クワンティコ FBIアカデミーの真実 第21話 それぞれの決断
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第21話「それぞれの決断」の感想です。
★★★★★
今回は面白かったです。前回が今ひとつだったせいもあるのかもしれませんが、今回は楽しめます。スリリングな展開に目が離せません。かったるいアカデミーがなければ5点満点でもいいぐらいの面白さでした。
今回のポイント
ついに真犯人、本物ボイスが判明。駅とFBI指令センターを爆破。ナタリーを爆死させ、ダンカンとイライアスを自殺に追い込み、ウィルを被爆させたのは、あの無能でした。
犯人はリアム・オコナー暫定副長官
第1話で問答無用でアレックスを逮捕したところから、この人もうすでに真っ黒。なので、真犯人はリアムと多くの人が予想できたのではないでしょうか。
- 第1話で、問答無用でアレックスを逮捕。
- アレックスを指令センターに連れて来たヒメネス捜査官と「彼女は気づき始めている」「(尋問を)引き延ばせ」などと怪しさ満載のやりとり。
- 上層部からの命令と偽り、ライアンにアレックスを監視させる。
- ライアンに色々と突っ込まれると、「潜入捜査はウソだ」「君の身分は研修生に戻された」などとインチキくさいことを言う。
- アレックスの母、シーターを拘束した時に「あなたが何をやったのか覚えている」と言われて「連れていけ!」とキレる。
- アレックスを自主退学に追い込むように、ライアンに命令。
- アレックスの父と組んでいたのに、当初は知らんぷり。
- HIGに拘束されたアレックスを取戻そうともしない。ケイレブ、ナタリーにアレックス無実の証拠を突きつけられ、やむなく?アレックスを取戻す。
- 卒業後にアレックスをハメるが、卒業前にもハメる(すいません!)。
もう真っ黒ですね。怪我をする前のアレックスの指紋を手に入れるとか、FBI指令センターに爆弾を仕掛けるとか、どう考えたってアレックスの同期に出来ることじゃあありません。
FBI捜査官より優秀な民間人3名様
ケイレブ、レイナ、シェルビーの活躍は良かったです。それとあれほど嫌っていたシェルビーの話を信用したケイレブの母、クレア・ハース。この人達がいたからこそ、「FBI捜査官が運転する核爆弾搭載の暴走車事件」は解決しました。
クレアは指令センター爆破の直前に、クレイトンとの不倫をわびるシェルビーに向かって「あなたのことは絶対に潰してやるから!」と言っていましたが、結局どうなったんでしょうね。シェルビーがFBIをやめたのは、クレイトンとの不倫が世間にバレてしまったせいですが、ここにクレアは関与していません。潰さなかったんですね。
アレックスもこの方に「あなたのキャリアは終わったのよ」と言われていましたが、まだ終わっていません。終わらせなかったんですね。私、この人が薬物中毒に陥っていたケイレブにアレックスを会わせた理由がわかりませんでした。何か深い意図があったのかどうか。
ちょっと怖そうに見えますが、以外と若い二人の将来を大切にする、結構いいお方なんでしょうか。シェルビーの話に素直に耳を傾けるあたり(その場面はありませんでしたが)、さすが副大統領候補!やるもんです。
気の毒すぎるドリューとウィル
ドリューは爆発で死亡したかもしれません。でもこの人ってあまりにも気の毒過ぎます。NFLとの裁判には負け、婚約者は死亡。手が震える後遺症が残り、それがもとでFBIアカデミーを退学。ボイスに脅され、やむなくアレックスをハメるも(国境超えの演習でもハメたけど)、爆死。
最後に素晴らしく男を上げましたが、生きていてほしいものです。サイモンが助かったのはドリューが自分の指をサイモンに折らせてまでも、拘束を解いたから。拘束されたままだと、ボイスの意図通りに、やがて突入してくるであろう、FBIがドアを蹴破り、仕掛けられていた爆弾が爆発し、二人とも死んでいたはず。
今回出てきませんでしたが、ウィルも気の毒。CIAに拘束された詳細は明らかになっていませんが、過去ではやむを得ないとは言え、ケイレブにはボコボコにされ、「現在」では、核爆弾製造の手伝いをさせられ、被爆。瀕死の重傷。
あの・・・一番どうでもいい1ヵ月先輩がピンピンしてるんですけど・・・
イタすぎるライアン
相変わらずの無能ぶりが光るライアン君は邪魔。ケイレブとレイナが捜査に協力すると言っているのに、ごちゃごちゃと。その「クスリがぬけて二日しか経っていない」ケイレブと、「現場を離れて数カ月」のレイナが携帯の発信場所を特定してるんだけどさ。
で、その情報をもとに無能ライアンは、SWATを率いて何も考えずに突入→結果、ドアに仕掛けられていた爆弾が爆発し、サイモンに自分の指を折らせてまでアレックスの無事を願ったドリューが(多分)死亡。
ライアンって、アカデミーの時は割とまともだったんですけど、「現在」ではアレックスの言葉に耳を貸さず、どうしちゃったんでしょうね。ここまでの無能ぶりは、最終回での大逆転激への伏線なのかもしれません。ようは「いいとこ取り」をライアンがする。これも困ります。
サイモン無事でした
サイモンは無事でした。良かったです。真犯人が捕まったあと、アジトからサイモンの死体が見つかるんじゃないかと思っていたので、ほっとしました。
だけど、どこで何をやっていたかは、まだハッキリと本人の口からは語られてはいません。アレックスを脅迫するための人質だったのか。ウィルとは違い被爆もしていないようだし。
リアムって本当に真犯人?
リアムとライアンのアカデミーでの会話で、リアムはしきりに「連中」という言葉を使っていました。これって・・・リアムも「連中」に命ぜられるままってこと?
となると、気になるのがミランダとアレックスの母、シーターとのかつての会話。
「FBIはアレックスを全力で潰そうとしている!」
「連中」ってもしかしたらライアンを騙すためのウソかもしれないけど、その辺は最終回にわかるんでしょう。イライアスやウィルをコマとして使ってはいますが、リアム単体であんな大それたことが出来るとは思えないんです。
アカデミーの動き
アレックスとシェルビーでちくり合戦みたいなことをやってたけど、これが第3話ぐらいでシェルビーがアレックスに言った「あなたは友達の時も秘密を守らなかった」ことの原因なんでしょう。
まあ、ここの確執があるからこそ、再びの友情もよりよく見えたのかもしれませんね。
次回予告より
次回はいよいよ最終回の第22話「新たな挑戦」。
「捜査官一人が犠牲に」と文字が出ていましたが、さて。
厳密なことを言えばまず、シェルビー、ケイレブ、サイモン、レイナは民間人なので捜査官ではありません。捜査官と言えるのは、アレックス、ライアン、ニマ、ミランダ。
ミランダは、今回リアムに撃たれたので除外。(でもミランダさんには悪いんですけど、できればそうであっていただけますと大変に助かります)
残りは、アレックス、ライアン、ニマ。でも多分どれでもないはず。まさか主人公が散ってしまうようなことはないだろうし、ライアンの数々の無能ぶりは、きっと最後で大活躍の伏線。
じゃあニマ?うーん、違うような気がします。