クワンティコ FBIアカデミーの真実 第14話 答えを求めて

Dlifeで放送中のクワンティコ FBIアカデミーの真実 第14話「答えを求めて」の感想です。

★★★★★

答を求めて・・・求められませんでした!話はあんまり進展を見せません。

アカデミーでは大したことやらないのに、長め。まあ「FBIアカデミーの真実」ですから、ここに大事なポイントが隠されているのかもしれません。

とは言っても、アカデミーは以前に比べると劇的につまらなくなりました。

今回のポイント

ナタリーの生死の扱いが不明なことと、サイモンの協力が得られたこと。

サイモンの協力が得られたのは大きいです。ライアンよりも頼りになるし、同期の中では一番キャラが立っています。この人を退学させちゃうからアカデミーがつまんなくなったんじゃないの?と思う事もあります。

ナタリーは死んだの?

前回で爆死したように思えるナタリーでしたが、次の朝、FBIにメールで休職の連絡を入れていることが判明。これが何を意味するのか。真犯人の偽装?とも思えましたが、そんな面倒なことをする理由がわからない。

ナタリーから休職願いがあったことをニマから聞いたアレックスですが、(ここではヴァスケスと呼んでいた)驚いたことにあまり動揺しているようには見えません。何でしょうね、コレって。単に私が何か重要なことを見逃しているのかも知れませんが。

カナダの国境近くまで協力要請に行ったサイモンにははっきりと「目の前でバラバラに吹き飛ばされた!」と言っているのに、ナタリー爆死の事実をライアンやニマには言いません。何故?彼らを危険にさらしたくないから?

レックスとハグした時に穏やかな表情を見せたアカデミーの去り方を見ても、私にはナタリー完全退場のように思えるんですが、違う可能性もあるのかもしれません。でも逃げ遅れたどころか、直撃しているようにしか見えないんですけどね。

ナタリーが生きているとすると

仮に偽装だとすると・・・前回の「写真」だけは少し納得できます。ナタリー爆死→ライアンの元に駆け込む。これを予想できたのは、リアムだと思いますが、ナタリーもできるはず。アレックスは全力で突っ走ったので追いつけるかどうかは別ですが、でもここはそもそも突っ込むところではないのかもしれません。

ナタリーが真犯人だとすると、休職している間に、あれやこれやと次のテロの準備とか?でもアレックスに対してだけ死を偽装。FBIにはちゃんと連絡。そんなカンタンにバレるようなことをするわけがないし。

ナタリーが見た通りに爆死していたとしても、次の日の朝の「休職願いのメール」の意味はやっぱり不明。もしかして連絡が来たっていうのはミランダ婆のウソ?ってことはなさそうだけど。

それにしても、今日は風邪で熱があるから休む。というのとは違うんだから、ミランダ婆はちゃんと電話で確認してみろよって思うんですけどねえ。ライアンやニマに確認するんじゃなくて。それともFBIってメールで休職願いを出して、それが通ってしまうような組織なんでしょうか。

ライアンにしても「一応友達」なんて言ってないで仮にも元恋人なんだから、電話するとか何とかしないと。ニマだって同期なんだし、イライアス転落のあの現場にいたわけだから。

というように、誰もが「ナタリー休職願い」にあまり関心がないようです。

この辺は、次回サイモン君に期待するしかありません。ナタリー爆死の事実を知っているのはアレックスとサイモンだけですから。

サイモンの協力

カナダ国境近くまでサイモンに会いに行き協力を要請。一度はサイモンに銃を向けられますが、最後アレックスの家をサイモンが訪ねて来て「僕はいつでも味方だ」となりました。

最後、アレックスの部屋を訪ねて来たのは誰?で終わりかと思いましたが、サイモンでした。もしかしたらナタリーではないかと思ったんですけど違いました。

「二発目の爆弾」での「もう離していいよ→直後に爆発」が強烈なわだかまりとしてサイモンの心の中にあったんですね。とは言っても・・・爆弾は解除されたのであの言葉しかないはず。

レックスがサイモンを信用する理由って、何でしょう。「絶対に無実だと信じられるのはサイモンだけ」とは言っていましたが、その根拠が今ひとつ不明です。今回出て来たニマや、ライアンよりも信頼がおけるってこと?でもアカデミーでもあまりからむ場面はなかったはず。

