X-ファイル シーズン7 第10話 オリソン

シーズン2「フェチシズム」の続編。刑務所にいたドニーが脱走に成功し、犯罪を重ねたあげく再度スカリーを襲撃するというお話。

★★★★★

S2「フェチシズム」って好評なのかどうかわかりまんせんが、良かったとしたら続編がつくられたのか、それとも単にシーズン7がネタ切れだったのか。わかりませんがこの手のエピソードは苦手です。私はまったくダメでした。

犯人のドニーは女性を殺害し、指を切り落とすという設定が全く受け入れられません。いくらドラマとは言えどもゾワっとする感じがどうにもこうにも受け入れがたい。

美しい顔に鼻血はヤメロ!

スカリーさんの美しい顔に鼻血。これも受け入れ難い。なーんであんな美しい顔にスタッフは鼻血を出させたがるのかがわかりません。ま、これは枝葉末節かもしれませんが。

鼻血はこれだけじゃなくて、他エピソードでも見たことがあります。泡風呂スカリーなら何度見てもいいんですが、鼻血スカリーは見ても気持ちのいいものでははありません。

スカリー危機一発系はこれだけじゃあないんですが、どれもこれも苦手。痛々しいんですね。これがモルダーだと「そこそこ」安心して見ていられるんです。きっと自分で何とかするだろうって。

スカリーの場合は、どうしてもモルダーさんの救出頼みの設定になってしまいます。その分、モルダーがカッコよく見えるというのはありますが。

神父弱い

服役していたドニーを脱走させたのはオリソン神父の集団催眠によるもの。理由は「ワシがドニーを裁く!」ドニーの犯罪を考えたら終身刑は納得できない。でも刑務所に居れば手出しはできないので脱走させたというものですが(うろ覚えなので間違っていたらすいません)。

随分と武闘派な神父さんですが、あれだけの能力を持っていたら、わざわざ脱走させて射殺せずとも刑務所内で何とかできそうな気もします。もくろみ通り脱走したドニーの拘束には成功しますが、イザという時になぜか逆襲されてあっさり殺害。弱い・・・

コールガール強い

脱走出来て、早速楽しもう!と思ったのかどうか。部屋にコールガールを呼ぶドニー。でも不穏な空気を感じたおねーさんは、何かその辺にあったものでドニーを殴りつけ、二度目の攻撃で完全KO!オリソン神父より強い!

しかも裸にタオル1枚まいただけの姿ですからね。当然片手はタオルを抑えている訳でして、片手で悪魔を完全KOしたことになります。

悪魔弱過ぎる

最後、スカリーに悪魔もどきのドニーは射殺されます。悪魔だとしたら弱過ぎる・・・シーズン6にも保安官に撃たれて重傷を負う悪魔がいましたが。

悪魔だったのか、悪魔的な人間だったのか。多分後者でしょうけど、そうであれば拘束されていたにもかかわらず一瞬で神父を倒した技は何なのか?あの時の悪魔そのものの顔は?

 

前作シーズン2の「フェチズム」が楽しめなかった私は、今回も楽しめませんでした。殺人事件はどうしても多くなりますが、人体を切り刻むというところで、どうにもこうにもダメです。