映画「X-ファイル 真実を求めて」の感想

X-ファイル シーズン9のその後を描いた(ハズの)映画「X-ファイル 真実を求めて」を見ました。

残念なことになんとも微妙な映画。私にとって最大の関心であった、あの後の皆様の消息はまったく不明で不満タラタラ。劇場版第1作「X-ファイル・ザ・ムービー」が良かっただけに、この落差には唖然。

★★★★★

まあ、スカリーさんはシーズン9から少しお年を召されても相変わらずのお美しさなので、ちょっと甘めに3点ってところでしょうか。

シーズン9の最終回で自らの危険を顧みず証言したギブソン、マリタ、スペンダーはもちろんのこと、「潰されるだけだ(モルダー)」に対し「覚悟はできている(レイエス)」、「それが我々の使命だろう(ドゲット)」とかっこいいところを見せてくれたX-ファイルの後継者の方々も消息不明。

あの後、一体どうなったのかと興味はその一点だっただけに消化不良感がハンパありません。リアルタイムで見ていればまた違った感想もあったかもしれませんが、コレなら興行的にはコケてしまったのでは?と思わざるを得ない内容でした。

アマゾンプライムで見たんですが、
「真実を求めて」→単体じゃ売れないからプライムに入れちゃえ
X-ファイル・ザ・ムービー」→単体でも売れるからプライムには入れない。
そんな考えも浮かびました。契約とかなんとかあるのかもしれないけど。

 

主な登場人物

スキナー副長官・・・チョイ役

ドゲット捜査官・・・登場せず

レイエス捜査官・・・登場せず

ギブソン・プレイズ・・・登場せず

マリタ・コバルービアス・・・登場せず

ジェフリー・スペンダー・・・登場せず

ウィリアム君・・・登場せず

無敵兵士の皆さん・・・登場せず

我らが影の政府の皆さん・・・登場せず

 

一体この方達はどこへ行かれてしまったんですか!ということなんです。モルダーは逃亡生活というよりただの引きこもり。しかも恐らくスカリーに養ってもらっているみたいだし、だいたいパートナーのスカリーは逃げも隠れもせず堂々と病院に勤務しています。

これは何からの理由によって「無敵兵士」の皆さんは消滅してしまったと考えるしかありません。

つまりこの映画は、

まあ色々あったけど、面倒なことは抜きにしてとりあえずモルダーもスカリーも元気でやってるよ。

これが最大のテーマではないかと思います。事件そのものはさっぱりX-ファイル的ではないし、捜索のカギを握るジョー神父なる人物が「小さい男の大好き」という、スカリーが露骨に嫌悪感をあらわすのも無理はない設定。スカリー、そうだ!もっと言ってやれ!なんて思いましたね。

肝心のモニカバナン捜査官も救えず、ちょっといい感じのホイットニー局長まで死んでしまい・・・

モルダーもスカリーも元気でやってる様子がわかって一安心ってことでしょうか。映画であればミソロジーをテーマにしてほしかった。というよりもそうあるべきなんです。申し訳程度に、今さらサマンサの事も少し出てきましたけど、どうせなら今回の映画で

サマンサは実は生きていた!遂にモルダーと再会!メデタシメデタシ

ぐらいのインパクトがあっても良かったのではないかと思います。

クワンティコ シーズン2 9/23からDlifeで放送開始

Dlifeでクワンティコ シーズン2の放送が決定したようです。
クワンティコ シーズン2

9月23日スタート 毎週土曜日11:00

9月のプログラムガイドをダウンロードするとちょっと詳しい予告を見ることができますが、今度はCIA。これはシーズン1の最終回でCIAにスカウトされていましたから予想できるんですが、どうもあのライアン君も同じCIAとして登場するようです(棒読み)。いや、いなくても・・・

