クワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話 将来の選択
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話「将来の選択」の感想です。
★★★★★
最終回に向けてようやく動き出したというところでしょうか。アカデミーは相変わらずどうでもいいですが、「現在」は安易ながらも、意外な展開で楽しめるお話でした。
現在のポイント
まさかのシェルビーちゃん、ついに完全復活。驚き。
前回終了時のケイレブの電話の相手はシェルビーですね。「そっちに向かう」と言ってたけど、行き着いた先はアレックさんのご自宅?
ケイレブのお薬関係はホンモノ。そしてウィル・オルセンの行く末。
シェルビーちゃん、華麗に復活!しかも有能。ただしケバい
驚きました。前々回でボイスの指令でウィルとサイモンの運転手役を務めたシェルビーですが、何でそんなことをやっていたのかというと、ボイスに「ケイレブを殺す」と脅迫されていたことが判明。
アレックスとシェルビーの関係は、第10話「残酷な真実」で悪化し、第12話「ターニングポイント」では「上司(クレイトン)と寝たことが街中にバレてしまったのは、あなた(アレックス)のせい。全て失った。近寄らないで!」とかなんとか、逆ギレとも思える会話があったんですが、これは絶縁宣言とも言えるはず。
それが、今回は「あなたを守りたかった」「私たちで悪党を捕まえよう」(シェルビー)という、あの絶縁宣言とも思える第12話の裁判所でのシーンがまるでなかったかのような展開。あのあと、シェルビーちゃんなりに家業に戻って色々と考えることがあったんでしょうか。
しかも有能になっていた
- サイモンができなかったボイスの声の解析に成功
- ボイスの使ってるサーバーはFBIニューヨーク支局にあることを突き止める
- 発信元を突き止めるために、システムの侵入口をつくる
- 自殺行為かもしれないが、サイモンとウィルを無事に取戻す!
ええええ?これがあのアカデミーでは「研修よりも男女交際」だったシェルビーちゃんですか?と突っ込みたくなるような有能ぶりを披露。メイクさえちゃんとすればもう完璧。民間人なのに、FBI捜査官よりも優秀!(特にアレックスの周辺をかぎ回るぐらいしか能のなさそうなライアン。まさか何らかの意図があってやっているとも思えない。)
もしかしたらどんでん返しがあるのかもしれませんが、ひとまず今はアレックスとシェルビーの協力体制ができあがりました。それとケイレブ。
ハンナのように不確定でもある程度の裏付けがあったならともかくとして、あれだけアレックスを嫌っていたはずのシェルビーちゃん、どうしちゃったの?と安易な展開に感じないこともないんですが、結末に向かってこれはこれで結果オーライでいいんじゃないでしょうか。「天才的な射撃の腕前」だって、まだ演習でしか見せてない事だし、是非とも活躍の場をと思います。
自分がボイスに脅迫されたことで、アレックスの「首謀者は他にいる説」が正しいと実感したということなんでしょう。
ただし、メイクはケバいです。やめてほしい。顔立ちから言えばアレックスよりもシェルビーを主人公にしたほうが、我が国では人気が出たような気もします。
しかしながら、前回も申し上げたように、アレックスに協力するとみなさんが不幸になっています。せっかく別人のように華麗な復活を遂げたシェルビーちゃんですから、ご無事を祈るばかりです。ケイレブとも再会を果たした事だし。
ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
レイナ・・・FBIが身柄拘束。処分は不明
ケイレブのおクスリ
冒頭でケイレブが幻覚を見るシーンがあったので、前回判明したおクスリ疑惑は本当だったんですね。今回はアレックスがクスリ抜きを手伝いながら、ケイレブも真犯人探しに協力という、私としてはいい流れ。
アレックスの無実の証明では、ケイレブが中心的とも言える役割を果たしたし、サイモン欠場の今はこの方に活躍してもらうのがいいです。何しろ、サイモンと並び数少ない魅力的なキャラクターですから。真犯人であってほしくない人厳選3名様なんです(残りはハンナ)
ケイレブとシェルビーの再会
私は、基本的にサスペンスにラブシーンは一切不要!そんなことやってるヒマあれば、銃の一発でも撃て!という方なんですが、シェルビーを抱きしめた時のケイレブの表情は良かったですね。
まあいろんな思いはあるんでしょうけど、この人は心からシェルビーが好きなんだろうなあというのが良く伝わってきます。それはシェルビーにも言えることですけど。最初の頃のアカデミーで「時間さえあればおっぱじめる」というシーンにはゲンナリしたものですが、こういうのは悪くないです。
ウィル・オルセン
前々回でアレックスに「僕は君専用のトロイの木馬だ」とオトコマエなところを見せた、ウィル・オルセン。
残念!!「核爆弾を作る手伝いをした、探して」と言い残しアレックスとシェルビーの前で鼻と口から大量出血し倒れますが、どう見ても死亡としか思えません。あれって被爆なんでしょうか。もっと活躍するところが見たかったのに。
コロンビア大学から盗まれたものは「防護服」なので、犯人だけはちゃんと防護服を着ていたとか?
