走出来て、早速楽しもう!と思ったのかどうか。部屋にコールガールを呼ぶドニー。でも不穏な空気を感じたおねーさんは、何かその辺にあったものでドニーを殴りつけ、二度目の攻撃で完全KO!オリソン神父より強い!
しかも裸にタオル1枚まいただけの姿ですからね。当然片手はタオルを抑えている訳でして、片手で悪魔を完全KOしたことになります。
悪魔弱過ぎる
最後、スカリーに悪魔もどきのドニーは射殺されます。悪魔だとしたら弱過ぎる・・・シーズン6にも保安官に撃たれて重傷を負う悪魔がいましたが。
悪魔だったのか、悪魔的な人間だったのか。多分後者でしょうけど、そうであれば拘束されていたにもかかわらず一瞬で神父を倒した技は何なのか?あの時の悪魔そのものの顔は?
前作シーズン2の「フェチズム」が楽しめなかった私は、今回も楽しめませんでした。殺人事件はどうしても多くなりますが、人体を切り刻むというところで、どうにもこうにもダメです。