シーズン2は、Dlife公式サイトによると「アレックスがライアンとともにCIAの諜報員養成機関“ファーム”で研修生活を始める」だそうです。ライアン君にはさっぱり魅力を感じなかったので、これはどうなのという気がしないこともない。アレックスは解雇されたのでまあいいとしても、ライアン君はFBIを退職した?

pdfを見る限り、シーズン1に引き続き出演するのは、アレックス、ライアン、シェルビー、ミランダ。

お亡くなりになってしまったサイモンはともかくとして、ともに数少ない魅力的なキャラクターであったケイレブ君の名前がありません。どっかで出てくることを期待したいものです。

ストーリーはともかくとして、シーズン1は「あんまり魅力的なキャラクターがいない」というところで、少々不満があったんですね。このドラマ。

(追記 どうやらケイレブは出演するようです。キャストに名前がありました。これで一安心。)

重要人物であるはずのミラン(最終回では縛られて寝てただけなのに副長官に昇進。ありえない)やリアム(「かつて愛した」アレックスに撃たれたかった?あの場面はどう考えたって、ライアンの命が惜しければ銃を捨てろ!になると思うんだけど)に大物感がありません。

単体ならともかく、二人揃うとどうもチープ感がいなめません。極めつけはこの二人のラブシーンもどき。おいおいおい!と。なんで?毎回視聴してるのに、予告なしの強制罰ゲームですか?

ケイレブ父との不倫でぶちこわれたシェルビーが、アレックスとの確執が何事もなかったかのように華麗に復活したのは良かったですけどね。

ライアン君はなあ・・・最終回では、リアムに殴られて寝たただけ。女子二人に助けられて捜査に復帰するも、またリアムに銃を突きつけられて人質状態。リアムを銃撃するも、アレックスが一撃でリアムの額を打ち抜いたのでまるで意味がない。

爆弾をどうするか、みんなで意見を出しているのに一人で出された意見に大声でダメだしするだけ・・・

嗚呼、こんなキャラがあのフォックス・モルダーやジョン・ドゲットと同じFBI捜査官だなんてあり得ん!なんて思うんです。まあ比較するのが変だというのは自覚しているんですけどね。

 

とは言ってもシーズン1は、真ん中あたりはともかくとして、前半と後半はスリリングな展開に(特に前半)ぐいぐいと引き込まれたのも事実でありますから、シーズン2には期待したいものですね。特にケイレブ君には是非とも出ていただきたいです。

それと、シーズン1でたまに見かけた唐突におっぱじまる無駄なラブシーンはチープ感満載なので、勘弁してください。サスペンスとかアクションに分類されるんでしょうから、いりません。そんなことやってるヒマあるんなら、シーズン2では是非とも銃の一発でもぶっとばしてほしいものです。

X-ファイル シーズン9 全体の感想

自分の中で無駄に、必要以上に期待値を上げ過ぎてしまったというのは間違いなくあるんですが、それにしても前回のシーズン8が面白かっただけに、「期待していたほどは面白くなかった」というのが感想です。結末もアレだしちょっと残念でありました。

単発系が面白くない

ドゲットとレイエスの関係を描いた「4D」と「オードリー」は良かったです。「オードリー」ではスカリー様のあまりの冷淡さに激しい違和感がありましたが、ドゲットとレイエスの信頼関係というか絆を確認できました。

それ以外だと、最終回前の「サンシャイン・デイズ」ぐらいでしょうか。「数秘術」のような黒歴史に残るようなものもあったし(wikiによれば「特に難解なものであり、賛否が大きく分かれた」とのことですが)、まさかのレイラ・ハリソンちゃん復活(第14話 モンスター)は良かったですが、シーズン8の「孤立」ほどのインパクトはありませんでした。

新メンバーが魅力的でない

シーズン9から登場したブラッド・フォーマー副長官。モルダーさん不在のテコ入れなのか何なのかわかりませんが、いる意味がわかりません。NY支局時代にはレイエスと恋仲だったという設定も何だかなあ・・・「神託Part2」の最後ではほんのちょっと「カーシュの飼い犬(スカリー)ではないところを見せただけ。