アカデミー時代のカルト潜入ではやむを得ないとは言えケイレブにボコられ、その後卒業できたのかどうか知らないけど、CIAに拘束されたあげく今回の出来事。研修生の中で、一番酷い目にあった人かもしれません。
サイモンとレイナのその後
ウィルは出て来たけどサイモンは行方不明のままでした。ウィルは死ぬ前に「知らない」と言っていました。ウソいうとも思えないので・・・どうかご無事であってほしいものです。
前回、アレックスに協力したことがバレてライアンに拘束されたレイナ。その後の動きがありませんでした。真面目で控えめで優秀。姉のニマとは違い友達思い。ご活躍の場を!と願います。
テロ合同班主任・・・と
ハンナとアレックスに守られていることも知らず、的外れなライアンは相も変わらず。この人、いなくてもいいのかもしれない。アカデミーの時はココまでひどくなかったんですけどね。
あれだと一緒にいるニマも無能に見えてしまいます。前回は妹のレイナに「あなたは人を裏切る」と言われて、少しは考え直したかと思ったんですが、高慢な態度は変わらず。
ライアンが主任になれた訳
私はリアムが真犯人であると思うんですがそうであれば、リアムがライアンをテロ合同班の主任にした意味もわかります。テロ合同班の主任が無能だと、リアムとしてはこんなにやりやすいことはないわけですね。
アカデミーの動き
アカデミーではドリューがあっさり自主退学。ウィルも多分今回で出て来ないでしょうから、1ヵ月先輩の中では、一番どうでもいいのが残ってしまった・・・
ウィルが入院するほどボコられたり、シェルビーがケイレブを誤解するのも、ぜんぶこいつが余計なことに首をつっこむのが原因なんですけどね。
ケイレブが可哀想すぎる
アカデミーどうでもいいと書きましたが、唯一期待していたカルト教団への潜入。今回で終了のようです。ウィルが活躍することもなく、シェルビーはケイレブを誤解したまま。ケイレブは違法潜入捜査のため、言い訳もできず。
助け出そうとした友人は死亡していたことが判明。教団代表は逮捕されたものの、刑務所には行かずに済んで。
理不尽なことが多過ぎて、ケイレブ君には辛い回でありました。
次回予告より
次回は第20話「自信と過信」もう最終回近いです。さらに意外で緊迫した展開があるだろうことは予想されます。
アレックスがハイキックをきめているように見えたんですが、相手は?
リアム?ミランダ?ライアン?・・・って好きになれない上に、真犯人でもあってほしいキャラクターを上げてみました。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話 危険な駆け引き
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話「危険な駆け引き」の感想です。
★★★★★
「現在」は今までよりは多少の動きがあり、アレックスとクレアの直接対決(面会というか、クレアの豪邸にご招待)、そしてケイレブとの再会と面白い展開でありました。ただし前回、ボイスに引き渡されたウィルとサイモンの安否と、二人を車で運んだシェルビー・ぶち壊れ・ワイアットとの関係が全くわかりませんでした。興味はここに集中してただけに、残念。
アカデミーはどうでもいいようなことをゴタゴタとやっていて、早送りしたくなります。唯一の期待がカルトに潜入するウィルの活躍だったんですが、ホームベース顔がしゃしゃり出て来て全てをぶちこわし。あと、あわや最悪の大惨事がおきるところでした。
現在のポイント
指令センター爆破後、所在不明となっていたケイレブが登場。
ニマのちくりのせいで今は、実家にいるレイナがアレックに協力。身分不相応な地位のライアンは相も変わらずとんちんかん。
サイモン、ウィルの消息は不明
前回、シェルビーの運転する車に乗って消えたサイモンとウィル。今回は全く出てきませんでした。ものすごく気になるところだったので、ここは激しく不満。
サイモンが万が一にもボイス側だとしたら、あんな面倒な事をするわけがないので、あくまでも私としては、サイモンには真犯人を追いつめる立場でいてほしいと、願っています。できればケイレブ、ウィルと一緒に。
ケイレブ・・・
期待していたケイレブの登場でしたが、爆破テロを引きずり自宅でおクスリに頼る引きこもり生活という毎日。しかもおクスリを与えているのが、母親のクレア・ハース上院議員。これはクレア・ハースが自らアレックスを自宅に連れて行って発覚したこと。
確か以前に「あなたのキャリアはもう終わったのよ!」とアレックスに言い放っていましたが、今のところアレックスは失職はしていません。この人、シェルビーにも「絶対に潰してやる!」と言ってました。新人捜査官潰しのクレア・ハースさん。怖い。
シェルビーの運転していた車は、レンタカーで借りたのはケイレブ(マーク・レイモンド名義で)。でもせっかくケイレブに会う事が出来たのにアレックスはケイレブにこのことを問いただしませんでした。何故?
これだとケイレブはかなり怪しい事になりますが、あまりにも「わかりやす過ぎる」ので、何かウラがあるだろうことは当然予想されます。
ケイレブはアレックスの協力要請を聞き入れませんでしたが、最後で引きこもり部屋を脱出し、アレックスと行動を共にします。が、直後にアレックスに隠れて「(アレックスは)おれを信じた、そっちに向かう」という怪しい電話を入れていました。相手はシェルビーなのか、母親なのか。
じゃあ、引きこもりおクスリ生活はウソですか。
アレックスに関わると不幸になりそう
サイモンを失ったアレックスが次に頼ったのが、レイナ。姉のニマが上層部にちくりを入れたことが原因で自宅にいるんですが、解雇ではなさそうです。ハンナみたいに停職中なのかもしれません。
ただし、アレックスに関わるとみなさんが不幸になっています。
ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
今回も乗り気ではないレイナを無理矢理ひっぱり出すことに成功するんですが、あっさりライアンにバレてしまい取り調べを受けることになります。ここまで来ると主人公なのに、疫病神的なオーラさえ感じます。
かっこ良かったのはレイナ
でも、今回一番カッコよかったのは、レイナ。ライアンに取り調べを受ける場面では、ニマとライアンに向かって
「困っている友達(アレックス)を裏切ったり見捨てるぐらいなら、一生刑務所でいい」と言い放つわけです。
カッコいいですね。強い信念がある。まあただ今の場合は、信じる価値がある相手(アレックスさん)なのかどうか?という問題はありますが。
