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X-ファイル シーズン8 第8話 透視

透視能力を持つ弟ランドールと、その力を利用して麻薬取引の現場で密売人を射殺し、大金を得ていた兄ドワイト。そんな二人をも手玉に取る経理の着服女タミーによる巨額詐欺事件。

★★★★★


殺人事件の犯行動機は至って単純。X-ファイルらしからぬ明快さですが、「お金もうけ」コレです。その過程で男女間の嫉妬や、トラブルによる殺人事件がありますが、もともとが「お金もうけ」に端を発しています。

「そこそこ」楽しめるストリーではないかと思います。スカリーとドゲットの関係にこれといった進展はないのが残念ではありますが、スカリーのモルダー化とドゲットのスカリー化は着実に進んでいます。

スカリーは「X線の目を持つ男」の可能性にふれますが、ドゲットは「オレは見たものしかわからない」と答えます。ドゲットはコウモリ男も見てるし、子供のリアル過ぎる亡霊だって見てるし、前回なんか意識下に侵入されてあやうくスカリーを殺すとこだったのに。まあ、「X線の目を持つ男」の可能性を言われても、肯定できないのは以前のスカリーと同じ。この辺はそうそう簡単に超常現象肯定派になられても見ている方としても困惑します。

スカリーに魅力を感じたのは、安易にモルダーの推理に諸手を上げて歓迎することなく、常に「科学的根拠」を拠り所にするところでもありますから、ドゲットもしばらくは安易に肯定しない路線を行っていただきたいです。

 

経理のタミーちゃんは、兄ドワイトと大人の関係。弟は透視能力があるが故にムフフな現場も見えてしまうことになるんですが、それを知りつつ会社で行為に及ぶ鬼畜兄。タミーちゃんも決して本意ではないんでしょうけど、それでもタミーに想いを寄せる弟がちょっと可哀想。壁の向こうとは言え思わず目を背けてしまうところがなんとも。

 

透視能力よりも

着服女タミーちゃんはモンタナへ逃亡を企てますが兄に発覚し、兄はタミーの始末を弟に命じます。ここで「戻るつもりだった」とタミーは弟に懇願。嘘に決まってます。戻るわけなんかない。それでもタミーではなく、壁越しに兄を撃つ弟。

この弟の真っすぐな気持ちが一番印象に残ったエピソードでありました。悪い兄に利用されることがなければ、もっとまっとうな人生をおくれていたはず。あと着服女も残念過ぎました。でも弟にとっては、例え兄とムフフな関係であっても、このタミーちゃんがきっと心の支えだったんでしょうね。

スカリーさん、安定の美しさ

シーズン8に入って1話や2話は別ですが、ちょっとシックな感じ。相変わらずのお美しさに磨きがかかりました。長めのジャケットがよく似合います。