カーシュより偉い無敵兵士のFBI幹部。それなりに存在感はあったんですが、ほとんどセリフもなく。カーシュを脅しているのがこのヒト達ということがわかったぐらい。まあ今やFBI上層部にも無敵兵士が入り込んでいることを具体的に示す必要があったんでしょう。

シガレット・スモーキングマンの不在

一番大きいのはこれです。シーズン8では1回も出てきませんでしたが、シーズン9では最終回の出演だけ。これまでX-ファイルを牽引してきた悪役にしてはあまりにもさみしい最後でありました。いつの間にか「賢者」になってるし。シーズン8ではビリーに追いつめられたモルダーとスカリーを助けるのはこのヒトにやってほしかったし、最後は無敵兵士どもを一掃するぐらいの花道を用意すべきだった。

悪役に圧倒的な存在感があってこそ、物語も成り立つ訳ですから、最後はやっぱり相応しい花道を用意していただきたかった。返す返すも残念。まあ、最後は言うに及びませんがとにかく最終回の1回しか出てきませんからね。フォーマーとか無敵兵士幹部とか出す意味がほとんどないですから、この方に最後のシーズンも元気に暗躍してほしかった

ドゲットの扱いが雑

これはね陰謀なんですよ、あいつらの。いつの間にかFBI上層部に無敵兵士どもが入り込んでいたように、X-ファイル制作スタッフにも「ドゲットに人気が出たら困る勢力」が入り込んでいるんです。脚本家なのか、監督なのか、わかりませんけど。

ダイモニカスでのドゲットなんてスカリーがキレちゃうほどひどい。今までの経験がどこいっちゃったの?というぐらいにぜーんぶ忘れてる感じ。超常現象的なものは全否定!

シーズン8ではカッコいいところを見せてくれたのに・・・

無敵兵士はほったらかし

シーズン8から唐突に出て来た無敵兵士(旧代替人間)。クライチェックは「新しいタイプの異星人」「人類を破滅させるため」と言ってましたが、ノエル・ローラーやシャノン・マクマホンは「軍部の50年にわたる開発」と言っています。

50年だとかつての「ハイブリッド」開発ともかぶさるわけですが、軍部の開発だとすると「異星人の侵略に対抗するためですか?」とかって思うんですよね。まあシンジケートのメンバーで軍部を掌握しているヒトが主導でやったのかもしれないけど、これまでの異星人に関する陰謀がすべて明らかになるシーズン6のファイト・ザ・フューチャーではそんなことは一言も・・・

無敵兵士とは言ってもビリーのようにほぼ無言の殺戮マシンみたいなのもいるし、シャノン・マクマホンのように自ら無敵兵士であることを話すタイプもいました。このシャノン・マクマホンは私が期待したキャラだったんですが、残念ながら1話と2話でおしまい。その後登場することはありませんでした。

ウィリアム

それなりに面白かった「ウィリアム」ではありますが、結局謎はほったらかし。

モルダーと一緒に異星人に闘いを挑むとか、モルダーが死亡の場合は異星人を導くとか。
いろんな情報があるんですが、どうも考えてみるとこれらの情報提供者はことごとくいんちきくさい。リジーもそうだし、クライチェックは言うに及ばず、カルト教団のリーダーとか。唯一まともなのが、FBIのコーマー捜査官でしたがこれにしたってカルト教団のリーダーの予言を真に受けてしまったに過ぎません。

最後は「普通の子供に戻した」うえで「養子」で退場させてしまいました。

X-ファイル シーズン9 第20話 真実 Part.2

X-ファイル シーズン9の第20話(最終回) 真実 Part.2の感想です。

★★★★★

えええ?これで終わりかよう というのが正直なところ。

長らく不在だったスモーキングマンがようやく登場したのは良かったんですが、あっという間に爆死。スモーキングマン先生がドヤ顔でスカリーに語った「モルダーが知った真実」というのが、「2012年12月22日に地球は異星人に乗っ取られる」ちうもの。これにビビったマヤ族が1000年前に姿を消して、歴代大統領も震え上がったということなんですが、こんなのそんな説もあるってことで済むこそだし、モルダーさんは今回もスモーキングマンの罠にあっさりとひっかかってしまって。

