クワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話 危険な駆け引き
Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第18話「危険な駆け引き」の感想です。
★★★★★
「現在」は今までよりは多少の動きがあり、アレックスとクレアの直接対決(面会というか、クレアの豪邸にご招待)、そしてケイレブとの再会と面白い展開でありました。ただし前回、ボイスに引き渡されたウィルとサイモンの安否と、二人を車で運んだシェルビー・ぶち壊れ・ワイアットとの関係が全くわかりませんでした。興味はここに集中してただけに、残念。
アカデミーはどうでもいいようなことをゴタゴタとやっていて、早送りしたくなります。唯一の期待がカルトに潜入するウィルの活躍だったんですが、ホームベース顔がしゃしゃり出て来て全てをぶちこわし。あと、あわや最悪の大惨事がおきるところでした。
現在のポイント
指令センター爆破後、所在不明となっていたケイレブが登場。
ニマのちくりのせいで今は、実家にいるレイナがアレックに協力。身分不相応な地位のライアンは相も変わらずとんちんかん。
サイモン、ウィルの消息は不明
前回、シェルビーの運転する車に乗って消えたサイモンとウィル。今回は全く出てきませんでした。ものすごく気になるところだったので、ここは激しく不満。
サイモンが万が一にもボイス側だとしたら、あんな面倒な事をするわけがないので、あくまでも私としては、サイモンには真犯人を追いつめる立場でいてほしいと、願っています。できればケイレブ、ウィルと一緒に。
ケイレブ・・・
期待していたケイレブの登場でしたが、爆破テロを引きずり自宅でおクスリに頼る引きこもり生活という毎日。しかもおクスリを与えているのが、母親のクレア・ハース上院議員。これはクレア・ハースが自らアレックスを自宅に連れて行って発覚したこと。
確か以前に「あなたのキャリアはもう終わったのよ!」とアレックスに言い放っていましたが、今のところアレックスは失職はしていません。この人、シェルビーにも「絶対に潰してやる!」と言ってました。新人捜査官潰しのクレア・ハースさん。怖い。
シェルビーの運転していた車は、レンタカーで借りたのはケイレブ(マーク・レイモンド名義で)。でもせっかくケイレブに会う事が出来たのにアレックスはケイレブにこのことを問いただしませんでした。何故?
これだとケイレブはかなり怪しい事になりますが、あまりにも「わかりやす過ぎる」ので、何かウラがあるだろうことは当然予想されます。
ケイレブはアレックスの協力要請を聞き入れませんでしたが、最後で引きこもり部屋を脱出し、アレックスと行動を共にします。が、直後にアレックスに隠れて「(アレックスは)おれを信じた、そっちに向かう」という怪しい電話を入れていました。相手はシェルビーなのか、母親なのか。
じゃあ、引きこもりおクスリ生活はウソですか。
アレックスに関わると不幸になりそう
サイモンを失ったアレックスが次に頼ったのが、レイナ。姉のニマが上層部にちくりを入れたことが原因で自宅にいるんですが、解雇ではなさそうです。ハンナみたいに停職中なのかもしれません。
ただし、アレックスに関わるとみなさんが不幸になっています。
ナタリー・・・爆死
ハンナ・・・無期限の停職
サイモン・・・ボイスに身柄を要求され、安否不明
今回も乗り気ではないレイナを無理矢理ひっぱり出すことに成功するんですが、あっさりライアンにバレてしまい取り調べを受けることになります。ここまで来ると主人公なのに、疫病神的なオーラさえ感じます。
かっこ良かったのはレイナ
でも、今回一番カッコよかったのは、レイナ。ライアンに取り調べを受ける場面では、ニマとライアンに向かって
「困っている友達(アレックス)を裏切ったり見捨てるぐらいなら、一生刑務所でいい」と言い放つわけです。
カッコいいですね。強い信念がある。まあただ今の場合は、信じる価値がある相手(アレックスさん)なのかどうか?という問題はありますが。
