X-ファイル シーズン8 第2話 サーチ・フォー・モルダー Part2
前回の続きです。ほぼモルダーはドゲットに追いつめられ、ギブソンを解放したあと、崖から飛び降ります。
ほぼモルダーの正体は「殺し屋」ですが、なぜあっさりとギブソンを解放したのか。ここが不明。あの強さですから、FBI捜査官の一人や二人、どってことないようにも思うんですけどね。
★★★★★
あっという間に過ぎ去る45分。シーズンのスタートとしてPart1と合わせて、会心の出来映えと言っていいです。シーズン3やシーズン5もスタートの出来が素晴らしかったですが、このシーズン8の1話、2話もそれにひけをとらないどころか、上回る出来映えです。
スカリーはスキナーの協力で逃げたギブソンに会う事ができますが、灼熱の砂漠地帯を子供を追いかけて走ったりと、妊娠が判明したばかりなのに無茶し過ぎ。まだハイヒールはいてるし。発見できたギブソンは治療が必要なのでスカリーは一旦、チームがいる学校に戻ります。
スカリーとスキナーが銃を向け合う
焦るスカリーは、ギブソンのもとに車で戻ろうとしてとがめたスキナーにも銃を向けますが(殺し屋変身疑惑)、スキナーも同時に抜くので銃を向け合うことになります。ここはスキナーが折れ、先に銃を下ろしますが、近づいて来たスカリーの銃をいともたやすく払いのけ、男スキナー「身重の女性に銃を向けるのは二度とご免だ!」
副長官という立場でありながらも、以前にも部下に銃をむけられたスキナー。それでもしっかりと部下をサポートする。これぞ男です。この勢いでどうせならモルダー単独救出にも成功してほしい!
スカリー、ドゲットにぶち切れ
ギブソンをスキナーに頼み、一人砂漠地帯に残るスカリーですが、そこに光が。まさか円盤?ええ?もしかしてこのまま着陸してきて、スカリーと早くも感動の再会ですか。と思ったら、ドゲットのヘリでした。
部下に命じて、スキナーを尾行させていたことがスカリーにバレてぶち切れられるドゲット。しかし、ドゲットがすごく真っ当な疑問をスカリーにぶつけます。「異星人や殺し屋が本当だったとして、その次どうする?」
いや、確かにそうなんです。なにしろ科学力が違い過ぎますから、多少の重火器を用意したところで太刀打ちできるわけもなく。例えUFOを発見したにせよ、侵入して、モルダーを救出するだなんて、どう考えても無理っぽい。
ドゲット、Xファイル担当になる
作戦は失敗。ほぼ何の成果も上がりません。というか上がる訳が無い。倒れたスカリーをドゲットが抱きかかえるシーンがありましたが、これが結構サマになってます。
最後、ドゲットはスカリーの見舞いに病室を訪れ、手にカードをもたせます。「早く元気に」と。ドゲットって結構やるかもと思わせるシーンでありました。その後「正式にXファイル担当に任命された」ことを伝えます。あれだけ対立した相手ですから、困惑するスカリー。
もともと、モルダーが簡単に見つかるわけもなく、ここはS2「昇天」のように待つしかないはず。どうやったって、UFOにさらわれた人を捜し出すのは無理すぎます。男スキナーも「そのうち、ふらっと現れるかもしれん」って言ってるし。
糸口をつかみ、解決に導くのはスキナーであってほしい。ドゲットだと新任早々、出来過ぎ。だいたいモルダーをそんなに早く見つけちゃったら、ドゲットが正式にX-ファイル担当になった意味もないので、しばらくモルダーさんはお休みなんでしょう。