すべてはモルダーさんの引き立て役

スキナーやドゲット、レイエスその他の皆さんが活躍はしますが、どうもモルダーの引き立て役に過ぎなかった印象。モルダーが戻って来たことでそうなるのはわからんこともないんですが、モルダーとスカリー以外の扱いが余りにも雑過ぎて気の毒になってしまいます。

モルダーは、自分たちといると危険が及ぶということで、ドゲットとレイエスに逃げろ!と言ったんでしょうけど、まさに命がけで助けに来ているわけですから、せめてどっか途中まで車に乗ろうやって。で、ドゲットとレイエスのその後の消息は不明。あの感じだとX-ファイル課も消滅?

宇宙エネルギーとか霊感とか。いまいち立ち位置のハッキリしなかったレイエスは裁判で一番カッコいいところを見せてくれたのに。今回一番カッコよかったのはレイエスではないかと思うぐらいに良かったです。他の捜査官と違って腰の後に銃を装備しているのもちょっとかっこいい。

モルダーの弁護に全力を尽くしたスキナーも、最後の最後にモルダー逃亡に力を貸したカーシュも、どうなってしまったのかは不明。危険を冒してまで証言したギブソンも、不明。

よく考えてみれば、モルダーとスカリーに振り回される周りの人が一番大変という気がしないこともない。神託では、モルダーの身を案じたからこそ、カーシュはコーマー(死亡)をカルト教団に潜入させたわけだし。

Part1では証言しようとしないモルダーに対し、スカリーが「これは二人の闘いなのよ!」とキレるんですが、待てと。そうではなくスキナーやドゲット、レイエスだって闘ってる訳です。

ローンガンメンが出て来たのは良かったけど、これで確実に死亡確定。最後にまさかの生存説に期待をかけてしまった私には残念でありました。期待したディープスロートも出て来なかったし。Mr.Xよりも、やっぱり情報提供といえばディープスロートですから。

無敵兵士の謎もほったらかし。シーズン6でシンジケートが壊滅したので、無敵兵士計画は異星人が独自におっぱじめたことなんでしょうけど、シャノン・マクマホンは明確に「軍部の50年に渡る計画」と証言しています。その目的についてはスルーでしたが。確かにシーズン9の第1話、第2話では軍の船での研究も描かれていたし。あのクロラミン計画はどうなったのかわかりませんが。でも50年ってことは、どうやってもシンジケートの「ハイブリッド」とだぶってくるんです。

ここはシーズン6のファイト・ザ・フューチャーのように、スモーキング先生にイチから分り易く語ってほしかった。

お話自体は面白いです。モルダーの無罪判決をえるために、スキナーやドゲットやレイエスは言うに及ばず、マリタちゃんやスペンダー(Part1)、ギブソンといったなつかしの面々が登場する訳だし、死刑判決が出たら今度は皆さんが協力してモルダーを逃亡させるわけです。逃亡させたら今度は武装ヘリが襲撃と。緊迫感があって、最後まであきることなく楽しめはするんですが、あの結論が何とも・・・

最後、二人が部屋で「あきらめない」ことを誓って抱き合うのはエンディングとしては悪くないし、スカリーがベッドでほおづえをつき、モルダーは床に座っているというのはどっかで見たなと思ったら、シーズン1の序章と全く同じ構図。

