クワンティコ FBIアカデミーの真実 第16話 黒幕の狙い

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第16話「黒幕の狙い」の感想です。

★★★★★

「現在」は真犯人につながるような動きはないものの、緊迫感もあって面白いです。でもアカデミーは相変わらず「コレ、いる?」感が否めません。最大の関心事はやっぱり単純明快に真犯人は誰なの?ということですから。

アカデミーではそこそこ動きがありますが、それが「現在」のテロの真犯人とどうつながるのか、さっぱり見えないし、どう見てもつながるとは思えないこともあるので、「そっちはいいから、さっさと真犯人探しに行こうや」となります。

現在の流れ

ハンナがアレックスの話を信用して、協力して犯人探しというところで、なかなか面白かったと思います。

真犯人にメールしようとしたり、脅迫電話にアレックスの代わりに出て、堂々と自分の名前を名乗ったり、ハンナはライアンよりもずっと男前でありました。

ただし、あまりにもアレックスと関係改善しすぎ。クレアのクスリをアレックスに代わりすり替えたばかりか(前回)、クレアの警備に自分と、今は事務職のアレックスがつけるよう手配。

さらには、「一緒に組んだ女性捜査官に恋した」ことまで警備中にアレックスに告白・・・ハンナさんっ!そんなにアレックスと仲良くすると退場させられるよ!と思いましたが、私の心の声も虚しくその通りになってしまいました。

ナタリーの例でもわかるように、今まで対立していたのに急激に「主人公に理解を示し、理解者になる」のは退場フラグでもあるようです。

ただし停職処分。ハンナは貴重な「好きになれそうなキャラクター」なので、死亡とか解雇じゃなくてヨシとしましょう。まあただ、これから先登場機会があるかと言えば・・・ないかもしれません。テロ合同捜査班の主任が停職ってことは、まさかあの能無し副主任が昇格ってことはないですよね。

ハンナの退場は残念でした。

あのー、なんでライアンとかニマとかリアムには言わないの?

ずっと疑問でしたがようやく解決。どっかで見落としていたと思うんですが、アレックスは「誰かがこのことを知れば殺す」と真犯人に脅迫されていたことが、ハンナの会話で明らかになりました。

なんとなくそうだろうな、とは思いましたが、そんな場面を覚えていないのでどうにも腑に落ちない点ではありましたが。

サイモンとハンナは、ナタリー爆死もアレックスが脅迫されていることも知ってしまったので、つまりハンナの言うように彼らを「盾にした」ことになります。

ハンナは一連の流れの中でということなんでしょうけど、サイモンは・・・「無実だと信じられるのはサイモンだけ!」とカナダ国境近くまで出向いて、世捨て人的生活を送るサイモンを再び引っ張り出して来ています。

これって・・・サイモンは狙われてもいいけどライアンは本命だからダメ。ってこと?本命ライアンのことは無実って信じてないの?よく理解できませんが、だとしたらアレックスって根性悪くない?と思わざるを得ません。

クレア・ハース怪しい?

今回、狙われたように見えるクレア・ハース。前回の「クスリのすり替え」ですが、(中身はともかくとして)日常的に使っているクスリのボトルを把握しているのは、秘書のアマンダとかごく限られた身内(ケイレブも含め)ぐらいしかいないのではないかと書いたんですが、もっと確実なのは、クレア・ハース本人

「あの日」クワンティコにいたそうだし。でも、クレアがクワンティコにいたと言われても(真犯人)、そんな後付け情報をもらったところで、視聴者は知らないわけですからね。

ここに来て、いきなりクレアかよっていうのもあるので、クレアさんは除外。

ケイレブ、登場せず

指令センターの爆破テロ以降、「現在」では登場していないケイレブですが、今回も登場しません。

何をやっているんでしょうね。クレアだけが居場所を知ってるようですが、アレックスの無実を証明する一連の流れでは中心的な役割を果たしているし、ハンナ、サイモンとともに私の中では「真犯人であってほしくない人。厳選3名」なので、来週にでもそのお姿を拝見したいものです。

ライアン、アレックスを疑う

少し前で画期的に関係改善したはずなのに、今回のイベントで「暴いてやる」とか「逮捕する」とかアレックスに息巻くライアン。面倒くさいし、この際、邪魔!真犯人が捕まるまで大人しくしてて。

以前にニマがライアンのことを「何があっても代わらずあなたを信じている人」だか何だか言っていたんですが、そうかあ?って。割とこのヒトはコロコロと変わるような印象があります。

アカデミーの動き

「勝ち目のない演習」はそこそこ楽しめましたが、まあやっぱり「アカデミーはもういいから、真犯人探しに行こうや」というのが率直な感想です。

ミランダがアカデミーを去ったり、ライアンが教官としてアカデミーに復帰しそうな動きもありました。

ライアンの復帰はリアムが依頼していましたが、何か怪しいようにも見えました。潜入捜査中というのもあるのかもしれませんが、アカデミーの教官ならもっと堂々とやればいいのに、夜に人気のないところで、何やらごちゃごちゃと。

私の中では、リアム真っ黒。ライアンはグレー。この二人がテロに関わっていたとすれば、私としては万々歳の大円団。そうあってほしい。

ブース捜査官は今の仕事を全うしてください

もし復帰したら、アレックスと「アカデミーでのことを謝りたかった」(第2話ぐらい)なんて会話があったので、またテロとは何の関係もないところで、アレックスとライアンのどうでもいいモメ事があるのかと思えば、ちょっとゲンナリ。

今回「くたばれ」なんて言ってましたけど、ドリューとアレックスはいい感じにも見えるので、その場面を見てしまう、アレックスに決別宣言されたライアン先生・・・ああ、なんだか想像しただけで早送りですっ飛ばしてしまいそう。今は潜入捜査中なんだから、そっち、がんばってください!

マークレイモンドとアンドロイド先輩

アカデミーで一番印象に残ったのはここでした。ケイレブがマーク・レイモンドに成り済ましていた理由がようやく判明。このことをしつこくかぎ回っていたアンドロイド先輩の悲しい過去も明らかになりました。

このアンドロイド先輩、意外といいかもしれませんね。前回もシェルビー救出に志願したし。

先輩が別人になりすましたケイレブとの会話の場面ではクワンティコでは初めて吹きそうになりました。

アンドロイド先輩は本当に、カルト教団から逃げ遅れたケイレブの友達を救出できるのか。番組開始当初より圧倒的に面白くなくなってしまったアカデミーですが、これは注目したいところ。

次回予告より

次回は第17話「裏切りの連鎖」。次回からようやくそこそこの動きがありそうです。真犯人は「誰か」を連れて来るようにアレックスに要求したようで、待ち合わせ場所にいたのは、アレックスとサイモンともう一人。金髪の男性のように見えたのであれはケイレブ?・・・のわけないか。所在不明なんだから。

そしてその人物の引き取りに来た運転手は、アレックスの驚いた表情から、知っている人物であることは間違いなさそう。まさかの爆死したはずのナタリー?