アカデミーの動き
もうこっちは卒業でいいです!とは言っても終盤に向けて「現在」につながるような動きがあることは十分に考えられるので早送りするわけにもいかないのが歯がゆいところ。
アイリスはアホですか。また余計なことに首を突っ込んで、結果として仲間がピンチに陥るというパターン。アカデミーが襲撃された時もそうだったので、2度目です。
アイリスに限ったことではないんですが、どうも人の問題に首を突っ込みたがるのは見ていても面白いとは言えません。特にこのヒトは、あのヴィジュアルでもって無駄に脱ぎたがったりするのでホント、勘弁してほしい。
ウィルとケイレブの計画がおしゃか
ケイレブと、もしかして男らしいかもしれないところを見せ始めたウィルとのカルト教団への潜入。私はアカデミーでは唯一ここに期待していたんですが、アイリスが余計なことをしたので、せっかくの計画がぶっつぶれ。
それだけならいいんですが、ウィルとケイレブがピンチに陥るという最悪の結果に。まだ結論は出ていないんですが・・・これにはハンパない失望感。
多分、その場に駆けつけたシェルビーがFBIまたはクレイトンに連絡して何とかするんでしょうけど。
あわやクワンティコ史上最悪の大惨事
本当にビビリました。やめてくれー!!!リアムとミランダのラブシーンなんか見たくない!勘弁してくれ!と心の中で必死に叫んだのが効いたのか(な訳ないんですが)、事の次第はともかくとしてキスシーンだけで済みました。アブなかったです。あのまま進めば放送事故レベル。アカデミー襲撃をはるかに上回る、クワンティコ史上まれに見る大惨事が起きるところでした。
お二人には是非とも黒幕でいてほしいです。
ミランダがクワンティコでの職を解任された事について割と時間を割いていましたが、これって重要なことなんでしょうか。FBIは男社会だからどうのこうの、あーでもない、こーでもない。うんたらかんたらと。アレックスに言うシーンがありましたが、そんなあんたも、「現在」ではニューヨーク支局の部長なんだから。
自分はクワンティコでのキャリアを失ったのに、リアムが後任になるのがよっぽどハラに据えかねたのか。恐怖のラブシーンはリアムが「アレックスと寝た」ことを話させるための罠。カンタンにひっかかるリアム。成功してホイホイとクレイトンに言いつけに行くミランダ。「どこのアレックスだ?」とすっとぼけるクレイトン・・・ああ、もうどうでもいいです。こんなくだらない事やってるヒマがあるんなら、さっさと「現在」を進めてください。
ただし、ミランダの言うようにあれほどやらかしたリアムが何のおとがめナシなのは確かに変。
- アレックス父と組んだ潜入捜査ではテロを見逃す
- ライフルを武装強盗団に売るおとり捜査失敗。ツケをライアンに負わせる。(ライフルは武装強盗団に渡り、この銃で撃たれドリューの婚約者が死亡)
- 指令センターを仕切っていたのに、指令センターは爆破される
- 逃亡中の新人捜査官アレックス一人を逮捕できない
- アカデミー研修生と寝る
こんな(暫定)副長官なんているわけない!
現在では殉職しているクレイトンハース部長が、過去のアカデミーに出て来たということは、もしかしたら現在の爆破テロへの関与があるのかもしれません。リアムとの関係は確かに怪しく見えます。
次回予告より
次回は第19話「将来の選択」。サイモンとウィルが映ってない・・・まあ、もちろん予告が全てじゃないんですけど。
シェルビーちゃん再登場
アレックスとシェルビーが協力して捜査しているようなシーンがありました。次回からは本格的に動きがありそう。シェルビーは銃を構えていましたが、確か家業に戻ったはずなのであれは私物?
アレックスも事務職なのに銃は持たされているようですが、まあここは突っ込みどころではないのかもしれません。でもシェルビーがいても・・・というのはあるんですが、もう残り少ないんだし。アカデミー入学当初はかなりいいセン行っていただけに、頼むからここで「まさかの大逆転」的な活躍を見せてくれい!と。「天才的な射撃の技術」だって演習で1回見せただけだったし。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第17話 裏切りの連鎖
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第17話「裏切りの連鎖」の感想です。
★★★★★
アカデミーは相変わらずどうでもいいですけど、「現在」はある程度の動きがあり、面白いです。もうアカデミーはこの次ぐらいで終わりにしちゃって、あとは全部「現在」でお願いしたいところ。
ただし、アカデミーがどうでもいいとは言っても、現在につながる大事な部分があるかもしれないので、一応は見ておかないとダメですね。
現在の流れ
1 ボイスが身柄引き渡しを要求した人物はウィル・オルセン
2 サイモンとアレックスはウィル・オルセンを連れ出すことに成功
3 ボイスにウィル引き渡し成功
4 同時にサイモンも要求され、サイモンは用意された車へ
サイモン離脱
アカデミーも含めて今回のメインイベントはここです。
まさかのサイモン離脱で、またアレックスはひとりぼっちに。アレックスがサイモンの協力を得て真犯人に迫るという流れで行くものだと思っていたんですが、まったく違う方向へ行きました。ケイレブ同様に数少ない魅力的なキャラクターだっただけにこれは残念。
真犯人が身柄を要求した「CIAに拘束されている人物」はまさかのアンドロイド先輩、ウィル・オルセン。この人を含め、ドリューとアイリスはてっきりアカデミー要員だと思っていたんですが、意外や意外。
それはともかくとして、引き渡し場所で真犯人ボイスはウィルだけでなく、サイモンの身柄も要求。予想できていたのか、ハラをくくったのか、驚く様子も無く車に向かうサイモン。
ここはボイスが要求した人物や、運転手の正体よりもはるかに衝撃的な展開でした。アレックスと同じく「あなただけは失いたくない」って思いましたね。サイモンがいなくなると、つまらなくなるんです。これで退場とは決まったわけではないんでしょうけど、私の希望は謎の解明と真犯人追究の立場で活躍してほしかった。
まだ真犯人がサイモンとウィルをどう扱うのかがわからないので、「もう戻って来ない」わけではないんですが、では「また戻って来る」可能性が高いかといえば、戻って来ない可能性のほうが高いように思います。と、悲観的になってもしょうがないんですが。
でもこれ、最初からサイモンがからんでいるとすれば?
