読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

X-ファイル シーズン6 第12話 ファイト・ザ・フューチャー Part2

シーズン6

シーズン1から始まった一連の「政府の陰謀」に区切りがつくエピソードです。

★★★★★

条件付きながら面白いです。緊迫した内容と意外な展開。なかなか政府の陰謀を理解しないモルダーにCSM先生がついに直接熱血指導!ぶちキレても可愛いスカリーに、ブレまくりのモルダー。男を上げたスペンダーに、相変わらずの小賢しい策を弄するダイアナ。そしてまさかの結末。まさかの結末のあとにもまさかの結末。part1とあわせてシーズン6の最高傑作です。

条件というのは、X-ファイル史上最強にストレスがたまる可能性が高いエピソードですから、ご覧になる方は、その点十分にご留意くださいませ。あと、コロニスト(異星人)しょぼいです。あれなら勝てるかも。

 

モルダーさん、もう1回北極で冷凍されて来れば?

Part1では、「殺して!」と懇願するカサンドラに銃口を向けるモルダーという場面で終わりましたが、モルダーが引き金を引けるわけもなく、突如としてCDC(疾病対策センター)が乱入するところから始まります。

ストレスの原因は、モルダー。第1話のビギニングをはるかにしのぐ強大なストレスが視聴者を襲います。ま、別にダイアナの存在はいいんです。そんな役割なんだから。それを何の疑いも無く、スカリーをないがしろにしてまで、ダイアナを信じてかばうモルダーに呆れるか、ガッカリするか、怒りたくなるか。このどれかです。

ダイアナのウソ八百を見抜き、カサンドラに会いたいと声を荒げるスカリーをたしなめるモルダー。アンタなあ、ダイアナの言う伝染病じゃないって知ってるだろうに。ダイアナとスカリーがやりあう間も黙るか、スカリーをたしなめるだけ。ついにスカリーはぶち切れて部屋を出て行きました。

モルダー、あくまでもダイアナをかばう

ローンガンメンの協力を得てスカリーは、ダイアナの怪し過ぎる過去を調べあげて、モルダーを呼び出しますが、ここでも・・・

「なんだ、そんなことか」
「それだけで有罪?」
「情報収集のどこが悪い」
「考え過ぎだよ」

ぬおおおおおおお!何?この変人。のらりくらりと。うんざりと言った表情もありありと。こんだけ怪しい情報が明らかになっても、ダイアナをかばうモルダー。なんなんでしょう。ここはストレス度MAX!!

こっこっこっ、このどあほ!!

Part1ではCSMがスペンダーに「少しはモルダーを見習ったらどうだ!」と怒るシーンがあるんですが、私あえてモルダーに申し上げたい。

少しはスペンダーを見習ったらどうだ!

スペンダーは「母を守りたい」と意思は一貫しているんです。ダイアナのように小物の分際で小賢しい策を弄することもありません。自分が助かりたいがために、父親にしっぽをふることもありません。最後までブレませんでした。

アンタな、S5 #2 帰還 part2で、死期が迫ったスカリーが何を言ったか覚えてねーのか。アンタが射殺したオステルホフの犯人を私だと証言してと。涙腺の弱い人なら泣いちゃうよ。

S2 #17 入植Part2で好き勝手に北極あたりに行ってカチンカチンになって死にそうになったのを救ったのは誰だって!

だからワシが言ったように、この役をマリタちゃんにさせればいいんだよっ!過去のしがらみなんかないから、モルダーだって正しく判断できるはずだっ!って言ってもしょうがないんだけど。まあマリタちゃんは私の希望通りに出て来ることは出て来るんですけど、ブラックオイルの実験台になってしまって・・・これはちょっと衝撃的でした。

CSM先生の熱血指導。モルダー君、君は誤解しているんだ。最初からな。

 

見方を変えれば、奴らはスカリーの引き立て役

いや、もう本当にストレスMAXなんですが、3回ぐらい見ていると実はこれが心地よくなってくるんです。見方を変えれば、ダイアナのウソ八百を見抜き、ぶち切れるスカリーは何もできないモルダーに比べて圧倒的にかっこいい。

いくら怪しい情報を目の当たりにしてもダイアナをかばうモルダーに「もう、あなたにはついてゆけないわ!」と部屋を出ていくスカリーも最高にかっこいい。つまり、ダイアナ「ウソ八百」ファウリーもフォックス「のらりくらり」モルダーも、スカリーの引き立て役に過ぎない。そう思えば何度見てもスカリーだけのカッコよさが際立ちます。

解明されない謎

CSM先生の熱血指導や、マリタや、カサンドラとの会話で今までの謎は多くが明らかになりました。でも前回も書いたようにスカリー、その他女性が埋め込まれた「チップ」については一切の説明がありませんでした。

今後明らかになっていくのか。このままスルーなのか。かなり重要なポイントだと思っているんですけどね。

反乱軍の動きも今ひとつスッキリしません。私の見落としがあったのかもしれませんが、何をやりたかったのか。「反乱」してたのはわかりますが。コロニストと反乱軍で地球外のどっかでドンパチやってくれて共倒れになれば、地球人としては万々歳なんだけど、そういうわけでもなさそう。

今回で、秘密組織は反乱軍によってほぼ壊滅しますが、CSMはともかくとして(この人までが死んじゃうと今後の話が多分成り立たなくなる)、ダイアナやクライチェックは生き延びました。最後の最後に男を上げたスペンダーはどうなったのか。

CSMがスペンダーに銃口を向け、銃声の後CSMが部屋から出て来るシーンで終わりましたが、このおっさんとて人の親。今回も少し人間らしい部分を見せていましたので、外したのではないかと思います。