爆死したナタリーの生死を確認しているシーンはありませんでしたが、確かに「目の前でバラバラになった」と言っていたので、これはナシとして、じゃあライアン?いや、ここでケイレブ?

否。私はここで、あえて第1話で自殺した(ように見える)エリック君をあげておきたい。だいたい厳密に管理されているはずの実弾入りの銃をアカデミーに入って1日か2日ぐらいのエリックが持ち込めたのはおかしい。他の人は「使えない赤い銃」を腰に装備しているんだから。

それに現場に駆けつけたリアムとライアンのクロとグレーコンビは無駄に手間取り過ぎ。ドアが開かないようにするわけでもなく、エリックは単に入り口の前に机を置いただけなんですから。

それと運転手候補としてもう一人が、ヒメネス捜査官
第1話に出て来て、爆破現場に倒れているアレックスを都合よく発見。

尋問では、「長引かせろ」というメモを受け取ったり、リアムと「彼女は気づき始めている」とか怪しさ満載の会話をしていました。もし、運転手がヒメネスだったら黒幕はリアムに確定するはず。

クワンティコ FBIアカデミーの真実 第15話 憎悪と偏見

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第15話「憎悪と偏見」の感想です。

★★★★★

「過去」ではFBIアカデミーが襲撃されました。これが現在の爆破テロとどう結びつくのかは、わかりません。「現在」のお話を先に進めてほしいとは思うんですが、さっぱり・・・

「現在」では頼みのサイモンが手助けをしているにもかかわらず、アレックスが前回言った犯人の「弱点」はまだつかめておらず、またちょっとイヤな予感もあるし、驚くほど進展はありません。

今回はアカデミーがメインってことなのかもしれませんが、それと「現在」がつながるような流れはなかったように思います。

今回のポイント

前回はサイモンが協力者になりましたが、今回は意外や意外。「アレックス大嫌い」なハンナさんがアレックスに協力しそうな場面でおしまい。意外なところでこれは良かったです。

大きな展開がない中ではこれが一番でしょう。ハンナはテロ合同捜査班の主任ですから、もし協力が得られれば、大きな進展になりそう(副主任は元夫のライアン。どう見てもハンナのほうが優秀に見えてしまう)。

レックス、根性悪いかも

真犯人からの電話を録音して、通常の音声に復元しようとサイモンが頑張っていますが、「まだ出来ていない」ことに、アレックスはキレ気味。サイモンを責めているように見えますが、これが結構な驚きです。

いや、そこ・・・キレるところじゃないよね?アンタが頼みこんだはず。なのに何でキレてるの?

前からちょっと気になっていたんですが、アレックスさんって割と根性悪いかも。悪いというよりも自己中心的過ぎるというか。

以前は指令センターでモニターを見るケイレブの気をそらすために「車を盗むとか、火災報知器をならすとか、何とかして!」とサイモンに無茶ぶりすぎるシーンがあったし。

まあ完全に壊れてしまっているシェルビーよりはマシですが、たまにその自己中の片鱗を見せることがあり、少し引きます。

サイモンがあぶない?

その一連の会話の中でちょっと嫌な部分がありました。私の思い違いであってほしいんだけど。

「生き残った方が勝ちってことだね」(サイモン)
「冗談は勘弁して」(アレックス)
「いや、本当だ」(サイモン)

これから出勤するアレックスは少し驚いたような表情を見せるんですが・・・コレがサイモンの死亡フラグでないことを願います。いやほんと。

「指示に従わなければ、仲間を殺す」と真犯人は言っています。てことは・・・今一番アレックスの身近にいて協力しているのは、サイモン。まさに「仲間」意外のなにものでもありません。

最初の犠牲者のナタリーもそうでした。今回はとりあえず意外な形で真犯人の指示に従ったことにはなりましたが、次になんかやらかせば狙われるのはサイモンになりそう。あるいは、協力するであろうハンナとか。

退場させたいのであれば、他にリアムとかシェルビーとか揃ってますので、サイモンだけは勘弁してほしい。同期じゃないですが、ハンナも避けたい。ケイレブもダメです。双子もダメ。

ケイレブが行方不明

前回、アレックスが「ケイレブは音信不通」って言ってたんですが、行方不明のようです。ただし、「息子の行方は誰も知らない。知っているのはこの私だけ(ケイレブ母のクレア・ハース上院議員)」

音信不通っていうから、以前のサンディエゴに戻って同期とは連絡を取っていないだけと思っていたんですが、違いました。クレイトンの殉職が尾を引いていて、どこかでメンタルのケアでもさせている。とかそんな感じでしょうか。

レックスの任務

レックスの今回の「任務」はクレア・ハース上院議員のバックに入っているクスリのボトルを犯人が送って来たものと入れ替えること。

クレアが使っているクスリを知っているのは、例えば秘書のアマンダとか、あとは身内とか。もう本当に限られているはずです。フタに追跡装置がついているだけで、見た目は変わらない同じものを送ってくるということは、日常的にクレアのそばにいるケイレブ?のわけない・・・わかりません。クレアをターゲットにした時点でもしかしたらカンタンにわかるようなことかもしれないし。

アカデミーの動き

最初に書いたように、FBIアカデミーがテロ集団に襲撃されてドンパチ。12人もテロリストがいるのに割と短時間で制圧したのは、救出チームが優秀なのか、単なるやっつけなのか。

これに関してミランダの息子、チャーリーが絡んでいますが、「現在」の爆破テロの真犯人と何か繋がるかと言えば、まるで関連性がないように思います。

それなりに面白くはあるんですが、現在と関連づけられる何かが感じられないため、どうも「いや、それはもうわかったから、先に進みましょうや」という感想になってしまうんです。

チャーリーは最後撃たれます。狙撃を恐れたミランダの弾は肩に当たりましたが、その直後の狙撃班の銃弾は心臓を貫いたとしか見えません。

ドリュー、もっと言ったれや

リアムに退学と言われた、アメフト先輩ドリューですが、どうやら正式には退学になってなかった様子。まさかほんの数回の出演で退学ってこともないでしょう。

このドリューさん、サイモンが退学になったあとではこの人に期待するしかないと思っていて、注目しています。前回の件は確かに幼稚だったかもしれないけど、理解できないこともない。リアムをかばうようなアレックスの発言のほうがよっぽど理解できません。

襲撃事件の最中にリアムとの口論で「教え子と寝た奴がよく言うよ」とぶっかましてましたが、もっと言ったれ!と思いましたね。まあ、結果ドリューに命を救われたリアムとの握手は良かったですけど。

