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X-ファイル シーズン9 第6話 トラスト・ノー・ワン

シーズン9の1話で計画的失踪をしたモルダーが、もしかしたら戻って来れるかもしれないというお話。

モルダーが姿を消したのはカーシュの忠告によるものですが、無敵兵士に命を狙われているから身を隠していたことがわかります。ただし何故狙われているのかは不明のまま。

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お話は緊迫感があって面白いことは確かですが、また謎が増えてしまいました。それよりもモルダーが話に絡んで来ると、どうしてもスカリーの痛々しさが気になります。それだけジリアンちゃんの演技力が素晴らしいってことなんでしょうけども、どんな形でもいいから安心させてあげて!という気になります。

でも、スカリーさん。老婆心ながら申し上げますとモルダーと一緒になっても、幸せにはなれないと思います。シーズン4は少し抜けていますが、これがここまでX-ファイルを見た私の率直な意見です。

スカリーを使った理由

こんなことを言い出すとお話自体が成立しないんですが、腑に落ちないのが、わざわざスカリーを使ってモルダーを呼び出そうとしたこと。無敵兵士の情報を持っているという国家安全保障局の男は、最新テクノロジーで国民の生活をカメラで監視しており、スカリーのメールの内容さえも把握しているわけですから、スカリーになりすましてモルダーとコンタクトを取り、おびき出すぐらいは簡単にできそうなのに。

これは以前にもスモーキングマン一派がシーズン7の「旅」でやっていました。スカリーのメールをハッキングし、なりすまして、コブラと連絡をとる。しかもhotmail.comなんか比べ物にならないぐらい侵入が難しそうなFBIのアドレスだったはず(記憶があいまいです)。こういうのを過去に見ているので、え?何で?もしかして君たちってCSM一派よりもランクが下?と思ってしまいます。

スカリーは危険を覚悟の上で男に会うんですが、さっきも書いたように最新のテクノロジーを駆使して常にスカリーを監視していて、子供の頃ピエロを怖がっていたこと、大学時代の恋人の名前などなど。あげくの果てにはスカリーがモルダーをベッドに誘ったことまで知っているわけです(X-ファイルを見ている人全員が初耳)。

スカリーは否定しないので、事実なんでしょうけどもこれなら、国家安全保障局というよりも国家出歯亀局の方が似合っているような気もします。でも正直言ってそんな余計な後付けはいりません。黙っとけや、この不倫警官が!(S2-#12「オーブリー」)認知するのは当たり前だろ?って。なんてすいません。この謎のおっさん、映画にも爆死したミショー捜査官役で出ていました。

ま、ようはモルダーとさっさと連絡をとって呼び出せや、ということなんです。うーん、どう考えても効率が悪過ぎるというか、何で?何でこんな面倒なことやるの?という疑問が消えません。(遠いところへ車でスカリーを呼び出し、服まで全部着替えさせて、新しい服をスカリーのため用意。その後車を爆破。帰りは帰りでもう1台、スカリーのために車をご用意。

ドゲットも信用しないスカリー

モルダーのことになると、ドゲットのアドバイスにも耳を貸さないスカリーは、普段とは違ってどうしちゃったの?というぐらい冷静な判断ができていません。どう考えたって「罠だから、モルダーに会うのはやめろ」というドゲットの判断は正しいわけです。レイエスはともかくとして、前シーズンであれだけいい関係を築いたドゲットとぶつかる場面は少なくない。

他にも突っ込みどころは出てきます。ドゲットに撃たれた無敵兵士がたった2発で線路に転落。(ノエルは何発撃たれても全然平気だった)ホームに入って来た列車にひかれてるのに、駅員は止めないとか。というよりも停車駅なのにあのスピードで侵入したら止まれるわけがない。とか。

無敵兵士の弱点をモルダーが研究していて、それが実証されたところは大きな収穫かもしれませんが、自分としては「スカリーの心境」。痛々しさと言ってもいいのかもしれませんが、そこが一番印象に残っています。シーズン最初の「リターン・トゥ・ウォーター」でもそれは感じていたんですが、今のところ変化がなさそうで、「モルダー以外見えない」ように見えるスカリーが気になります。