私はお二人の行方も心配ではありますが、それよりも彼らの逃亡に協力した方々の行く末が心配なのです。

そしてやっぱりあのシーズン8のエンディングを越えることはなかった。残念。ま、あれで無駄にハードルを上げ過ぎたというのはあるかもしれませんが、アレを越えるエンディングは「サマンサとの再会しかない!」と考えていた私には少々残念。サマンサの失踪があったからこそX-ファイルもあるわけで、サマンサ問題はサマンサで決着をつけるべきでありました。

X-ファイルを牽引してきた悪役、「賢者」スモーキングマンのあっけない最後も残念。無敵兵士に追いつめられたモルダーをこの人が救って、美しく成長したサマンサとの再会。ま、勝手にこう妄想していたんですけどね。

あの最後はモルダーの居所をつかんだ無敵兵士が、ありったけのミサイルをぶち込んで、そのとばっちりを受けた?いやでも最後のあきらめにも似た、覚悟していたような表情はそうではなかったように感じます。「我らが影の政府」も無敵兵士(とか異星人)に狙われていたとか。だったらモルダーと協力すりゃあいいのに。

それに「我らが影の政府」とは誰?シンジケートとはまた別の人達がいたんでしょうか。

最後のモルダーとの会話では圧倒はしますが、X-ファイルを牽引してきた悪役なんですから、相応しい最後とは言えませんでした。

X-ファイル シーズン9 第19話 真実 Part.1

X-ファイル シーズン9の第19話真実 Part.1の感想です。

いよいよ最終回(2回に分かれていますが)ですが、ついにモルダーが登場。やつれた様子も全く無く、お元気そうでスキを見てはどっかの施設に侵入しようとするところは、FBI捜査官時代と同じ。スーツがビシっと決まっていて、しばらく見なかったというのもあるんでしょうけど、やっぱりかつての主人公。登場するだけで華があります。

再会を果たしたスカリーとキスを交わした後、スキナーに向かって「ウォルター、次は君だ」という小技もさえていました。スキナーがたしなめなかったら本当にしたかもしれません。ってそれはないか。

★★★★

最終回だけあって、かつての出演者がてんこ盛り。同窓会といった雰囲気でもありましたが、それはそれでなかなか楽しめます。

マリタ・コバルービアス様、ジェフリー・スペンダー、ギブソン(以上は生存者。ホンモノ)
クライチェック、ミスターX(以上は「死んだヒト」幻?)

となると・・・死んだ人でもオッケーなので次回に出てくれそうなのは、本命としてローン・ガンメンとディープ・スロート対抗でモルダー父とスモーキングマン。まさかの大穴でモルダー母、モルダー妹、スカリー姉、ダイアナ・ファウリー。超大穴でモルダーフェチだったカサンドラ

お話はモルダーがスカリーにも頑に隠す「言えない」ことが気になりましたが、まあそれは次回ってことなんでしょう。モルダーの復帰は強烈なインパクトでしたが、スカリー、コバルービアスやスペンダーの裁判での証言が、これまでのX-ファイルのストーリーを「おさらい」するという流れでした。スカリーの隕石のくだりだけは、アレ?と思いましたがこれは5と6の間の映画「ファイト・ザ・フューチャー」ですね。

モルダーとスカリーの感動の再会キスシーンがあって割と長め。アメリカの方ってのはヒトがいてもかまわずそうなるんでしょうか。わかりませんが。感激のキスを交わす二人のそばで少しバツが悪そうなスキナーがちょっと気の毒。

スキナーはモルダーの弁護役なので今回活躍しますが、モルダー登場でドゲットとレイエスが蚊帳の外とまでは言いませんが、目立たない存在になってしまったのが残念。最終回なんですから、モルダー不在の穴を埋めたお二人にも花をもたせてほしい。

スペンダー

「ウィリアム」ではウソつきまくって、スカリーの息子に接触しましたが、あの中での「正体がバレれば殺される」だけはウソではなかったはず。政府の人体実験の生き証人なんだから。なのに堂々と名前を明かし、裁判での証言に立ちました。以外とヤルんですねこのヒト。組織の内部にいたクライチェックならともかく、組織に片足すら突っ込んでいないのに、政府の陰謀にやたらと詳しい。変わり果てたスペンダーを見るモルダーの目が印象に残りましたが、目と目であいさつしていたのが良かったのではないかと思います。