ライアンの服に盗聴器を忍ばせ、CIAに拘束されているオルセンを隠れ家に連れて来ることに成功。アレックスを利用してウィルを脱出させ、ボイスに引き渡す。すべてはサイモンの思惑通りにも見えます。
音声の復元だって途中であきらめたのか、結局出来ていないし、大学のラボから盗み出したと思われるものも特定できず。「拘束されている人物」を犯人に引き渡すと提案したのもサイモンだし。
裏切りの連鎖
犯人が何故サイモンの身柄まで要求したのか。タイトルは「裏切りの連鎖」ですから、これってサイモンのこと?ではないと思いますが。裏切りって、信頼があってのことだからと考えるとちょっとイヤな感じではあります。
シェルビーはもともと、アレックスに逆ギレ決別宣言をしているし、信頼関係は崩壊しているので、「裏切り」とは違うようにも思えます。
ウィルは、「現在」では始めて出て来たので、仮にボイス側であったにせよ、これも「裏切り」とは言えないはず。
「連鎖」が気になります。アカデミーとの関連は今回はなかったし。連鎖っていうからには、仮にシェルビーの行為を「裏切り」としても1人だとすると「連鎖」にはならないわけでして。終わりに向かってますます混沌としてきました。
あの後、車の中で困惑するウィルをよそにシェルビーと「うまく行った」なんてことがないようにお願いします。ない!絶対にない!と思いたい。多分サイモンなら何かをつかんでアレックスに連絡を入れるはず。
アレックス最後の任務「ウィルの引き渡し」にサイモンが関わっていないとすれば、ここまでサイモンに手を出さずにいたボイスの意図が不明です。やろうと思えばいつでも出来たはず。
アレックス一人だと今回の任務は無理だと判断し、あえてサイモンには手を出さないでいたのかもしれませんが、それにしても・・・任務が終わった時点でサイモンだけを始末することは、ボイスには難しくはないはず。アレックスに協力したナタリーは爆死でサイモンとハンナが無事ってのも謎。
だいたい任務完了の時点でアレックスは始末されてもおかしくないんですが、これは今度こそアレックスを真犯人に仕立て上げるためなのかが、わからない。もう後半ですから、おぼろげながら犯人の意図が見えてもいいはずなんですけどね。
ウィルにはそれなりの考えがあるようなので、そこに期待しています。軍事コードを盗み出した理由は「第3次世界大戦を防ぐ」ためと言っていましたが、詳細は一切不明。二人ともここには突っ込んでいません。
アカデミーお笑い担当だと思っていたウィル・オルセンが予想をくつがえし、今回はカッコいいところを見せてくれたのが意外でした。
ミランダの気になる一言
第3話ぐらいで、ミランダがアレックスの母シータに「FBIは全力でアレックスを潰そうとしている!」と言うシーンがありました。これってFBIが組織ぐるみで関わっているってことですよね。
オルセンがCIAに拘束されているってことは、アカデミーを出たばかりの新人捜査官にはつかめるはずがないし、だいたい研修中にテロの準備なんて出来るわけがない。末端の実行犯とか共犯なら別ですが。
となると怪しいのは、それなりの地位にいる人。真っ黒リアムとかクレイトン(合掌)とか。あるいはミランダだってまったく知らないなんてことはないはず。シータとの会話でもテロ計画はともかく、その後の陰謀はつかんでいたからアレックスを逃がしたんでしょうから。
出たーっ!壊れまくりのシェルビーちゃん
前回予告で、ものすごく気になった運転手がシェルビーちゃんだったので、脱力・・・未だに行方のわからないケイレブや死んだはずのナタリーではなくて良かったとは思いましたが、まったく予想できませんでした。
以前の話では指令センター爆破以降、家業に戻ったということだったんですが、できれば家業に専念していただきたかった。
この方、今となってはなんでFBIアカデミーに入れたのかさっぱりわからないんですが、この運転手も言いくるめられたか、脅迫されたのか、どっちかでしょう。
あの公聴会での逆ギレ具合からすると、もしかしたらボイスから接触があった時点で「やる!やる!やりまーす!あの女のせいでFBIでのキャリアを台無しにされたんで!」なんて言ってたりして。
テロの首謀者かメンバーってことは、この人の能力からいって考えにくいです。
FBI大丈夫か
これは勘弁してほしいと思っていたんですが、そうなってしまった・・・「ブース主任」ハンナの後任で本当にテロ合同班の主任になるそうですが、こんなんで大丈夫ですか?
- 今回、サイモンにカンタンに発信器を仕込まれて気づかない
- 以前もナタリーに発信器を仕込まれて、アレックスの潜伏先がFBIにバレている
- 財布からナタリーに大事なセキュリティのカードを抜かれても気がつかない
- 逃亡中のアレックスの着信を「オコナー」と表示させ、アレックスを助けていたことがバレる
- FBI本部から機密書類を持ち出すが、リアムに見られている
- ナタリーに関するファイルを取り寄せるが、カンタンにバレる
とてもFBI特別捜査官とは思えないほどスキだらけ。
それに、あれだけやらかしたリアムが「暫定副長官」とは以前にも書きましたがありえません。絶対裏があるはず!
真犯人であってほしくない3人
単なる好き嫌いの話ですが、サイモン、ケイレブ、ハンナにだけは真犯人であってほしくない!というのが私の希望。無駄に都合良く考えれば
サイモン・・・鹿一頭撃ち殺せない男がテロリストのわけがない。記念のメダルみたいなものをアレックスに預けたのがウソのわけがない。
ケイレブ・・・父親と元彼女との不倫を知り涙ぐんだり、親友をカルトから救おうとしているような男がテロリストのわけがない。
ハンナ・・・アレックスにいらんことまでカミングアウトしてしまうところがなんか好き。ライアンにあれだけ気を使える女がテロリストのわけがない。
以上。この3名以外でしたら誰でも真犯人OK!
●リアム主犯、ミランダ共犯
●クレアとクレイトン主犯。共犯でリアム、ミランダ、ライアン
●シェルビー一族の犯行
などなど、どんなパターンでもどんと来い!ですよ。ただし後半になって来てポッと出て来たのが真犯人ってのはやめてください。
アカデミーの動き
大した事やりません。こっちに時間をかけるのであれば、なるべく「現在」を進めてほしいものです。期待するのは、ケイレブの代わりにカルトに潜入しようとしているウィルの活躍ですが、ここは進展がありませんでした。
アレックさんの無節操さにあきれる
サスペンスなんだからそんなのいらん!と思ってはいるんですが、相変わらず研修中に唐突におっぱじまるアレックスとドリューのラブシーン。ドリューがアレックスに好意を持っていることは誰の目にも明らかだったんですが、まさか研修中におっぱじめるとは・・・アメリカの方って、もしかして「いついかなる時も」コンドーさんを持ち歩いているんでしょうか。
いや、研修中なんだし。アレほど張り切って「勝つ」って言ってなかったっけ?おっぱじめる時間と体力があるならさっさと服を乾かして、歩け!