今のところ脅迫されていることを教えたのはサイモンだけ。どーもアレックスさんの場合は、信用にプラスして「こいつは使える感」があるような感じもあります。

気になった点は、レックスの寒冷地仕様のメイクが言葉を失うほどひどい・・・歌舞伎役者もびっくりかも。もしかしたら精神的に追い込まれていることを見せるためだったのかもしれません。戻って来てからは普通になっていたので。

もし、私がサイモンなら間違いなく
「アレックス、真犯人がどうこういう前に、まずはキミの濃過ぎるメイクを何とかしてくれないか」ぐらいは言っていたと思います。

 

レックスとサイモンの会話から、双子の妹レイナが実家に戻ったことがわかりました。FBIをやめたってことでしょうか?ミランダ婆発案「FBI史上初!影分身捜査官計画!」はここで、頓挫?(あれだけ性格が違えば、すぐバレそうだけど)

シェルビーは家業に。確かジョージアだったような記憶がありますが、どうでもいいです。ケイレブ母の「全力で潰す」結果なのか、公聴会不倫バレが原因なのかは、わかりません。家業ってことはFBI退職なんでしょうから良かったです。あの状態であれば出て来てもイラつくだけなのでしばらくはメンタルのケアに専念なさってください。

ケイレブが出て来ない

二度目の爆破テロ以降、ケイレブはまだ出て来ていません。音信不通だそうですが、サンディエゴからこの事件の捜査のためNYに異動を申請したはずなので、単に元の勤務地に戻っただけ・・・ではないですよね。だとしたら音信不通になるわけがない。

HIGからアレックスを取戻せないかと、リアムに進言したのもこの人。アレックスの無実の証拠集めでも重要な役割を果たしているので、ちょっと気になります。

ナタリーの言い忘れかもしれないんですが、二度目の爆破テロ以降、ケイレブは首謀者探しには加わっていないもよう。これに何か意味があるのか・・・この人とサイモンだけは真犯人であってほしくないと。ま、私の希望なんですけどね。

まあ、私の中では真犯人はリアムで決まりなんですが、複数犯の可能性も否定はできません。そうじゃないと、この人が出演している意味がない。

アカデミーの動き

ドリュー退学がありましたが、アカデミーはあんまり面白くありません。みんなでリアルマリオカートを楽しんだあとは、仲良く裁判ごっこ。

レックスとリアムの「過ち」を知ったミランダはぶちキレ。辞表を出せって言ったって・・・「現在」では仲良く公聴会で証言してるし、リアムにいたってはまさかの「暫定副長官」。

ケイレブはアンドロイド先輩を脅して、シェルビーはホームベースと対立したり、仲直りしてみたり。

どうもその、「時間をかせぐ」といった印象を受けてしまいます。緊迫感がなく、次に何が起こるのかというような期待感もあんまり感じられません。

ケイレブがアネアネ詐欺のサマルと会ったりして怪しい動きはありますが、基本的には中東系の人は真犯人にはからまないんじゃないかと思っています。そんな設定は多分今のご時世では許されないでしょうから。

レックスさんは結構性悪かもしれない。

アメフト先輩(ドリュー)のために、謎の「シカゴの事件」の詳細をリアムから聞き出したアレックス。「私を信用して」とか言って事実を引き出し、それをペラペラとドリューに教えてしまいます。

これで事実を知り動揺したドリューは、演習でリアムにその事実をぶちまけてしまうんですが、結果として退学処分に。1ヵ月先輩の中では中心的役割を果たしていたようですが、早くも退場ですか。(その後も銃を撃ったり、次回予告でも映っていたようですが)。

こんなことやってたら、この主人公って・・・あんま信用できないという印象を視聴者に与えてしまうような気もします。そもそもが、リアムから聞き出せたのはハース家のパーティ後の「過ち」があったから。ドリューだってリアムとアレックスの関係にうすうす気がついているようだし。FBIでそんな痴話が通用するのかどうか、わかりません。

ま、コレだけじゃないんです。以前のエピソードでもシェルビーに「あなたは友達じゃない。友達だった時も私の両親の秘密を守らなかった」と言われているシーンがありました。

それに対して、あんま悪びれずに「ごめん、でも秘密はもれるもの。そうでしょう?」なんて開き直りとも思えるような発言。シェルビーも納得したような、していないような微妙な表情ではありました。

 

とは言ってもですね、次が気になるドラマであることは間違いありません。