でもあの距離で、ライフルでもなく拳銃で一発でテロリストを仕留めるドリューは、射撃の腕前で言えば、サイモンやアレックスよりも優秀ですね。

レックスさんとリアムの関係って

一時的に男女の関係になってしまったアレックスとリアムですが、
「あれは過ち」(アレックス)
「わかった・・・もう口にしない」(リアム)
という会話が以前にあったんですが、まだ続いているような感じでしょうか。なんか前回の新品ライフル事件は「私だから聞ける」的なところがとってもチープで勘弁してほしい。

アカデミーが劇的につまらなくなったのは、サイモンが去ったこともありますが、リアムとアレックスのチープ感満載の関係にもあるのではないかと思っています。

レックスはリアムのどこがいいのかさっぱりわかりません。今回だって銃を携え「仕事をしてくる」とカッコつけて出て行ったにもかかわらず、何の役にも立たないばかりか、退学を宣告したドリューに命を救われるという、ダメっぷり。

今回、ライアンとアレックスが決別するシーンがありましたが・・・リアムとの関係も影響しているのかどうか。

どうでもいいんですけど、さすがにこれはライアンが可哀想。以前もリアムの構ってちゃんアル中詐欺にカンタンにアレックスがひっかかった時もそうでした。

ま、基本的にサスペンスなんですから、ロマンスなんかいらない!というのが私の考えなんですが、どうもこのチープな関係がアカデミー時代をつまらなくしているように思います。

あとアネアネ詐欺に決着がついて、シェルビーの両親が生きていたりとかありましたが、「だからどうした?」と。シェルビーよりもアネアネ詐欺実行犯、サマルのほうが誠実そうでした。

人のことなんかほっとけや

シェルビーが教室を飛び出すきっかけを作った、アンドロイド先輩と、ホームベース顔。ホームペースがどや顔でケイレブに「子供にできないことをしてやった」だの「そもそもの原因を作ったのはあなた」だの責任のがれのような、わけのわかんないことをぶちかましまくり。

でも、人の部屋に侵入して、書類を盗んでるよね?

アカデミーがつまらなくなったのは、この人達の登場の影響もあります。

次回予告より

次回は第16話「黒幕の狙い」。どうやらハンナとアレックスが協力するようです。

私の中では黒幕と言えばリアム。捜査官として、テロを防げなかったり新品ライフルを武装強盗団に売ってしまったりと失態の数々。新人捜査官アレックスも逮捕できなかったし。教官としても研修生に手を出すというダメっぷり。であれば、残る存在意義としては「黒幕」しかないんです。

ここが、同じく魅力を感じないキャラでもアレックスを逃がすという見事な「一発芸」を見せたミランダとの違い。

第1話でもう完全に答が出ているようにも思うんですが、そんなこともないんでしょうかね。当然ヒメネス捜査官もグル。

指令センターに爆弾を仕掛けるなんて、新人捜査官がうろちょろやったところで無理だろうし、アカデミーのアレックス指紋事件だって、研修生には無理だと思うんです。

あまりにもわかりやす過ぎる黒幕だとは思いますが。

クワンティコ FBIアカデミーの真実 第14話 答えを求めて

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第14話「答えを求めて」の感想です。

★★★★★

答を求めて・・・求められませんでした!話はあんまり進展を見せません。

アカデミーでは大したことやらないのに、長め。まあ「FBIアカデミーの真実」ですから、ここに大事なポイントが隠されているのかもしれません。

とは言っても、アカデミーは以前に比べると劇的につまらなくなりました。

今回のポイント

ナタリーの生死の扱いが不明なことと、サイモンの協力が得られたこと。

サイモンの協力が得られたのは大きいです。ライアンよりも頼りになるし、同期の中では一番キャラが立っています。この人を退学させちゃうからアカデミーがつまんなくなったんじゃないの?と思う事もあります。

ナタリーは死んだの?

前回で爆死したように思えるナタリーでしたが、次の朝、FBIにメールで休職の連絡を入れていることが判明。これが何を意味するのか。真犯人の偽装?とも思えましたが、そんな面倒なことをする理由がわからない。

ナタリーから休職願いがあったことをニマから聞いたアレックスですが、(ここではヴァスケスと呼んでいた)驚いたことにあまり動揺しているようには見えません。何でしょうね、コレって。単に私が何か重要なことを見逃しているのかも知れませんが。

カナダの国境近くまで協力要請に行ったサイモンにははっきりと「目の前でバラバラに吹き飛ばされた!」と言っているのに、ナタリー爆死の事実をライアンやニマには言いません。何故?彼らを危険にさらしたくないから?

レックスとハグした時に穏やかな表情を見せたアカデミーの去り方を見ても、私にはナタリー完全退場のように思えるんですが、違う可能性もあるのかもしれません。でも逃げ遅れたどころか、直撃しているようにしか見えないんですけどね。

ナタリーが生きているとすると

仮に偽装だとすると・・・前回の「写真」だけは少し納得できます。ナタリー爆死→ライアンの元に駆け込む。これを予想できたのは、リアムだと思いますが、ナタリーもできるはず。アレックスは全力で突っ走ったので追いつけるかどうかは別ですが、でもここはそもそも突っ込むところではないのかもしれません。

ナタリーが真犯人だとすると、休職している間に、あれやこれやと次のテロの準備とか?でもアレックスに対してだけ死を偽装。FBIにはちゃんと連絡。そんなカンタンにバレるようなことをするわけがないし。

ナタリーが見た通りに爆死していたとしても、次の日の朝の「休職願いのメール」の意味はやっぱり不明。もしかして連絡が来たっていうのはミランダ婆のウソ?ってことはなさそうだけど。

それにしても、今日は風邪で熱があるから休む。というのとは違うんだから、ミランダ婆はちゃんと電話で確認してみろよって思うんですけどねえ。ライアンやニマに確認するんじゃなくて。それともFBIってメールで休職願いを出して、それが通ってしまうような組織なんでしょうか。

ライアンにしても「一応友達」なんて言ってないで仮にも元恋人なんだから、電話するとか何とかしないと。ニマだって同期なんだし、イライアス転落のあの現場にいたわけだから。

というように、誰もが「ナタリー休職願い」にあまり関心がないようです。

この辺は、次回サイモン君に期待するしかありません。ナタリー爆死の事実を知っているのはアレックスとサイモンだけですから。

サイモンの協力

カナダ国境近くまでサイモンに会いに行き協力を要請。一度はサイモンに銃を向けられますが、最後アレックスの家をサイモンが訪ねて来て「僕はいつでも味方だ」となりました。

最後、アレックスの部屋を訪ねて来たのは誰?で終わりかと思いましたが、サイモンでした。もしかしたらナタリーではないかと思ったんですけど違いました。

「二発目の爆弾」での「もう離していいよ→直後に爆発」が強烈なわだかまりとしてサイモンの心の中にあったんですね。とは言っても・・・爆弾は解除されたのであの言葉しかないはず。