ドリューにしても、立派な社会人なのに、中学生のようなことをタラタラと・・・なのに下半身だけはしっかり大人。
ライアン、リアムと来て次はドリュー・・・無駄なBGMの陳腐さも手伝ってやたらとチープに見えてしまいます。
ライアンに肩入れするつもりはありませんが、少なくともドリューとチームを組ませないように小細工をするとはとても思えないし、実際にそうでした。それなのに、ライアンが関わってくるだの、自意識過剰なアレックスさん・・・
今回、シェルビーが「実は生きていた両親」と再会を果たしますが、この件でもアレックスとシェルビーの間でモメ事が起きることは、割と早い回で明らかになっているので、予想すると何だか面倒。
アレは「アレックスが両親の秘密を守らなかった」という会話だけで視聴者は理解していますんで、できれば無駄な人間ドラマは避けていただければと思います。
もう、アカデミーはアレックスとシェルビーの壊れ合戦だと思えば楽しめるのかもしれませんが、やっぱり無駄な人間関係のもつれや恋愛ごっこはいりません。アメリカの方はこれで満足なさっているんでしょうか。わかりませんけど。
アレックスがんばれ!とかシェルビー可哀想!って思って視聴してるってことはないですよね。というか、これよくFBI、特にアカデミーに怒られないなと。
黒過ぎシェルビーが腹黒両親と再会
ミランダとチャーリーの関係もそうですが、本筋の爆破テロの真犯人との関係性が見えないというか、なさそう。いやわかりませんが。もしかしたらあるかもしれないんですが・・・関連が無さそうに思えばどうしても興味が持てないんです。
両親は怪しい雰囲気だし、結局シェルビーからカネを引き出す目的だったことを見抜いたケイレブ君がさすがというべきか。
それにケイレブとアレックスに説得されて両親と再会したという形にはなっていますが、その前にパソコンで「パパ、ママへ」とメールで連絡をとっているようなシーンがありました。その場にケイレブが来たからあわてて、パソコンを閉じましたが。
てことは、一家で偽装工作?可哀想なのは本気で心配しているケイレブ。
次回予告より
アカデミーを去ったミランダはクレイトン(合掌)にリアムが研修生と寝た証拠!とかなんとか報告している様子。でも、リアムとハグしているような場面もあり、ええとこの辺どうでもいいです。夫婦漫才はいりません。
公式サイトでは、リアムとミランダは「元夫婦」ってなってますが、第1話の会話ではそう思えるような部分は全くありません。「あなたとは、恋人でも相棒でもない。上司よ」とハッキリとミランダはリアムに言っています。
ケイレブ登場?
クレア・ハースとアレックスが接触。その後ようやくケイレブが登場。かなりワケありな様子ではあるんですが。
アレックスがHIGに拘束された時は、無実の証拠集めに中心的な役割を果たしたので、是非ともそのような役柄での登場を期待します。
X-ファイル シーズン7 第10-11話 存在と時間 Part 1-2
長年引っ張ってきたモルダーの妹、サマンサについて決着がつくエピソードです。
視聴者の不満をヨソに(少なくとも私はそうでした)、一人納得し自分の中で完全決着をつけるモルダーさんでした。
★★★★★
しょっぱい脚本書きやがって!くぉーんのやろう!
モルダーと妹のサマンサの再会をどこかで期待していた私には、どうにもこうにも・・・え?これで終わり?って
時にはサマンサのクローンで7シーズンも引っ張って来た割には、Part1で初めて出て来た自称「心霊捜査官」ハロルド(「羊達の沈黙に出てた病院の博士。最後はレクターに狙われる)が、重要な役割を担うというのも、何だかなあというのもあるし、何よりも「死亡確定」がダメです。
サマンサ失踪後、同じ場所で過ごしたスペンダーなんてその後は、FBI捜査官にまでなっているのに、サマンサちゃんは死亡ですか?
こんな結末、誰が納得するんだよ!
と、まあもう終わってしまったものに文句を言ってもしょうがないんだけど。
ひとまず、サマンサ問題はこれで終わらせておこう感がありありと・・・・・単純に言ってX-ファイルのエンディングはサマンサとの再会じゃあダメなの?ってしつこく思います。だいたいサマンサ失踪がなければモルダーはFBIに入ることもなかったんですから。
それを他の誘拐事件と一緒に片付けられてもなあと。Part1のいみありげな「サンタの北極村」は?アンバーリンはそこのビデオに映ってはいたものの、そこでアンバーリン、ハロルドの息子、サマンサの失踪が解決したわけでもなく。
モルダーが一人で納得しちゃって、息子が行方不明のままのハロルドは土壇場にきてうろたえて気の毒だし、アンバーリンの両親だって気の毒過ぎ。それに、アンバーリンの母親はPart1で脅迫状を書いてたけど、アレは一体?これは刑務所に服役中のキャシーリーも同じことをやっていたので、何かの共通点があったのかもしれませんが。
と、ごちゃごちゃと書きましたがようするに私は、サマンサ死亡が納得いかないという、ただそれだけなんです。
やっつけと言えば悪いんですが、何故唐突とも言えるような幕引きをする必要があったのか。単純に考えて、X-ファイルの結末はモルダーとサマンサの結末で何か不都合でもあんの?というところですね。
X-ファイル シーズン7 第10話 オリソン
シーズン2「フェチシズム」の続編。刑務所にいたドニーが脱走に成功し、犯罪を重ねたあげく再度スカリーを襲撃するというお話。
★★★★★
S2「フェチシズム」って好評なのかどうかわかりまんせんが、良かったとしたら続編がつくられたのか、それとも単にシーズン7がネタ切れだったのか。わかりませんがこの手のエピソードは苦手です。私はまったくダメでした。
犯人のドニーは女性を殺害し、指を切り落とすという設定が全く受け入れられません。いくらドラマとは言えどもゾワっとする感じがどうにもこうにも受け入れがたい。
美しい顔に鼻血はヤメロ!
