クワンティコ FBIアカデミーの真実 第6話 監視の任務

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第6話「監視の任務」の感想です。

★★★★

前回(第5話)のかったるい感を払拭するような出来でした。面白いです。ちゃっちいラブシーンと親子喧嘩はあって、そこはマイナス。なければ5点満点でもいいぐらいでした。見逃してしまった、という方にはDlifeの「見逃し配信」での視聴をおすすめします。

正直言いまして、私は「ロマンス」をこのドラマには求めていません。でも登場人物の皆さんの頭の中の半分ぐらいは、男女交際で占められているような感じがして、そこだけは困ります。まあそういったロマンスがあったほうが、視聴率が良いというデータでもあるのかもしれませんが。

今回のポイント

いくつかあります。タイトルは「監視の任務」ですが、私の印象は「傷心の捜査官」。お気の毒なぐらいに傷ついてしまった方もいました。でもこれをバネにしてはいあがれ。泣け!泣け!ケイレブ。泣いて大きな男になれ!

● アレックス監視の理由

ついに明らかになりました。
「ブース(ライアン)の任務は君(アレックス)を監視し本当の目的を探る事。お父さんの件を鑑み危険な兆候がないか」
オコナーがアレックスに言った言葉ですが、なんかこれはウソっぽい。なにしろこのヒト、見てる限りは真っ黒ですからね。実行犯ではないにせよ、何からの形で爆破事件に関わっていることはほぼ間違いないかと

あくまでもFBIの組織としての任務のようにアレックスに説明してはいますが、確かライアンに「あんたの独断だろ?」って突っ込まれてたはず。それに以前にあった、自主退学するようにしむけろ。はどうなったんでしょうね。退学しちゃったら話が続かないのはわかりますが。

割に合わないのはライアン君。命令したのはオコナーなのに、監視の任務がアレックスにバレて、さんざん罵倒されたあげく「二度と話しかけんな!」と。

ライアン君は命令に従っただけなのに。以前にクワンティコでのことを謝りたいって言ってたのはこのことだったんですね。確か第2話ぐらいだったはず。傷心のブース捜査官・・・

● ライアン、「現在」でもバレる

ライアンの今の恋人?はナタリー・ヴァスケス。同居しているみたいですが、密かにアレックスと連絡を取っていることが早々にバレてしまいます。この辺は脇が甘過ぎですね。ナタリーには早速、オコナーに密告されてしまいます。今回はライアン君の災難続きでしたね。

まあ、どんな理由があるにせよこのヒトが「アレックスに撃たれました!」って証言した時点でどうなの?ってのはありますが。

●(悲)シェルビーちゃん、不倫にハマる

爆破事件前後の監視ビデオを調べるケイレブが見たものは、自分の父であるクレイトン部長とシェルビーの濃厚キスシーン。傷心では済まないケイレブ分析官・・・

ケイレブのシェルビーに対する「ただオマエを愛していた」とか「お前のおかげで自信がもてるようになった」というのは、ウソいつわりのない本当のことだと思うんです。憎まれ口は叩きますが、根は悪くなさそうで、前々回も人質救出作戦の演習中にパニックに陥ったニマをしっかりとサポートしていたし。

まあ自分を拒絶した女性が、自分の父親の愛人だった・・・可哀想なケイレブ君でした。が、正直言ってこれって事件の本質に何か関係あるんでしょうかね?確かにケイレブは可哀想すぎですが、コレいる?ってのもあります。いるかいらないか?で言えばいりません。

シェルビーのいい訳も不倫の典型的なパターンだし。ここはいりません。

● 双子捜査官候補生、サイモンにバレる。

サイモンにバレます。うきうきで散歩のお迎えにやってきたサイモンですが・・・ニマが二人いるという状況を理解できずに。まあ、こんなんいつかはバレますって。早いか遅いかの違い。

「一人が報告している間に、一人が捜査できる」っていう次長の発想が稚拙すぎて。ここはもう堂々と「双子捜査官です」と公言しなきゃ。まあ、サイモンは傷心となる前に気絶しちゃいましたが。

 

イベントとしてはそんなところでしょうか。

傷心のアレックスは今度はリアムとどうにかなっちゃいそうです。まあこれは間違いのないところ。そんなことを感じさせるセリフは以前にもありましたから。

レックスを罠にハメるリアムですが、先にハメてしまった・・・

 

次回予告から

負傷したライアンを抱えて逃走するアレックスの前に立ちはだかるのは銃を構えたナタリー。これだとライアンは次回からFBIには復帰できなくなりそう。それとも一時的に何とかごまかせるのか。

研修中だろうが何だろうがとにかく色恋沙汰の会話が多いのは困りますが、「次回」への期待は高まります。