レックスがサイモンを信用する理由って、何でしょう。「絶対に無実だと信じられるのはサイモンだけ」とは言っていましたが、その根拠が今ひとつ不明です。今回出て来たニマや、ライアンよりも信頼がおけるってこと?でもアカデミーでもあまりからむ場面はなかったはず。

今のところ脅迫されていることを教えたのはサイモンだけ。どーもアレックスさんの場合は、信用にプラスして「こいつは使える感」があるような感じもあります。

気になった点は、レックスの寒冷地仕様のメイクが言葉を失うほどひどい・・・歌舞伎役者もびっくりかも。もしかしたら精神的に追い込まれていることを見せるためだったのかもしれません。戻って来てからは普通になっていたので。

もし、私がサイモンなら間違いなく
「アレックス、真犯人がどうこういう前に、まずはキミの濃過ぎるメイクを何とかしてくれないか」ぐらいは言っていたと思います。

 

レックスとサイモンの会話から、双子の妹レイナが実家に戻ったことがわかりました。FBIをやめたってことでしょうか?ミランダ婆発案「FBI史上初!影分身捜査官計画!」はここで、頓挫?(あれだけ性格が違えば、すぐバレそうだけど)

シェルビーは家業に。確かジョージアだったような記憶がありますが、どうでもいいです。ケイレブ母の「全力で潰す」結果なのか、公聴会不倫バレが原因なのかは、わかりません。家業ってことはFBI退職なんでしょうから良かったです。あの状態であれば出て来てもイラつくだけなのでしばらくはメンタルのケアに専念なさってください。

ケイレブが出て来ない

二度目の爆破テロ以降、ケイレブはまだ出て来ていません。音信不通だそうですが、サンディエゴからこの事件の捜査のためNYに異動を申請したはずなので、単に元の勤務地に戻っただけ・・・ではないですよね。だとしたら音信不通になるわけがない。

HIGからアレックスを取戻せないかと、リアムに進言したのもこの人。アレックスの無実の証拠集めでも重要な役割を果たしているので、ちょっと気になります。

ナタリーの言い忘れかもしれないんですが、二度目の爆破テロ以降、ケイレブは首謀者探しには加わっていないもよう。これに何か意味があるのか・・・この人とサイモンだけは真犯人であってほしくないと。ま、私の希望なんですけどね。

まあ、私の中では真犯人はリアムで決まりなんですが、複数犯の可能性も否定はできません。そうじゃないと、この人が出演している意味がない。

アカデミーの動き

ドリュー退学がありましたが、アカデミーはあんまり面白くありません。みんなでリアルマリオカートを楽しんだあとは、仲良く裁判ごっこ。

レックスとリアムの「過ち」を知ったミランダはぶちキレ。辞表を出せって言ったって・・・「現在」では仲良く公聴会で証言してるし、リアムにいたってはまさかの「暫定副長官」。

ケイレブはアンドロイド先輩を脅して、シェルビーはホームベースと対立したり、仲直りしてみたり。

どうもその、「時間をかせぐ」といった印象を受けてしまいます。緊迫感がなく、次に何が起こるのかというような期待感もあんまり感じられません。

ケイレブがアネアネ詐欺のサマルと会ったりして怪しい動きはありますが、基本的には中東系の人は真犯人にはからまないんじゃないかと思っています。そんな設定は多分今のご時世では許されないでしょうから。

レックスさんは結構性悪かもしれない。

アメフト先輩(ドリュー)のために、謎の「シカゴの事件」の詳細をリアムから聞き出したアレックス。「私を信用して」とか言って事実を引き出し、それをペラペラとドリューに教えてしまいます。

これで事実を知り動揺したドリューは、演習でリアムにその事実をぶちまけてしまうんですが、結果として退学処分に。1ヵ月先輩の中では中心的役割を果たしていたようですが、早くも退場ですか。(その後も銃を撃ったり、次回予告でも映っていたようですが)。

こんなことやってたら、この主人公って・・・あんま信用できないという印象を視聴者に与えてしまうような気もします。そもそもが、リアムから聞き出せたのはハース家のパーティ後の「過ち」があったから。ドリューだってリアムとアレックスの関係にうすうす気がついているようだし。FBIでそんな痴話が通用するのかどうか、わかりません。

ま、コレだけじゃないんです。以前のエピソードでもシェルビーに「あなたは友達じゃない。友達だった時も私の両親の秘密を守らなかった」と言われているシーンがありました。

それに対して、あんま悪びれずに「ごめん、でも秘密はもれるもの。そうでしょう?」なんて開き直りとも思えるような発言。シェルビーも納得したような、していないような微妙な表情ではありました。

 

とは言ってもですね、次が気になるドラマであることは間違いありません。

クワンティコ FBIアカデミーの真実 第13話 恐怖の足音

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第13話「恐怖の足音」の感想です。

★★★★★

このドラマの特長でもあるんですが、現在と過去のひんぱんな切り替わり。今回はナタリーが爆弾を巻かれているので、そんな緊迫した流れから、唐突に「お気楽アカデミー」的な場面に切り替わってしまうと、「そんなのいらん!さっさと捜査をすすめろ!爆発したらどうする!」といつも感じる「アカデミーはアカデミーであとでまとめてやってくれればいいよ」感を特に強く感じました。

アレックスの無実が証明され、FBIに復帰できてからは、どうも面白さの質が変わって来たような印象。いい方か悪い方かといえば、残念ながら悪い方です。12話以降はガラっと変わりました。

アレックスに逃亡生活を送らせておけば良かったのに!って言ってもしょうがないですけど、逃亡生活の時は本当に面白かったので今の流れはちょっと残念。

今回のポイント

前回の予告で予想は出来てしまいましたが、ナタリーまさかの殉職。そのせいか、今回はやたらとナタリーが可愛かったり、カッコ良かったりしました。

ただし衝撃的な事件の割には捜査はほぼ進展していません。容疑者候補として、「同期のメンバー」から「アレックスが入学した日にアカデミーにいた人全員」に変わったぐらい。つまり余計ややこしくなってしまった。これで私が真っ黒と予想するリアムも容疑者に入りました。

真犯人の電話の声はケイレブのようにも聞こえますが、いくらでも偽装できるでしょうし、いくら何でもそれだとわかりやす過ぎるので、ここはスルー。他の声も混じっているし、声優さんの都合でしょう。

どうしても気になる!という方は(そんな人いないと思うけど)Dlife公式サイトの見逃し配信で「字幕版」も配信されていますから、オリジナルの英語で確認してみてください。よくわかると思います。

ナタリー殉職

一度はナタリーの身体に巻かれた爆弾の解除に成功はしたんですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。