スカリーさんの美しい顔に鼻血。これも受け入れ難い。なーんであんな美しい顔にスタッフは鼻血を出させたがるのかがわかりません。ま、これは枝葉末節かもしれませんが。
鼻血はこれだけじゃなくて、他エピソードでも見たことがあります。泡風呂スカリーなら何度見てもいいんですが、鼻血スカリーは見ても気持ちのいいものでははありません。
スカリー危機一発系はこれだけじゃあないんですが、どれもこれも苦手。痛々しいんですね。これがモルダーだと「そこそこ」安心して見ていられるんです。きっと自分で何とかするだろうって。
スカリーの場合は、どうしてもモルダーさんの救出頼みの設定になってしまいます。その分、モルダーがカッコよく見えるというのはありますが。
神父弱い
服役していたドニーを脱走させたのはオリソン神父の集団催眠によるもの。理由は「ワシがドニーを裁く!」ドニーの犯罪を考えたら終身刑は納得できない。でも刑務所に居れば手出しはできないので脱走させたというものですが(うろ覚えなので間違っていたらすいません)。
随分と武闘派な神父さんですが、あれだけの能力を持っていたら、わざわざ脱走させて射殺せずとも刑務所内で何とかできそうな気もします。もくろみ通り脱走したドニーの拘束には成功しますが、イザという時になぜか逆襲されてあっさり殺害。弱い・・・
コールガール強い
脱走出来て、早速楽しもう!と思ったのかどうか。部屋にコールガールを呼ぶドニー。でも不穏な空気を感じたおねーさんは、何かその辺にあったものでドニーを殴りつけ、二度目の攻撃で完全KO!オリソン神父より強い!
しかも裸にタオル1枚まいただけの姿ですからね。当然片手はタオルを抑えている訳でして、片手で悪魔を完全KOしたことになります。
悪魔弱過ぎる
最後、スカリーに悪魔もどきのドニーは射殺されます。悪魔だとしたら弱過ぎる・・・シーズン6にも保安官に撃たれて重傷を負う悪魔がいましたが。
悪魔だったのか、悪魔的な人間だったのか。多分後者でしょうけど、そうであれば拘束されていたにもかかわらず一瞬で神父を倒した技は何なのか?あの時の悪魔そのものの顔は?
前作シーズン2の「フェチズム」が楽しめなかった私は、今回も楽しめませんでした。殺人事件はどうしても多くなりますが、人体を切り刻むというところで、どうにもこうにもダメです。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第16話 黒幕の狙い
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第16話「黒幕の狙い」の感想です。
★★★★★
「現在」は真犯人につながるような動きはないものの、緊迫感もあって面白いです。でもアカデミーは相変わらず「コレ、いる?」感が否めません。最大の関心事はやっぱり単純明快に真犯人は誰なの?ということですから。
アカデミーではそこそこ動きがありますが、それが「現在」のテロの真犯人とどうつながるのか、さっぱり見えないし、どう見てもつながるとは思えないこともあるので、「そっちはいいから、さっさと真犯人探しに行こうや」となります。
現在の流れ
ハンナがアレックスの話を信用して、協力して犯人探しというところで、なかなか面白かったと思います。
真犯人にメールしようとしたり、脅迫電話にアレックスの代わりに出て、堂々と自分の名前を名乗ったり、ハンナはライアンよりもずっと男前でありました。
ただし、あまりにもアレックスと関係改善しすぎ。クレアのクスリをアレックスに代わりすり替えたばかりか(前回)、クレアの警備に自分と、今は事務職のアレックスがつけるよう手配。
さらには、「一緒に組んだ女性捜査官に恋した」ことまで警備中にアレックスに告白・・・ハンナさんっ!そんなにアレックスと仲良くすると退場させられるよ!と思いましたが、私の心の声も虚しくその通りになってしまいました。
ナタリーの例でもわかるように、今まで対立していたのに急激に「主人公に理解を示し、理解者になる」のは退場フラグでもあるようです。
ただし停職処分。ハンナは貴重な「好きになれそうなキャラクター」なので、死亡とか解雇じゃなくてヨシとしましょう。まあただ、これから先登場機会があるかと言えば・・・ないかもしれません。テロ合同捜査班の主任が停職ってことは、まさかあの能無し副主任が昇格ってことはないですよね。
ハンナの退場は残念でした。
あのー、なんでライアンとかニマとかリアムには言わないの?
ずっと疑問でしたがようやく解決。どっかで見落としていたと思うんですが、アレックスは「誰かがこのことを知れば殺す」と真犯人に脅迫されていたことが、ハンナの会話で明らかになりました。
なんとなくそうだろうな、とは思いましたが、そんな場面を覚えていないのでどうにも腑に落ちない点ではありましたが。
サイモンとハンナは、ナタリー爆死もアレックスが脅迫されていることも知ってしまったので、つまりハンナの言うように彼らを「盾にした」ことになります。
ハンナは一連の流れの中でということなんでしょうけど、サイモンは・・・「無実だと信じられるのはサイモンだけ!」とカナダ国境近くまで出向いて、世捨て人的生活を送るサイモンを再び引っ張り出して来ています。
これって・・・サイモンは狙われてもいいけどライアンは本命だからダメ。ってこと?本命ライアンのことは無実って信じてないの?よく理解できませんが、だとしたらアレックスって根性悪くない?と思わざるを得ません。
クレア・ハース怪しい?
