クワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話 将来の選択

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第19話「将来の選択」の感想です。

★★★★

最終回に向けてようやく動き出したというところでしょうか。アカデミーは相変わらずどうでもいいですが、「現在」は安易ながらも、意外な展開で楽しめるお話でした。

現在のポイント

まさかのシェルビーちゃん、ついに完全復活。驚き。
前回終了時のケイレブの電話の相手はシェルビーですね。「そっちに向かう」と言ってたけど、行き着いた先はアレックさんのご自宅?

ケイレブのお薬関係はホンモノ。そしてウィル・オルセンの行く末。

シェルビーちゃん、華麗に復活!しかも有能。ただしケバい

驚きました。前々回でボイスの指令でウィルサイモンの運転手役を務めたシェルビーですが、何でそんなことをやっていたのかというと、ボイスに「ケイレブを殺す」と脅迫されていたことが判明。

レックスとシェルビーの関係は、第10話「残酷な真実」で悪化し、第12話「ターニングポイント」では「上司(クレイトン)と寝たことが街中にバレてしまったのは、あなた(アレックス)のせい。全て失った。近寄らないで!」とかなんとか、逆ギレとも思える会話があったんですが、これは絶縁宣言とも言えるはず。

それが、今回は「あなたを守りたかった」「私たちで悪党を捕まえよう」(シェルビー)という、あの絶縁宣言とも思える第12話の裁判所でのシーンがまるでなかったかのような展開。あのあと、シェルビーちゃんなりに家業に戻って色々と考えることがあったんでしょうか。

しかも有能になっていた
  • サイモンができなかったボイスの声の解析に成功
  • ボイスの使ってるサーバーはFBIニューヨーク支局にあることを突き止める
  • 発信元を突き止めるために、システムの侵入口をつくる
  • 自殺行為かもしれないが、サイモンとウィルを無事に取戻す!

ええええ?これがあのアカデミーでは「研修よりも男女交際」だったシェルビーちゃんですか?と突っ込みたくなるような有能ぶりを披露。メイクさえちゃんとすればもう完璧。民間人なのに、FBI捜査官よりも優秀!(特にアレックスの周辺をかぎ回るぐらいしか能のなさそうなライアン。まさか何らかの意図があってやっているとも思えない。)

もしかしたらどんでん返しがあるのかもしれませんが、ひとまず今はアレックスとシェルビーの協力体制ができあがりました。それとケイレブ。

ハンナのように不確定でもある程度の裏付けがあったならともかくとして、あれだけアレックスを嫌っていたはずのシェルビーちゃん、どうしちゃったの?と安易な展開に感じないこともないんですが、結末に向かってこれはこれで結果オーライでいいんじゃないでしょうか。「天才的な射撃の腕前」だって、まだ演習でしか見せてない事だし、是非とも活躍の場をと思います。

自分がボイスに脅迫されたことで、アレックスの「首謀者は他にいる説」が正しいと実感したということなんでしょう。

ただし、メイクはケバいです。やめてほしい。顔立ちから言えばアレックスよりもシェルビーを主人公にしたほうが、我が国では人気が出たような気もします。

しかしながら、前回も申し上げたように、アレックスに協力するとみなさんが不幸になっています。せっかく別人のように華麗な復活を遂げたシェルビーちゃんですから、ご無事を祈るばかりです。ケイレブとも再会を果たした事だし。

ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
レイナ・・・FBIが身柄拘束。処分は不明

ケイレブのおクスリ

冒頭でケイレブが幻覚を見るシーンがあったので、前回判明したおクスリ疑惑は本当だったんですね。今回はアレックスがクスリ抜きを手伝いながら、ケイレブも真犯人探しに協力という、私としてはいい流れ。

レックスの無実の証明では、ケイレブが中心的とも言える役割を果たしたし、サイモン欠場の今はこの方に活躍してもらうのがいいです。何しろ、サイモンと並び数少ない魅力的なキャラクターですから。真犯人であってほしくない人厳選3名様なんです(残りはハンナ)

ケイレブとシェルビーの再会

私は、基本的にサスペンスにラブシーンは一切不要!そんなことやってるヒマあれば、銃の一発でも撃て!という方なんですが、シェルビーを抱きしめた時のケイレブの表情は良かったですね。

まあいろんな思いはあるんでしょうけど、この人は心からシェルビーが好きなんだろうなあというのが良く伝わってきます。それはシェルビーにも言えることですけど。最初の頃のアカデミーで「時間さえあればおっぱじめる」というシーンにはゲンナリしたものですが、こういうのは悪くないです。

ウィル・オルセン

前々回でアレックスに「僕は君専用のトロイの木馬だ」とオトコマエなところを見せた、ウィル・オルセン

残念!!「核爆弾を作る手伝いをした、探して」と言い残しアレックスとシェルビーの前で鼻と口から大量出血し倒れますが、どう見ても死亡としか思えません。あれって被爆なんでしょうか。もっと活躍するところが見たかったのに。

コロンビア大学から盗まれたものは「防護服」なので、犯人だけはちゃんと防護服を着ていたとか?

アカデミー時代のカルト潜入ではやむを得ないとは言えケイレブにボコられ、その後卒業できたのかどうか知らないけど、CIAに拘束されたあげく今回の出来事。研修生の中で、一番酷い目にあった人かもしれません。

サイモンとレイナのその後

ウィルは出て来たけどサイモンは行方不明のままでした。ウィルは死ぬ前に「知らない」と言っていました。ウソいうとも思えないので・・・どうかご無事であってほしいものです。

前回、アレックスに協力したことがバレてライアンに拘束されたレイナ。その後の動きがありませんでした。真面目で控えめで優秀。姉のニマとは違い友達思い。ご活躍の場を!と願います。

テロ合同班主任・・・と

ハンナとアレックスに守られていることも知らず、的外れなライアンは相も変わらず。この人、いなくてもいいのかもしれない。アカデミーの時はココまでひどくなかったんですけどね。

あれだと一緒にいるニマも無能に見えてしまいます。前回は妹のレイナに「あなたは人を裏切る」と言われて、少しは考え直したかと思ったんですが、高慢な態度は変わらず。

ライアンが主任になれた訳

私はリアムが真犯人であると思うんですがそうであれば、リアムがライアンをテロ合同班の主任にした意味もわかります。テロ合同班の主任が無能だと、リアムとしてはこんなにやりやすいことはないわけですね。

アカデミーの動き

アカデミーではドリューがあっさり自主退学。ウィルも多分今回で出て来ないでしょうから、1ヵ月先輩の中では、一番どうでもいいのが残ってしまった・・・

ウィルが入院するほどボコられたり、シェルビーがケイレブを誤解するのも、ぜんぶこいつが余計なことに首をつっこむのが原因なんですけどね。

ケイレブが可哀想すぎる

アカデミーどうでもいいと書きましたが、唯一期待していたカルト教団への潜入。今回で終了のようです。ウィルが活躍することもなく、シェルビーはケイレブを誤解したまま。ケイレブは違法潜入捜査のため、言い訳もできず。

助け出そうとした友人は死亡していたことが判明。教団代表は逮捕されたものの、刑務所には行かずに済んで。

理不尽なことが多過ぎて、ケイレブ君には辛い回でありました。

次回予告より

次回は第20話「自信と過信」もう最終回近いです。さらに意外で緊迫した展開があるだろうことは予想されます。

レックスがハイキックをきめているように見えたんですが、相手は?
リアム?ミランダ?ライアン?・・・って好きになれない上に、真犯人でもあってほしいキャラクターを上げてみました。