だけどあれならもしかしたらアレックスが爆死していた可能性もあるとは思うんですが、真犯人は常に監視しているんでしょうね。どっかで。

大人の事情とかがあるのかもしれませんが、これは残念。死ぬ必要あった?ってのが率直な印象です。壊れまくりのシェルビーなんかよりもずっと優秀な捜査官なんでしょうし。

アレックスよりもはるかに冷静なのがちょっと気になりますが、アカデミーの去り方を見ても死亡はほぼ間違いないかと思います。

今までに死亡したのはエリック(第1話)、クレイトン、イライアス。この3人の共通点はDlife公式サイトの「人物紹介」に掲載されていないこと。

アレックス、ライアン、シェルビー、サイモン、ケイレブ、双子、ナタリーミランダ、リアム。この人達が死亡するようなことはないんじゃないかなと、勝手に思っていました。

助けを求めないのは

11話「2発目の爆弾」では、操られていたイライアスに「何故言わなかった。助けられたのに!」と言ったアレックスですが、今回は何故か誰にも言わずにナタリーと二人で捜査をすすめてしまいます。

誰かに言えば監視されていて、問答無用で爆発しちゃうとか?さっさとライアンにでも言ってしまえば良かったのにとは思います。

「ケーサツに話せば人質の命はない」これはもう万国共通の暗黙の了解なんでしょうか。

真犯人はアレックスをどこかで監視しているわけですが、それにしたって今のところアレックスには死なれたら困るはず。だから常にナタリーと行動を共にしていれば、おいそれとは爆発できないと思うんですが、そんなこともないんでしょうか。

全員に真犯人の可能性があるわけで、誰も信用できないのはわかりますが、どうにもこうにも「アレックス無理矢理孤立設定」が気になります。

ナタリー爆死後は、生死の確認もせず錯乱状態でライアンの部屋に駆け込むアレックスですが、ライアンだけはアレックスの中で容疑者から外しているんでしょうね。だから、さっさと話せば良かったのに。ただし、ここでライアンと一緒の画像が真犯人からアレックスの携帯に送られてきます。

あの写真が撮れるのはライアンだけ?

単にライアンとアレックスが一緒の画像ではなく、明らかにライアンの部屋に駆け込んだアレックスとライアンが映っている写真。あの距離で写真を撮れるのは「ライアンがどっかにカメラを仕込んでいた」可能性も考えられるはず。窓側から撮られたようにも見えますが、夜だし、ガラス越しにあんなに鮮明に撮れるのかなって。1,2メートルの距離で撮ったような画像でした。

あらかじめ、アレックスが駆け込んで来ることを予想していて・・・。病院がどうのこうのとかで携帯は操作していたし。ライアンはシロだと思うんですが、どうしてもあの「アレックスに撃たれた」(第1話か第2話)発言が気になります。

事務職とはいえ、アレックスがFBIに復帰できた今、あの発言の真意はわからないのかもしれません。一度「アレはアレックスを助けるためのウソだ!」と言うシーンがあったんですけどね。

いくら何でも元恋人を爆死させられないとは思いますが。

ライアン以外だとすれば、
メール確認/ワーム起動→潜伏場所から脱出→ライアン宅で待ち伏せ。となるんですが、ナタリー爆死後、アレックスがライアン宅に駆け込むのを予想できなきゃいけない。それができそうなのはリアム。

ニマ、以前登場せず

イライアス転落の現場にいた、ニマ(多分)があれ以降まったく登場していません。ちょっと気になります。それとケイレブ。

ハンナさん、テロ合同班の主任に

ライアンの元妻、ハンナがテロ合同捜査班(ナタリーも所属)の主任に就任。初仕事(違うかも)は「嫌いだし、尊敬できない」アレックスを事務職に追いやること。

ライアンの気持ちを利用しやがった!ので嫌っているようですが、それだけで、爆破テロとは関係ないような方ではないかと思います。

アカデミーの動き

アカデミーは大したことやりません。とは言ってもかつての「水中拘束訓練」でのアレックスの何気ない怪我が後で割と重要になってきたりとかはあるんですが。

1ヵ月先輩とも馴染んで、まあまあ面白くはありましたが、メチャメチャ面白い!というほどではないです。

どうしても、「そっちはいいから、現在を進めようや」というのが感想。ひとまず、アメフト男がそこそこいい奴だってのはわかりました。

 

アイリスさんは、申し訳ないんだけどビジュアルでシェルビーと張り合うのは本当にやめたほうがいいと思います。あのシーンはギャグとしか思えません。

それに・・・今回の研修であんなのにひっかかるお兄ちゃんっている?ちょっとアレは痛々しい。

アカデミー時代で面白かったのは、時限爆弾研修の回。ああいう緊迫感のある面白さっていうのは、ここしばらくお目にかかっていません。

双子のレイナ(妹・優秀・古風)に少し怪しい動きがありましたが、多分ミランダの息子のチャーリー関係ではないでしょうか。ニマ(姉・成績悪・現代風)とは違い、少しチャーリーと意気投合していたし。

アメフト男の彼女は数年前にシカゴで銃撃戦に巻き込まれて死亡していたことが、アレックスとの会話で明らかになります。これが謎の「シカゴの一件」なんでしょうか。当時の現場の写真にはリアムが映っていました。

作戦は失敗し、ライアン一人が上司の失敗(リアム)を負わされたってやつ。「おれの失敗はあの時黙っていたことだ!」とライアンがリアムに詰め寄るシーンが以前にありました。本当だとすれば、テロは防げない、民間人を死亡させる、研修生に手を出す。こんなのが教官で大丈夫なの?

アンドロイド先輩は、意味ありげに引き出しの底に全員の写真を貼付けて、チェックをしていましたが、これは単にお得意の分析をしているだけのようです。

助平リアムは、アレックスと「新年の話を」とか言いますけど、「あれは過ちだった」とアレックスに返されているので、まあ一度はそんな関係になってしまったんでしょう。

その場面をばっちりとミランダに見られてたし、別の場面では「研修生に手を出せば大問題 いくら私でも救えない」とクギを刺されていました。でもこの辺どうでもいいです。男女関係のもつれとか・・・アメリカの人は好きなのかもしれないけど基本サスペンスにそんなのはいらん!とは思います。

それにリアムはミランダにお情けで拾ってもらったのに、何やってんだか。
でも、私の中ではリアム黒幕度が80パーセントを超えています。最近はあまり怪しい動きはないんですが、過去は消えるわけもなく怪しさで言えば相変わらずのナンバーワン。

シェルビーちゃん・・・

シェルビーちゃんが壊れまくるのは、ケイレブ父との不倫があったから、とは思ったんですが、そんなことはないんですね。この人の壊れっぷりはアカデミー時代から始まっていたようで。

アネアネ詐欺が爆破テロに関与しているとは思えないので、なんとなく見ていたら、何かケイレブ父に頼んで捜査してもらっていることが、進展を見せずイラついてケイレブに当たり散らしているシーンがありました。