マリタちゃん

実は超絶美人のマリタ・コバルービアスですが、確かに「モルダーに力添えをした罰として(シンジケートに)実験台にされた」(シーズン6のファイト・ザ・フューチャー)というのは覚えているんですが、その後何事もなかったかのように、シーズン7の最終話レクイエムで刑務所に収監されていたクライチェックを引き取りに行っています。これは一体?シンジケートが全滅したところで、マリタに残る痛々しい実験台の痕跡が消えるわけでもないでしょうに。FTFでは「肺がん男たちよ」と言っていますからね。

しかもコバルービアスは、「無敵兵士」計画についても何か知っている様子。コバルービアスが出てた頃は「ハイブリッド」時代ですから、やっぱりハイブリッドと無敵兵士は同時進行だったとか?

次回活躍しそうなヒト

ギブソンはほぼ確実に出そう。何と言っても「人の心が読める」能力を持っていますから、是非ともモルダーの無罪判決に一役かってほしいものです。それとスモーキングマン。シーズン8や9でついに一度もその姿を見せていません。どんな形であっても活躍してほしい。もう無敵兵士の謎が解けるのは無理そうなので、こうなったら謎解きよりも面倒だからスモーキング先生がやつらを一掃してくれないかなあと、かすかな期待。

X-ファイル シーズン9 第18話 サンシャイン・デイズ

X-ファイル シーズン9の第18話「サンシャイン・デイズ」の感想です。

半分コメディみたいなもので、最終回前にこれかよ、とも思いましたがコメディだけでは終わらない、これはこれで悪くないエピソードです。あまり緊迫化もありませんが、ドゲットの変化と最後の博士とアンソニーの絆で、かなりコロっとやられました。

シーズン9でいえばロッキー・ブロンジーノ博士だけが救いだった「蝿の王」とか、黒歴史にその名を残すであろう「数秘術」とは全然出来が違います。いい意味で。

★★★★

ただこれ、アメリカのドラマ「ゆかいなブレディー家」なるものがポイントになっていて、知っていれば違った見方もできたんでしょうけど、「それは何?どんなお話?」と気になって入り込みにくい面はあります。気にしなければいいんでしょうけど。これはローンガンメンの最後を描いた、15話 英雄に捧ぐも同じ。

顔はドゲット、中身はモルダー

前回の解放の効果が早くも現れたのか、頑固で超常現象には否定的なドゲットが驚くほど柔軟。レイエスに「本気で言ってるの?」と突っ込まれるほど。

まあようやくここまで来たかと。ドゲットは好きなんですが、時には頭からレイエスやスカリーの意見を否定するところがあって、ここだけはちょっとなあと思っていたんですが、これで新しいドゲットの活躍が期待できますね!と思ったところで、これは最終回の一つ前。「柔軟なドゲット」遅過ぎました。今更感がなくもないけど・・・ドゲットの新しい面が見れたことは良かったと思います。もっと早く見たかったけど。

レイエスは元々「霊感」とか「宇宙エネルギー」とか平気で言っちゃうし、スカリーはシーズン9では一歩引いたスタンスではあっても、シーズン8で宇宙旅行中のモルダーの穴をうめるべく超常現象には肯定的になったし、スキナーも円盤に乗って宇宙旅行に旅立つモルダーご一行様を見送っているわけだし、今回も空中浮遊を体験もしてるし。FBIの最後の良識ドゲットが超常現象に肯定的になってしまっては、あとはもう誰が歯止めをかける?まさかカーシュ?

