X-ファイル シーズン9 第4話 4-D
少し安心しました。前回が???だっただけにシーズン9の行く末に不安を感じたんですが、コレを見る限りは今後期待しても良さそうです。前回はドゲットがまさかの悪い意味での原点回帰してしまいましたが、今回はしっかりと、まさに命がけでレイエスの言葉を信じます。
★★★★★
ドゲットとレイエスの信頼関係と絆
私なんぞはこれだけで満点!と言いたいんですけど、犯人が女性の喉を切り殺害後は舌を切り取るという、もう寒気がするような設定が激しく苦手なので満点にはなりませんでした。
お話はちょっとわかりにくいかもしれません。パラレルワールドという、「もう一つの世界」が出てきます。
「向こうの世界」のドゲットが捜査中にこちらの世界に来てしまった。しかも追跡中の犯人に銃撃されて重傷。1つの世界に2人のドゲットは存在できないため、「こっちの元気なドゲット」が押し出されて消えてしまった・・・
私が書くと余計にわかりにくいんですが、気になる方は見ることをおすすめします。
元気なドゲットは何をやっていたかというと、DCに引っ越して来たレイエスの新居にお祝いをもって来ていました。お祝いの品がホットドックというところが、なんとなくドゲットの人柄を感じさせていい感じ。
ドゲットの口元についたソースをレイエスがぬぐうシーンは、いい雰囲気ですがどっかでこれと似たような・・・と思えば確かS2のカニバルでモルダーとスカリーが同じようなことをしていた記憶があります(カニバルは私的にはおススメできません)。
ドゲットの決断
レイエスが立てた仮説を、今度はまさに命がけで信じるドゲット。1つの世界に二人が存在できないのであれば、今重傷を負って病院のベッドに寝たきりのドゲットの生命維持装置を止め、死亡すればこちらのドゲットは存在しないことになり、向こうに押し出されてしまった元気なドゲットが戻ってくるはず。だからドゲットにつながっている生命維持装置を止めろと、レイエスに命じます。
涙腺ゆるめの人はちょっと注意
苦渋の決断どころの騒ぎではないと思うんですけど、こっちのルケシュを射殺したこともあり、レイエスはついに生命維持装置を止めます。
すると、ホットドッグのシーンに戻り、さっきは消えていたドゲットが戻って来て、レイエスが涙ながらに抱きつくという、涙腺がゆるめの人にはちょっとヤバくなるかもしれないシーンでありました。シーズン8のドゲットとスカリーの抱擁は絶対に名シーンですが、ここはシーズン9の名シーンの一つ。
宇宙エネルギーとか霊感とか幻影とか。レイエスさんは言い切っちゃってるし、その「霊感」も何やら怪しげな感じがしないこともなく、「美人だけどアブないヒト」という印象が強かったんですが、これはレイエスのいい面がしっかりと描かれたいいエピソードだと思います。
では現実として重傷を負い、病院のベッドに横たわるだけのドゲットをスキナーもスカリーも、フォーマーも見ているわけで、アレはどうなったかというと、多分「時間が戻った」ことで解決ということなんでしょう。
フォーマーいらない
エリートなのか、何なのか。明らかにスキナーより年下のブラッドフォーマー副長官。最後はルケシュの額を打ち抜きましたが・・・それ以外ではどうもニヤけた表情がなんとも、好印象とは言いがたい。あの・・・いなくていいです。この人出すぐらいならスモーキングマンを出してください!シーズン7の最終話で死んだように見えるけど、まあどうせ死んでないんでしょうから。