いや、アンタそれ個人的な問題なんだし・・・やってもらえるだけありがたいと思わなきゃって。ビジュアル台無し設定。意図がわかりません。

クワンティコ FBIアカデミーの真実 第12話 ターニングポイント

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第12話「ターニングポイント」の感想です。

★★★★★

何とも微妙な印象ではありました。面白さもターニングポイントでしょうか。

途中少々しょぼい回もあったけど、ここしばらく目が離せない展開になっていたので、この流れには戸惑います。あと、どう考えても理解できないことも。

前回の指令センター爆破という衝撃的な展開から、今回の公聴会までの間の流れを全てすっ飛ばしているので、え?その間どうなったの?みんな何をしてたの?という「置いてけぼり感」があります。

ここに至るまで当然あったであろう、イライアス投身の場にいたサイモンやナタリーは言うまでもなく、ミランダやリアムとの会話とか状況説明がないので、わかりにくいんです。レックスも身分は捜査官に戻っているし

大雑把なところは、アレックスとナタリーの会話でわかるのでまあいいか、とも思いますけど。ここで気になったのが、真犯人探しの捜査にあたったのはナタリーによると「(ナタリー本人)、ライアン、サイモン、シェルビー、双子にFBI」。ここでケイレブが抜けていました。単なるナタリーの言い忘れ?

指令センターの爆破で犠牲になったのは、ケイレブ父のクレイトン・ハース部長と捜査官32人。ケイレブ父の殉職には驚きましたが、サイモンをカンタンに退学にしたミランダが次長に復職。爆破テロで何の成果もあげていない無能リアムが暫定副長官になっていたのはさらに驚き!

暫定とは言っても、副長官といえばスキナーですよ?
時には脅迫され、時には殺されそうになり。それでもモルダーとスカリーを身体を張って守るスキナー副長官ですよ?

謎の「シカゴの一件」でへまやらかして解雇寸前。ミランダのお情けでFBIに残れただけのおっさんリアムごときが、副長官とは片腹痛いわ!

って、何の関係もないんですけど。グレーどころか真っ黒のリアムが副長官って、大丈夫か?FBI。

今回のポイント

レックス、「イライアスは使われただけで首謀者は別にいる説」を公聴会でくつがえす。ここでしょうか。

サイモン、ミランダ、オコナーが公聴会でイライアスの単独による犯行を明確に主張。証拠がみつからなかった、ということなんでしょうが、どうにも腑に落ちません。ミランダやリアムはともかくとして、サイモンがイライアス単独犯行説を認めたのはどうにも納得がいきません。

サイモンは何ヵ月も調べたとは言いますが、その過程が無い。まったく描かれていないので、爆破からいきなり公聴会でイライアス単独犯行を肯定では、なんとも納得しがたいんです。今後少しは明らかになるのかもしれませんけど。

サイモンは脅迫されている?

レックスが公聴会で主張を撤回した後のライアンの理不尽なまでの怒りが不明。

何ヵ月もアレックスのメールも電話もスルーし続けたのに、公聴会のタイミングでわざわざ家にまで来て「黒幕とか、首謀者とか存在しないんだ」とかなんとか。でも公聴会でいざ主張を覆すと、わけわかんない勢いでアレックスを非難。

これが意味不明でした。そんなことよりも、まずはアンタは第1話か2話ぐらいで「レックスに撃たれました」って証言してるけど、アレはどうなった?説明しろ!ヒゲ伸ばしたらまったく似合わないやつ!

サイモンは無言で部屋を出て行き、シェルビーも冷たい反応でフェードアウト。第10話 残酷な真実でも一時的にアレックスは孤立しましたが、どうやっても孤立させたいんでしょうかね。周りで唯一使えそうなのはサイモンがあれでは・・・

その代わりと言っては何ですが、アレックスの身辺警護をFBIから命じられていると思われるナタリーが仕事とはいえ、ちゃんとアレックスに接していました。捜査官としては間違いなく、シェルよりははるかに優秀だと思われます。

離れて行くシェルビーの代わりにアレックスと友情をと思いましたが、どうもそうでもなさそう。

シェルビーはともかくとして、サイモンは脅迫されているとしか思えません。イライアスの単独犯行ではないと思っているけど、脅迫されているので主張も捜査もできない。

レックスが真実を解明してくれるのではないかと、期待していた。なのに公聴会でのまさかの主張撤回。それに続くライアン、サイモンの反応を見ると、そうとしか思えません。

挙動不審なサイモン

サイモンは証言の前に、一度クレア・ハースをチラ見して、それからアレックスを見て、正面に向き直り、イライアス単独犯行説を肯定します。その後クレアは(落胆の表情を見せる)アレックスのほうを見て意味ありげな微笑。

シェルビーを「全力で潰す」と脅したように、サイモンも脅したんでしょうか。あの証言の仕方には絶対に意味があるはず!本心をあえて打ち消すような発言にも見えました。

一度目のチラ見(クレア・ハースに):あなたの言うとおりに証言しますよ。
二度目のチラ見(アレックスに):アレックス、すまん。あとは頼んだ。

という意思表示ではないかなと思います。

リアムとミランダは事件の早期解決を目指す政府からの圧力に屈しました(多分)。それと引き換えに今の地位ですからもうアテにはできなさそうです。もとから無能だとは思っていたけど、ここまでとは・・・

それにナタリーがアレックスに「証言を変えたら仕事に戻れるんだよ」と言った通りになりました。その後、ミランダ婆は部長へ。

あの現場にいたレイナが今回は過去での登場だけだったので、ちょっと気になります。それと今回は出ていなかったケイレブ。

相変わらず壊れたシェルビーちゃん

まだケイレブ母には潰されてなかったみたい。お元気そうで何よりと、思ったんですが、今回も壊れていまして、どこかで歯止めをかけてほしかった・・・

ケイレブ父との不倫が街中に知られてしまったのはあなたのせいとアレックスを責めますが、もともとは不倫したアンタが悪いんですからね。ああ、シェルビーちゃん・・・自らを顧みる事は何ひとつなく。

こうなってくると、画面に出て来ただけで「えええ?」とテンション下がり気味。折角のヴィジュアルも台無し。というか、不倫ネタいらない。あの可愛かったシェルビーちゃんにはサヨナラを言わなきゃならない時が来たようですね。

ダンカン・・・

これまでの登場人物でもっともイケメンであった、アンノウンのダンカンが飛び降り自殺してしまいます。

レックスの無実の訴えをインターネットで放送し、その後はハッキング、逃走の手配と、その貢献度たるや絶大。アカデミー卒業後は壊れまくる一方のシェルビーちゃんなんかよりもはるかに存在感がありました。

どっかでまたアレックスを助けるのではないかと期待してたんですけど、あの感じだと相棒のミアはフェードアウトかもしれません。

アカデミーの動き

つまんねーです。上級生との対抗戦とか運動会かよって。

魅力的なキャラクターもいないし、ちょっとゲンナリ。だからサイモンを残しておけば良かったのに!って言ってもしょうがないんだけど。

シェルビーのアネアネ詐欺事件の続きとか真相とか誰が頼んだかとか。いらないです。無能教官は無能教官で前回、傷心のアレックスにつけ込んで、酒を飲みに行くような仲に。

だいたいいつも2回ぐらいは見るんですけど、2回目はアカデミーのところはすっとばしました。ポイントになるようなところもなかったようだし。

黒幕確定?