ドゲットとレイエスの手つなぎシーン

最後、博士とオリバーの幸せそうなシーンを見て、手を握り合うドゲットとレイエス。「ドラマに余計なロマンスなんぞ不要。そんなことしてるヒマあったら銃の一発でも撃て!」というのが私のドラマに対する考え方なんですが、このシーンはなかなか良かったです。

先代がどうだったかと言うと、確かシーズン5と6の間の劇場版「X-ファイル・ザ・ムービー」の最後に手をつなぐシーンがあったはず記憶しています。恋愛関係ではない絆というところが私は好きなので、まあ淡い恋心はともかくとしてですね、先代も、現役もお互いの絆を確認したこの手つなぎシーンはすごくいいです。

そしてオリバーと博士の絆。博士はどっかで見たことあると思ったら、ERのアンスポー部長(ジョン・アイルワード)でした。NHKで見た世代としてはなつかしい。

最終回に向けての露払いというわけではありませんでしたが、ドゲットとレイエスの絆というか新しい関係を確認できたので、これは外せないエピソードです。正直言ってシーズン9は「まあ見なくてもいいか」という感想を持ってしまうエピソードも少なくないんですけどね。これはいいです。

X-ファイル シーズン9 第17話 解放

X-ファイル シーズン9の第17話解放の感想です。

シーズン8「冥界の使者」から引っ張って来たドゲットの息子ルーク殺害事件に終止符が打たれたエピソード。ドゲットには辛いお話ですが、長年の苦しみから解放されたことで、いいエピソードです。

★★★★

これでドゲットがまた違った面を見せてくれるかもしれないし、レイエスとの関係にも何か変化があるかもしれないし・・・と思ったんですけど、そんなことはありません。なぜならX-ファイルはあと3話で終わりだから。もうちょっと早くコレを見たかったなといいうのはあります。

もう終わりだから、解決しとかなきゃ!という「駆け込み感」もなくはないけど、放置されるよりはずっといいし、同じく「主人公の身内の事件」を扱ったモルダーの妹のサマンサ問題に終止符を打ったエピソードよりはずっといい出来でした。

真犯人はニコラス・レガーリ

ルーク殺害事件の真犯人はレガーリ。スカリーの生徒のヘイズに疑いをもっていくような流れもありましたが、これはないですね。身元を偽って入学できるほど、FBIアカデミーってユルいの?と突っ込みたいですが、真犯人はレガーリ。でもわからないのは、最後にレガーリはなぜドゲットに対し、「オレが真犯人だよ」とばかりの話を聞かせたのか。

ビジネスマン=フォーマーと思わせたかったのか。あるいはドゲットに疑われたところで、オレにはフォーマーがいるとタカをくくったのか。

「真犯人はレガーリ」と確信したからこそドゲットが銃を抜いて、店を出て行くレガーリを追ったわけでして。そこで待ち伏せしていたと思われるフォーマーがレガーリを射殺。シーズン9から登場し、まったく何の存在感もなかったフォーマーが少しだけ存在感を示した場面でもありました。ここはドゲットが撃たなくて良かったと思います。フォーマーがレガーリとつながりがあったことには驚きましたが、やっぱりこの人の存在意義がわかりませんでした。

このレガーリはシーズン8「サーチ・フォー・モルダー Part2」でスカリーに化けた殺し屋に喉を鷲掴みにされたランドー捜査官にそっくり。恐らく同一人物?

 

頑固で不器用で真っすぐなところがドゲットの魅力ですが、それが元で(特に)スカリーとぶつかることも。今回は「解放」ですからこれ以降はきっと一皮むけたドゲットが見れるはずです。ってもう終わるんですけど、遅い。これは少なくともシーズン9のせめて真ん中に持って来るべきでした。「解放」されたドゲットがレイエスやスカリーと、どんな関係を築けるのか、見たかったなと。

不調続きのシーズン9ですが、ドゲットとレイエスの関係を中心に描いた物は良くできています。少し前のオードリーとか、対になっている「4-D」とか。今回はX-ファイル的要素はありませんが、シーズン9の中ではいい出来です。