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X-ファイル シーズン6 第15話 スイート・ホーム

なんとも微妙なエピソード。見ても見なくてもどっちでもいいです。緊迫感があるようでいてない。冒頭にいきなり「実行犯」の土人形みたいのが出て来ちゃって、これがあんまり怖くない。

★★★★★

とは言っても見所は、事件とはあまり関係のないところでしっかりあるんです。

親切ながらも異常なほど「規則」にこだわるアルカディアの住民たちには不気味さはありますが、見ていれば、組合長のゴゴラックがワルモノ!、不本意ながら住民たちはそれに従っているだけ。と割と早い段階で想像がついてしまいます。

ゴゴラックが規則にこだわるのは、ひとまずわかるとしても、規則のために土人形を使ってまで殺人を犯すというのが、どうにもわかりませんでした。偏執狂とでも考えておけばいいのか・・・

アルカディアの評価を高めたいだけかもしれませんが、そのために殺人までというのはどうにも納得がいかないところではありました。

モルダーはゴゴラックが「土人形に命を吹き込み、それを操り規則を守らない住民を殺害している」ことを理由に拘束、起訴しようとしますが、さすがにコレは真実であっても無理!せっかくスペンダー捜査官の命がけの提言でX-ファイルに戻れたのに、報告書を見ては頭を抱えるスキナーが目に浮かびます。

実はココが見所

スカリーと夫婦役を演じることが出来て本当に嬉しそうなモルダーと、あくまでも「捜査の一環」で冷静なスカリーの対比は面白いです。もしかしたらこれが最大の見所かも。

潜入捜査はスキナーの案らしいんですが、事前にモルダーがスキナーに「副長官、お願いします!スカリーと夫婦を装って潜入捜査が出来るように取りはからってください!」って懇願したか?というぐらいに夫婦役に熱の入れよう。

スカリーは1、2回「そうね、ダーリン」と呼んだようでしたが、モルダーはやたらとスカリーに向かって「ハニー」を連発。

人前では夫婦を演じるためとはいえ、やたらと肩を抱き寄せてみたり。スカリーもまんざらではない?と思いきや人が去ったあと、「いつまでやってる!」とばかりにモルダーから離れます。

ここぞとばかりにスカリーを抱き寄せるモルダー

 

顔に緑のパックをしているスカリーを見て、驚くモルダーですが、調子に乗って顔面パックスカリーを、「夫婦だろ」とベッドに誘ってみたり。

サンドイッチを作れ!と命じてみたものの、顔に手袋が飛んで来たりと。

私にとって最大のツボがウィン夫妻から食事に呼ばれて、出会いのいきさつを聞かれた時にモルダーが答えた「UFO大会だった」と嬉しそうに答える(捏造する)シーン。

ここでも調子に乗りまくってスカリーの肩に手を回し、「僕はそうでもないんだけど、ローラ(スカリー)が熱心」だの、「すっかりハマっちまって振り回されているよ!あはははは」だのなんだのと。調子に乗り過ぎ。

この役が出来て本当に良かったね。と突っ込みたくなるほど嬉しそうなモルダー。

心なしか、こわばりつつも作り笑顔で調子を合わせるスカリーですが、「モルダーてめー、あとでわかってんだろうな!」ぐらいは思っていたかもしれません。

モルダーの「イルカは可愛いけどうまい」発言で微妙な空気になってしまったディナーの席を唐突に「あははははは!」と取り繕うスカリーさんでした。

スカリーの若奥様風のファッションもサマになっていて、どうも肝心の事件の解決とは関係のないところが見所になっていました。