最後、アレックスは「君が探していた」人物からの電話があり、指定された場所にいくと、爆弾を身体にまいたナタリーがアレックスの前に。今回もX-ファイルもびっくりのクリフハンガーでした。

「アカデミーで一目見た時から、君の素質に気づいた」とかなんとか、黒幕らしき人物は言っていましたが、これまでの流れから行くと予想される黒幕は、リアム・オコナーしかいません

というか、そこにしかリアムの存在意義ってないんです。オモテの顔だけの役柄であれば、あまりにも無能すぎてまるで意味がない。(この方、公式サイトの人物紹介でも「一見無能に見えるが」となっています)

ただし、犯行動機はともかくこの予想は外れてほしいと思っています。第1話から怪しさ満載のリアムだったので、これだとカンタン過ぎるんです。ふつーに見ていれば予想がついてしまうので、それだとつまらない。

 

と、ごちゃごちゃと書いてしまいましたが「次が気になる」ことは間違いありません。次回も見ます。

今までの流れからはガラっと変わりましたが、多分これで半分ぐらいでしょうから、残りに期待したいものです。

次回予告が少しわかりやすすぎて困ります。まあ見なきゃいいんですけどついついと見てしまいますから。もうちょっと次週に起きる重大な出来事がわからないようにしてくれないと、と思います。

あれだと・・・最近は好印象だっただけにちょっとキツいかも。私の思い違いであってほしいんだけど。

X-ファイル シーズン7 第2話 第六の絶滅 Part2

シーズン6の最終話「創世記」とシーズン7の第1話「第六の絶滅 Part1」から続いた3部作の完結編です。

★★★★

突っ込みどころも少なくはないんですが、見応えのあるエピソードでした。

スモーキングマンがしっかりと狡猾で存在感のある悪役を演じ、ラストではモルダーとスカリーの絆をより強く感じた。

ま、こんなところです。

スモーキングマンの活躍

嫌いな人もいるのかもしれませんが、私はスモーキングマンことCGBスペンダーさんには活躍していただきたいと思っています。その立場を考えると活躍というよりも暗躍のほうが適当かもしれませんね。でも悪役がしっかりと存在感を示す事は大事ですから。

今回は、モルダーをあわやというところまで追いつめたことで、いいお仕事をしました。ダイアナ婆の裏切りもあって最後はまんまと逃げられますが。

モルダーとスカリーの絆

最後のシーンがものすごく好きです。突っ込みどころも多い三部作でしたが、二人がお互いの大切さを改めて認識したというところで、すごく印象に残りました。

おでこにキスをする。これがいいんです。あれがまっとうなキスだとここまでいいとは思いません。あくまでも仕事のパートナーとしての信頼関係というか、人と人の信頼関係というか。恋愛に踏み込まない手前の緊張感のあるモルダーとスカリーの信頼関係が、私としてはX-ファイルの魅力の一つではないかと考えます。

ま、早くモルダーとスカリーをくっつけろ!という考えの人も多いのかもしれませんけどね。

モルダーが両手でスカリーの頬に手をあてるんですが、ここはスカリーの激カワポイント。私なんぞはあまりの可愛さに悶絶したものです。

 

と、私の中では評価の高いエピソードなんですが、悲しいかな突っ込みどころも決して少なくはないんです。

シンジケート壊滅していない

シーズン6最高傑作、ファイト・ザ・フューチャーでシンジケートがほぼ壊滅しました。

でも・・・このエピソードを見る限りは、組織としてばっちり機能してます。もしかしてアレは一部のメンバーだけ?さすがにフーバーは居ませんでしたが。

円盤なくなってた・・・

創世記ではアフリカの海岸に埋まっていたUFOとおぼしき物体。Part1ではあっさりと消えていました。どこへ?あんな重い物が流れて行くわけもないし。もしかして離陸しちゃったとか?

宇宙人の皆さんは何が目的でその円盤の外側にコーランとか、聖書とか、果ては人間のDNA配列を書いたのか。これも解明されませんでした。まあ宇宙人のやることですから。理解しようというのが無理かもしれませんが。

スカリーはモルダーを助けたのか?

ダイアナ婆の裏切りとスカリーの活躍で、モルダーは「壊滅してない秘密組織」の施設から脱出出来たんですが、さて、あの手術のあと秘密組織はモルダーをどうするつもりだったのか。スモーキングマンへの遺伝子移植が終わったあとは、何かわからないけどモルダーの脳の病気は完治していたようにも見えます。

だって、ほっといたら脳がいずれ破壊されるはずだったんですから。じゃあ、秘密組織はモルダーに治療をほどこしたのでは?さすが、父親やることが違います!現代の医学では解明できないモルダーの脳の病気を完治させていたとか・・・

ま、いずれにしても「新しい種だよ」とはしゃぐCSMさん、どうせならもっと若い人でやらないと意味がないようにも思います。

ドSスカリー炸裂

これはよかったです!見事でした。夢の中で死にかかっているモルダーに「裏切り者、卑怯者、弱虫!」と罵声を浴びせるスカリー。登場の時点でもうすでに怖い。スカリーさんの新たな魅力でしょうか。

 

と言うように言い出せばキリがないほど突っ込みどころはあるんですが、最初に申し上げたように私としては、楽しめるいいエピソードでありました。

クリッチュガウとアルバート・フォースティンの死は、二人とも割と好きなキャラクターだっただけに残念でした。最後、モルダーはアルバート・フォースティンの死を。スカリーはダイアナの死をそれぞれ告げるんですが、クリッチュガウさんは完全スルーされていて、ちょっと悲しい。

クワンティコ FBIアカデミーの真実 第11話 2発目の爆弾

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第11話「2発目の爆弾」の感想です。

★★★★

今回も良かったです。特に「現在」では緊迫感のある展開に目が離せませんでした。反面、「過去」のアカデミーではお休みの期間ということで、恋愛とか家族のお話が中心でした。

緊迫した現在から、過去のハース家のパーティに切り替わると、「過去はいらん。さっさと現在の話を進めろ!」と若干のイラつきがあります。

過去は過去で悪くはないんですが、なくても問題ありません。とは言いつつ、そこそこ面白くはありました。

今回のポイント

第9話でアレックスの弁護士としてカッコよく登場したイライアスでしたが、爆弾テロに関与していたことが判明。これがメインイベントです。

ただし、前回の間抜けなネタバレ次回予告のせいで、この展開がある程度予想がついてしまいました。ホント勘弁してほしいものです。

前回のアレックス孤立はなかったことに?