今回、狙われたように見えるクレア・ハース。前回の「クスリのすり替え」ですが、(中身はともかくとして)日常的に使っているクスリのボトルを把握しているのは、秘書のアマンダとかごく限られた身内(ケイレブも含め)ぐらいしかいないのではないかと書いたんですが、もっと確実なのは、クレア・ハース本人。
「あの日」クワンティコにいたそうだし。でも、クレアがクワンティコにいたと言われても(真犯人)、そんな後付け情報をもらったところで、視聴者は知らないわけですからね。
ここに来て、いきなりクレアかよっていうのもあるので、クレアさんは除外。
ケイレブ、登場せず
指令センターの爆破テロ以降、「現在」では登場していないケイレブですが、今回も登場しません。
何をやっているんでしょうね。クレアだけが居場所を知ってるようですが、アレックスの無実を証明する一連の流れでは中心的な役割を果たしているし、ハンナ、サイモンとともに私の中では「真犯人であってほしくない人。厳選3名」なので、来週にでもそのお姿を拝見したいものです。
ライアン、アレックスを疑う
少し前で画期的に関係改善したはずなのに、今回のイベントで「暴いてやる」とか「逮捕する」とかアレックスに息巻くライアン。面倒くさいし、この際、邪魔!真犯人が捕まるまで大人しくしてて。
以前にニマがライアンのことを「何があっても代わらずあなたを信じている人」だか何だか言っていたんですが、そうかあ?って。割とこのヒトはコロコロと変わるような印象があります。
アカデミーの動き
「勝ち目のない演習」はそこそこ楽しめましたが、まあやっぱり「アカデミーはもういいから、真犯人探しに行こうや」というのが率直な感想です。
ミランダがアカデミーを去ったり、ライアンが教官としてアカデミーに復帰しそうな動きもありました。
ライアンの復帰はリアムが依頼していましたが、何か怪しいようにも見えました。潜入捜査中というのもあるのかもしれませんが、アカデミーの教官ならもっと堂々とやればいいのに、夜に人気のないところで、何やらごちゃごちゃと。
私の中では、リアム真っ黒。ライアンはグレー。この二人がテロに関わっていたとすれば、私としては万々歳の大円団。そうあってほしい。
ブース捜査官は今の仕事を全うしてください
もし復帰したら、アレックスと「アカデミーでのことを謝りたかった」(第2話ぐらい)なんて会話があったので、またテロとは何の関係もないところで、アレックスとライアンのどうでもいいモメ事があるのかと思えば、ちょっとゲンナリ。
今回「くたばれ」なんて言ってましたけど、ドリューとアレックスはいい感じにも見えるので、その場面を見てしまう、アレックスに決別宣言されたライアン先生・・・ああ、なんだか想像しただけで早送りですっ飛ばしてしまいそう。今は潜入捜査中なんだから、そっち、がんばってください!
マークレイモンドとアンドロイド先輩
アカデミーで一番印象に残ったのはここでした。ケイレブがマーク・レイモンドに成り済ましていた理由がようやく判明。このことをしつこくかぎ回っていたアンドロイド先輩の悲しい過去も明らかになりました。
このアンドロイド先輩、意外といいかもしれませんね。前回もシェルビー救出に志願したし。
先輩が別人になりすましたケイレブとの会話の場面ではクワンティコでは初めて吹きそうになりました。
アンドロイド先輩は本当に、カルト教団から逃げ遅れたケイレブの友達を救出できるのか。番組開始当初より圧倒的に面白くなくなってしまったアカデミーですが、これは注目したいところ。
次回予告より
次回は第17話「裏切りの連鎖」。次回からようやくそこそこの動きがありそうです。真犯人は「誰か」を連れて来るようにアレックスに要求したようで、待ち合わせ場所にいたのは、アレックスとサイモンともう一人。金髪の男性のように見えたのであれはケイレブ?・・・のわけないか。所在不明なんだから。
そしてその人物の引き取りに来た運転手は、アレックスの驚いた表情から、知っている人物であることは間違いなさそう。まさかの爆死したはずのナタリー?
爆死したナタリーの生死を確認しているシーンはありませんでしたが、確かに「目の前でバラバラになった」と言っていたので、これはナシとして、じゃあライアン?いや、ここでケイレブ?
否。私はここで、あえて第1話で自殺した(ように見える)エリック君をあげておきたい。だいたい厳密に管理されているはずの実弾入りの銃をアカデミーに入って1日か2日ぐらいのエリックが持ち込めたのはおかしい。他の人は「使えない赤い銃」を腰に装備しているんだから。
それに現場に駆けつけたリアムとライアンのクロとグレーコンビは無駄に手間取り過ぎ。ドアが開かないようにするわけでもなく、エリックは単に入り口の前に机を置いただけなんですから。
それと運転手候補としてもう一人が、ヒメネス捜査官。
第1話に出て来て、爆破現場に倒れているアレックスを都合よく発見。
尋問では、「長引かせろ」というメモを受け取ったり、リアムと「彼女は気づき始めている」とか怪しさ満載の会話をしていました。もし、運転手がヒメネスだったら黒幕はリアムに確定するはず。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第15話 憎悪と偏見
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第15話「憎悪と偏見」の感想です。
★★★★★
「過去」ではFBIアカデミーが襲撃されました。これが現在の爆破テロとどう結びつくのかは、わかりません。「現在」のお話を先に進めてほしいとは思うんですが、さっぱり・・・
「現在」では頼みのサイモンが手助けをしているにもかかわらず、アレックスが前回言った犯人の「弱点」はまだつかめておらず、またちょっとイヤな予感もあるし、驚くほど進展はありません。
今回はアカデミーがメインってことなのかもしれませんが、それと「現在」がつながるような流れはなかったように思います。
今回のポイント
前回はサイモンが協力者になりましたが、今回は意外や意外。「アレックス大嫌い」なハンナさんがアレックスに協力しそうな場面でおしまい。意外なところでこれは良かったです。
大きな展開がない中ではこれが一番でしょう。ハンナはテロ合同捜査班の主任ですから、もし協力が得られれば、大きな進展になりそう(副主任は元夫のライアン。どう見てもハンナのほうが優秀に見えてしまう)。
アレックス、根性悪いかも
真犯人からの電話を録音して、通常の音声に復元しようとサイモンが頑張っていますが、「まだ出来ていない」ことに、アレックスはキレ気味。サイモンを責めているように見えますが、これが結構な驚きです。
いや、そこ・・・キレるところじゃないよね?アンタが頼みこんだはず。なのに何でキレてるの?
前からちょっと気になっていたんですが、アレックスさんって割と根性悪いかも。悪いというよりも自己中心的過ぎるというか。
以前は指令センターでモニターを見るケイレブの気をそらすために「車を盗むとか、火災報知器をならすとか、何とかして!」とサイモンに無茶ぶりすぎるシーンがあったし。
まあ完全に壊れてしまっているシェルビーよりはマシですが、たまにその自己中の片鱗を見せることがあり、少し引きます。
サイモンがあぶない?
