X-ファイル シーズン6 第4話 ドリームランド Part1

謎の人物からの密告を受け、ネバダ州の米軍施設に向かうモルダーとスカリー。途中米軍に止められ、尋問途中に謎の飛行物体が表れた時に時空のゆがみが発生。その影響でモルダーと米軍のモリス・フレッチャーが入れ替わってしまうお話。

★★★★★

変わるのは中身。外見はそのままで、前回に続いて、これもパロディ系。絶対というほどではありませんが、見ておいたほうがいいです。前回とどっちかということになれば、私は前回ですが、十分楽しめるエピソード。ただし前後編に分けるほどでは・・・とも。

このエピソードのポイント

まずは、モリスと入れ替わったモルダー。モリスの家庭で何とか取り繕おうと四苦八苦。子供の名前を間違えては泣かれ、奥さんに怒られ、ソファーで大人系番組を見ては寝込んでさらに怒られ。

一応、家庭の事を考え、何とか穏便に済ませようとするモルダーが気の毒にも見えますが、コミカルなモルダーも面白いです。

モルダーと入れ替わったモリスは、元々がそんな家庭ですから、こっちは人生を謳歌するかのごとく、カーシュの秘書とランチタイムブレイク。この頃は閑職に追いやられていますから、仕事中はゴルフのゲームと、やりたい放題。カーシュにも素直に従ってしっかりと点数稼ぎ。さらにはスカリーのお尻タッチ。

そんなモルダーに対するスカリーは、キレそうになったり、呆れたり。この時の反応が可愛くもあり、面白くもあり。この二つがPart1のポイントかと思います。ただ、スカリーの反応がよくあれで済んだなというのもありますが、まあこれはコメディ回なので。

確かにモリスがモルダーの生活を満喫するのは分かります。パートナーは類いまれな美人だし、今の仕事は確かFBI応募者の身元調査なので危ないことなないし。でもこの奥さんは決して悪くない。悪くないというよりいい奥さんではないかと思います。

でも、奥さんとスカリーと、どっちか選べって言われればスカリーですけどね

終わりの方でようやくモルダー(見た目はモリス)とスカリーが会うんですが、ここはモルダーにもうちょっとがんばってほしい。「ダナ・キャサリン・スカリー、バッチナンバーは・・・忘れた!お兄さんのビルは僕を嫌っている。朝ヨーグルトにハチの粉を入れて食べている」ほらあ、これ以外にももっといっぱいあるんでしょうって。ここで視聴者が知らないような(確かにハチの粉は知らないけど)お話が出て来るのかも、とちょっと期待しましたが、ありませんでした。

逆のパターンも見たい

これは是非とも逆のパターンも見てみたいものです。スカリーが超常現象肯定の女性と入れ替わった時のモルダーの反応。「モルダー、これは宇宙人が犯人よ」とか「絶対に政府の陰謀だわ」とか。どっかで見たような気がしないこともないんですが、記憶があいまいで、思い出せません。キノコだったかも。