X-ファイル シーズン8 第16話 パスワード

ホワイトハウスに侵入しようとした男が「大統領に渡してほしい」とCDを警備に渡し死亡したところからお話はスタート。

今回からモルダーがFBIに復帰。とは言っても今や「長官代理」のカーシュはX-ファイルに戻すつもりはなく、事務職での復職しか認めません。黙って事務職に収まるモルダーさんではないんですが、思ったより早かったですね。しばらくはリハビリでもするのかなと思っていたんですが、悪化する一方だった脳疾患も完治し、いわば「完全体モルダー」。X-ファイルに戻ってほしいとは思いますが、そうなると今度はドゲットの処遇が気になるところ。

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ドゲットとモルダーのファーストコンタクト

今回から早々に仕事復帰したモルダーとドゲットの初顔合わせがあります。せめて握手ぐらいはするのかなと思っていたら、いきなりドゲットを突き飛ばすモルダー。これにはちょっとびっくりです。

モルダーさん、その方はスカリーの命の恩人なんですけど・・コウモリ男の襲撃には身を呈してスカリーを守りつつ銃で撃退カルト教団に捕われの身となった際には、見張りを一撃KOしてお姫様だっこで救出。それに、スカリーを差しおいてダイアナをホイホイと信じてしまうモルダーさんが、「スキナー、こいつを信じるな」はないでしょう。と突っ込みたいほど意外な行動でした。

というか、「つもる話」でスカリーはモルダーにドゲットの人となりを具体的には説明しなかったんでしょうかね。「彼はとても正直」「彼も利用された」とだけは言っていましたが、モルダーはドゲットを敵側の人間と思っているようです。

怪しいノエル

情報提供者として政府関係筋の「ノエル」が再び登場。ドゲットの友達ということなんですが、どうもインチキくさいです。過去のディープスロートやミスターXとは明らかに違う印象。「身なりのきちんとしたクライチェック」という気もするんですが、こいつ背中に突起がありますから、クライチェックどころではなさそう。

結果的にこの男にはめられて、統計センターに侵入したモルダーがピンチ。救出に訪れたドゲットと逃げ出すのが精一杯で証拠は何も手に入らず。といういかにもX-ファイルらしい結末。アクセスのためのパスワードをドゲットに教えたのがノエル。

 

モルダー発見から仕事復帰は予想外に早かったです。まあ、Dlifeが驚きの「平日毎日X-ファイル」なのでそう感じるのかもしれませんが、シーズン8の終わりまでひっぱるのかなぐらいに思っていました。そうなると先ほども書いたようにドゲットとの関係が気になるところ。昇進と転属を断り、あえてX-ファイル残留を決めたドゲットですが、さて。