その一連の会話の中でちょっと嫌な部分がありました。私の思い違いであってほしいんだけど。
「生き残った方が勝ちってことだね」(サイモン)
「冗談は勘弁して」(アレックス)
「いや、本当だ」(サイモン)
これから出勤するアレックスは少し驚いたような表情を見せるんですが・・・コレがサイモンの死亡フラグでないことを願います。いやほんと。
「指示に従わなければ、仲間を殺す」と真犯人は言っています。てことは・・・今一番アレックスの身近にいて協力しているのは、サイモン。まさに「仲間」意外のなにものでもありません。
最初の犠牲者のナタリーもそうでした。今回はとりあえず意外な形で真犯人の指示に従ったことにはなりましたが、次になんかやらかせば狙われるのはサイモンになりそう。あるいは、協力するであろうハンナとか。
退場させたいのであれば、他にリアムとかシェルビーとか揃ってますので、サイモンだけは勘弁してほしい。同期じゃないですが、ハンナも避けたい。ケイレブもダメです。双子もダメ。
ケイレブが行方不明
前回、アレックスが「ケイレブは音信不通」って言ってたんですが、行方不明のようです。ただし、「息子の行方は誰も知らない。知っているのはこの私だけ(ケイレブ母のクレア・ハース上院議員)」
音信不通っていうから、以前のサンディエゴに戻って同期とは連絡を取っていないだけと思っていたんですが、違いました。クレイトンの殉職が尾を引いていて、どこかでメンタルのケアでもさせている。とかそんな感じでしょうか。
アレックスの任務
アレックスの今回の「任務」はクレア・ハース上院議員のバックに入っているクスリのボトルを犯人が送って来たものと入れ替えること。
クレアが使っているクスリを知っているのは、例えば秘書のアマンダとか、あとは身内とか。もう本当に限られているはずです。フタに追跡装置がついているだけで、見た目は変わらない同じものを送ってくるということは、日常的にクレアのそばにいるケイレブ?のわけない・・・わかりません。クレアをターゲットにした時点でもしかしたらカンタンにわかるようなことかもしれないし。
アカデミーの動き
最初に書いたように、FBIアカデミーがテロ集団に襲撃されてドンパチ。12人もテロリストがいるのに割と短時間で制圧したのは、救出チームが優秀なのか、単なるやっつけなのか。
これに関してミランダの息子、チャーリーが絡んでいますが、「現在」の爆破テロの真犯人と何か繋がるかと言えば、まるで関連性がないように思います。
それなりに面白くはあるんですが、現在と関連づけられる何かが感じられないため、どうも「いや、それはもうわかったから、先に進みましょうや」という感想になってしまうんです。
チャーリーは最後撃たれます。狙撃を恐れたミランダの弾は肩に当たりましたが、その直後の狙撃班の銃弾は心臓を貫いたとしか見えません。
ドリュー、もっと言ったれや
リアムに退学と言われた、アメフト先輩ドリューですが、どうやら正式には退学になってなかった様子。まさかほんの数回の出演で退学ってこともないでしょう。
このドリューさん、サイモンが退学になったあとではこの人に期待するしかないと思っていて、注目しています。前回の件は確かに幼稚だったかもしれないけど、理解できないこともない。リアムをかばうようなアレックスの発言のほうがよっぽど理解できません。
襲撃事件の最中にリアムとの口論で「教え子と寝た奴がよく言うよ」とぶっかましてましたが、もっと言ったれ!と思いましたね。まあ、結果ドリューに命を救われたリアムとの握手は良かったですけど。
でもあの距離で、ライフルでもなく拳銃で一発でテロリストを仕留めるドリューは、射撃の腕前で言えば、サイモンやアレックスよりも優秀ですね。
アレックスさんとリアムの関係って
一時的に男女の関係になってしまったアレックスとリアムですが、
「あれは過ち」(アレックス)
「わかった・・・もう口にしない」(リアム)
という会話が以前にあったんですが、まだ続いているような感じでしょうか。なんか前回の新品ライフル事件は「私だから聞ける」的なところがとってもチープで勘弁してほしい。
アカデミーが劇的につまらなくなったのは、サイモンが去ったこともありますが、リアムとアレックスのチープ感満載の関係にもあるのではないかと思っています。
アレックスはリアムのどこがいいのかさっぱりわかりません。今回だって銃を携え「仕事をしてくる」とカッコつけて出て行ったにもかかわらず、何の役にも立たないばかりか、退学を宣告したドリューに命を救われるという、ダメっぷり。
今回、ライアンとアレックスが決別するシーンがありましたが・・・リアムとの関係も影響しているのかどうか。
どうでもいいんですけど、さすがにこれはライアンが可哀想。以前もリアムの構ってちゃんアル中詐欺にカンタンにアレックスがひっかかった時もそうでした。
ま、基本的にサスペンスなんですから、ロマンスなんかいらない!というのが私の考えなんですが、どうもこのチープな関係がアカデミー時代をつまらなくしているように思います。
あとアネアネ詐欺に決着がついて、シェルビーの両親が生きていたりとかありましたが、「だからどうした?」と。シェルビーよりもアネアネ詐欺実行犯、サマルのほうが誠実そうでした。
人のことなんかほっとけや
シェルビーが教室を飛び出すきっかけを作った、アンドロイド先輩と、ホームベース顔。ホームペースがどや顔でケイレブに「子供にできないことをしてやった」だの「そもそもの原因を作ったのはあなた」だの責任のがれのような、わけのわかんないことをぶちかましまくり。
でも、人の部屋に侵入して、書類を盗んでるよね?
アカデミーがつまらなくなったのは、この人達の登場の影響もあります。
次回予告より
次回は第16話「黒幕の狙い」。どうやらハンナとアレックスが協力するようです。
私の中では黒幕と言えばリアム。捜査官として、テロを防げなかったり新品ライフルを武装強盗団に売ってしまったりと失態の数々。新人捜査官アレックスも逮捕できなかったし。教官としても研修生に手を出すというダメっぷり。であれば、残る存在意義としては「黒幕」しかないんです。
ここが、同じく魅力を感じないキャラでもアレックスを逃がすという見事な「一発芸」を見せたミランダとの違い。
第1話でもう完全に答が出ているようにも思うんですが、そんなこともないんでしょうかね。当然ヒメネス捜査官もグル。
指令センターに爆弾を仕掛けるなんて、新人捜査官がうろちょろやったところで無理だろうし、アカデミーのアレックス指紋事件だって、研修生には無理だと思うんです。
あまりにもわかりやす過ぎる黒幕だとは思いますが。