X-ファイル シーズン6 第3話 トライアングル

コメディ系ですが、結構楽しめます。あの超絶名作「吸血」には及びませんが、これは「なるべく」「できれば」見ておきたいエピソードの一つ。X-ファイルと言っても実はすべてのエピソードが面白いわけではなく中には「別に見なくてもよい」ものもありますが、これは見ておきたい。
Dlifeの再放送で2回目の視聴になりますが、私はこれ大好きなんです。2回目でも飽きずに楽しめました。

政府の陰謀も異星人も円盤も関係ありませんが、過去の世界ではCSMドイツ軍幹部、スキナードイツ軍将校、カーシュ機関長、スカリー戦略事務局職員など総出演。

★★★★

モルダーがバミューダ・トライアングルで遭難し、タイムスリップしたところからお話はスタート。

スカリー奔走

タイムスリップしたモルダーはさておき、情報を手に入れるために奔走するスカリーの活躍がこのエピソードの最大の魅力ではないかと思います。まずは順当にスキナーに。でもこの頃はもうX-ファイルはスペンダーとダイアナに変わっており、スキナーはモルダーやスカリーとは距離を置かないといけない。なのであっさりと断られキレ気味のスカリーさん。こわい。

次、何故かカーシュに行きます。アレっと思いましたが一応副長官。それなりの情報網を持っているとの判断なんでしょうね。ここになぜかスモーキングマンがいたので、早々に退散。

お次は、ジェフリー「役立たず」スペンダー。ここでは「撃ち殺されたくなかったら」など普段では決して耳にすることのない言葉を使って、協力要請というよりも、ほぼ脅迫。でも美人は何をやってもサマになります。


スキナーと交渉するスカリー。この辺まではパロディと気がつきませんでした。

 

キレてみたり、天を仰いだり、情報を手に入れて「よっしゃ!」という表情を見せたり。とスカリーさんの魅力全開と言ってもよさそうな一連の流れでした。最終的にはスキナーが情報を手に入れてくれます。感激のあまりスキナーにキスをするスカリー。モルダーより一足早かったんですね。

スキナーには中間管理職の悲哀を感じることも多いので、ご褒美ということで。

情熱的なキス 右ストレート付き

キスで言えば最後のほうでモルダーとタイムスリップ先のスカリー激似戦略事務局職員とのキスもありました。ただし、強引にいったので直後に強烈右ストレートを食らいましたが。もうスカリーとは会えないかもしれないっていう思いがそうさせたんでしょうね。普段からそうしようと思っていたかどうかは、わかりません。

こっちに戻って来てから病院のベッドで、「愛してるよ」と言いますが、スカリーは「やれやれ」と華麗にスルー。ま、そりゃあそうですが。一人になりスカリーにくらった右ストレートの跡をさすり、現実だったと思いをはせるモルダーさんでありました

タイムスリップしたのはモルダーで、過去で色々と楽しくやってましたけど、私としては「現代」のスカリーの活躍が楽しく、一番印象に残っています。