アカデミーの動き
もうこっちは卒業でいいです!とは言っても終盤に向けて「現在」につながるような動きがあることは十分に考えられるので早送りするわけにもいかないのが歯がゆいところ。
アイリスはアホですか。また余計なことに首を突っ込んで、結果として仲間がピンチに陥るというパターン。アカデミーが襲撃された時もそうだったので、2度目です。
アイリスに限ったことではないんですが、どうも人の問題に首を突っ込みたがるのは見ていても面白いとは言えません。特にこのヒトは、あのヴィジュアルでもって無駄に脱ぎたがったりするのでホント、勘弁してほしい。
ウィルとケイレブの計画がおしゃか
ケイレブと、もしかして男らしいかもしれないところを見せ始めたウィルとのカルト教団への潜入。私はアカデミーでは唯一ここに期待していたんですが、アイリスが余計なことをしたので、せっかくの計画がぶっつぶれ。
それだけならいいんですが、ウィルとケイレブがピンチに陥るという最悪の結果に。まだ結論は出ていないんですが・・・これにはハンパない失望感。
多分、その場に駆けつけたシェルビーがFBIまたはクレイトンに連絡して何とかするんでしょうけど。
あわやクワンティコ史上最悪の大惨事
本当にビビリました。やめてくれー!!!リアムとミランダのラブシーンなんか見たくない!勘弁してくれ!と心の中で必死に叫んだのが効いたのか(な訳ないんですが)、事の次第はともかくとしてキスシーンだけで済みました。アブなかったです。あのまま進めば放送事故レベル。アカデミー襲撃をはるかに上回る、クワンティコ史上まれに見る大惨事が起きるところでした。
お二人には是非とも黒幕でいてほしいです。
ミランダがクワンティコでの職を解任された事について割と時間を割いていましたが、これって重要なことなんでしょうか。FBIは男社会だからどうのこうの、あーでもない、こーでもない。うんたらかんたらと。アレックスに言うシーンがありましたが、そんなあんたも、「現在」ではニューヨーク支局の部長なんだから。
自分はクワンティコでのキャリアを失ったのに、リアムが後任になるのがよっぽどハラに据えかねたのか。恐怖のラブシーンはリアムが「アレックスと寝た」ことを話させるための罠。カンタンにひっかかるリアム。成功してホイホイとクレイトンに言いつけに行くミランダ。「どこのアレックスだ?」とすっとぼけるクレイトン・・・ああ、もうどうでもいいです。こんなくだらない事やってるヒマがあるんなら、さっさと「現在」を進めてください。
ただし、ミランダの言うようにあれほどやらかしたリアムが何のおとがめナシなのは確かに変。
- アレックス父と組んだ潜入捜査ではテロを見逃す
- ライフルを武装強盗団に売るおとり捜査失敗。ツケをライアンに負わせる。(ライフルは武装強盗団に渡り、この銃で撃たれドリューの婚約者が死亡)
- 指令センターを仕切っていたのに、指令センターは爆破される
- 逃亡中の新人捜査官アレックス一人を逮捕できない
- アカデミー研修生と寝る
こんな(暫定)副長官なんているわけない!
現在では殉職しているクレイトンハース部長が、過去のアカデミーに出て来たということは、もしかしたら現在の爆破テロへの関与があるのかもしれません。リアムとの関係は確かに怪しく見えます。
次回予告より
次回は第19話「将来の選択」。サイモンとウィルが映ってない・・・まあ、もちろん予告が全てじゃないんですけど。
シェルビーちゃん再登場
アレックスとシェルビーが協力して捜査しているようなシーンがありました。次回からは本格的に動きがありそう。シェルビーは銃を構えていましたが、確か家業に戻ったはずなのであれは私物?
アレックスも事務職なのに銃は持たされているようですが、まあここは突っ込みどころではないのかもしれません。でもシェルビーがいても・・・というのはあるんですが、もう残り少ないんだし。アカデミー入学当初はかなりいいセン行っていただけに、頼むからここで「まさかの大逆転」的な活躍を見せてくれい!と。「天才的な射撃の技術」だって演習で1回見せただけだったし。