前回はアレックスによる同期の監視がバレて、みんなが「いち抜けた」的な終わり方でした。アレックスも「仲間を失った」と言っていたし。でも今回は「何事もなかったかのように」話が進んでいたのが意外でした。

ケイレブやシェルビーはアレックスと絡む場面がなかったのでわかりませんが、少なくとも、ナタリー、ニマ(かレイナ)はそうでした。最初にアレックスの監視を批判したサイモンはアレックスに助けられたし。

一度は離れた仲間が一人戻り、また一人戻りという流れを予測していたんですが、全く外れました。

ケイレブは大局的に考えることができそうだし、レイナもそう。となると残りは出るたびに壊れまくりのシェルビーちゃんだけでしょうか?今回はケイレブ母にビビらされる場面だけだったので、まだわかりませんが。

あのFBIのキャップ、アレックスもナタリーもニマもあんまり似合わない・・・

イライアスが爆弾テロに関与

前回の終わりでサイモンを拘束したのはイライアスだったんですね。これはまったく気がつきませんでした。

第7話 犠牲の精神の時限爆弾試験で逃げ出したときは気にもしていなかったんですが、こうなるとは全く予想できませんでした。

ゲイ口説きで拒否された、という理由だけでは説明できないほど、アカデミーではやたらとサイモンのことを調べ回っていたので「ちょっと変な人」だなとは思っていたんですが。

とは言っても「1週間前に電話で脅迫された」ということですから、真犯人はどこかに今でもいて、イライアスはあくまでも末端の実行犯に過ぎません。

サイモンがイライアスに本当のことを言わせるために、爆弾を起爆させるカウントダウンを始めた時には、一番そばにいたナタリーがサイモンの頭を打ち抜くのではないかと、ハラハラしましたが・・・起爆装置は「指を離したら起爆する」なので撃てませんね。

それしても・・・FBI捜査官がすぐそばに3人もいて、イライアスの身投げ(生死は不明)を阻止できないのはどうかと。アレックスなんて身体が触れる距離にいましたから。

真犯人はイライアスが、裁判で捏造した証拠をネタに脅したそうですが、最初にイライアスありきなのか。それとも誰か脅迫できる相手を捜していてたまたま、「あ、コイツいける。じゃ実行犯はイライアスでいっか」となったのか。わかりませんね。

そもそも、何であの時の卒業生(中退者も含め)なのか。ここが理解できておりません。犯人はあの時の卒業生の中にいるという確固たる情報があったのかどうか。私、見落としているかもしれません。

指令センター爆破

サイモンが握らされていた爆弾は解除できたものの、それは陽動で、本命かもしれない指令センターが爆破されます。しかし、本部じゃないけどFBIの指令センターが爆破されるって・・・ここの指揮官はリアムのようなのでこれでは無能すぎ。

ケイレブ母がついに登場。シェルビーをびびらせる

「夫と寝たことなんてどうでもいい。息子を傷つけたのは許せない。あなたを全力で潰す」
これはケイレブ母、クレアがシェルビーに言った言葉。いやいや、息子の母親として当然の怒りかもしれません。が、これは権力者だからこそ為せる技。先に誘ったはずの夫は無罪放免っすか?

ああ、そうか。副大統領候補指名獲得のためにモメごとを起こすわけにはいかんのですね。というか本音は別にして円満な夫婦仲を演じないと。じゃあ「余計なことに首を突っ込んでぶちこわしにした」ケイレブの言う通りじゃんか。

不倫おやじクレイトンが少し気の毒に見えるぐらい、悪役キャラとして立っている感じでした。持っている権力を考えたら、FBI捜査官の一人や二人カンタンに潰せそうです。まあでも、爆破テロ捜査には関係なさそうなので・・・

 

アカデミーのイベント

イライアスがテロに関与していたり、サイモンが拘束され起爆装置を握らされたり、2発目の爆弾を解除したのもつかの間、別の爆弾で指令センターが爆破されてしまうなど、緊迫の現在に比べ、今回のアカデミー時代は驚くほど中身がなく、どうでもいいようなことばかりでした。でも悪くはないです。

意外と良かったコミカルな過去

大晦日に家に帰らなかったアレックス、シェルビー、ニマ、ナタリーのコミカルな流れは意外と面白かったです。毎回だと困りますが。ナタリーとニマのハイタッチとか、手をふるニマとか。違う面が見えたということで良かったのではないかと思います。

ナタリーって、つまんないキャラかと思いきや、アレックスにライアンのことをアドバイスしていたのは意外でした。まあ、2回やって1回目は他の女性といることが判明、2回目はライアンとハンナが一緒にいるところに電話がかかってしまうという結果に終わりましたが。

パーティのアレックスはバスト強調し過ぎでしょう。あんなの反則。あれでハンナの「イライラ」が30パーセントはアップしたのではないかと。

傷心のアレックスは

傷心のアレックスは、リアムと何とかなっちゃいそうなシーンがありました。この辺は第1話や第2話にそんなことを匂わせるシーンや会話があったので、特に驚きはしませんが、リアムとしては「オレは教官だぞ」とか言いながらハラの中では「よっしゃ!」ぐらい思ってるかも。って外れてたらすいません。

あのおやじ、相談に乗るフリして(まあ実際にアドバイスはしてたけど)絶対に目線がアレックスの胸元に行ってる!チラ見としか思えないような無駄な視線の動きが何度かありました。まあねえ、あんだけ強調されたらどうしても・・・

前回のライアンがアカデミーを去るシーンでは、「おれは愛しているといつも言えない。肝心なところで」とか何とかスカしちゃってるし、アレックスだって(愛していると)「私は言ったことがない」なんて答えてるし。

つまり、能天気に始まったアカデミー編ですが、後半の悲しい展開の責任は彼ら自身にあるのです。ライアンなんか「アンタ(リアム)からアレックスを守るために残った」ってはっきり言ってるんですから。それをさっさとアレックス本人に言わないから、こうなります。

ケイレブとシェルビーは今回で終わった様子。シェルビーちゃんは登場する度に壊れていきますので、ケイレブ君の将来を考えればこれで良かったのではないかと思います。

 

サスペンスですから、基本的にはラブシーンも、コミカルな描写もいらないんですが、今回のアカデミーはそれなりに面白かったのではないかと思います。

ライアンとアレックスやケイレブとシェルビーの関係がそれほど重要とは思えませんが、関係が築かれる、あるいは壊れていくというところは「そこそこ」興味が惹かれる部分ではありました。