X-ファイル シーズン7 第19話 ハリウッドA.D.

モルダーとスカリーをモデルにした「サイコスリラー的スペクタクル」映画が公開されたというお話。制作はスキナーのお友達、ウェイン。実際に起きた事件を題材に映画を制作。公開された映画を鑑賞する3人だが、濃厚ラブシーンで頭を抱えるモルダーと呆れるスカリー。ご満悦のスキナー。


★★★★★

たまに見かける「ゆる系エピソード」ですが、微妙。期待値は自分の中で高いんです。初めてのパターンだから。でも話が進んでもドキドキ感もワクワク感もなく、このあとどうすんの?といった感じで流れて行きます。自分の中で期待値を勝手に上げ過ぎたのが原因かもしれません。同シーズンでいえばX-Copsも期待したんだけど・・・

「彼女はジョディフォスターをちょっと安っぽくした感じ」(スカリー)とか、そこそこいい感じでは入って行くんですが・・・続かない。

事件は起き、それが題材になるんですが、これがバリバリのキリスト教のお話であり、縁のない私には何が何やらサッパリ。キリスト教に日常的に触れている人であれば、理解できたんでしょうけども。多分コレも興味が持てない原因の一つ。

同じゆる系でも傑作、吸血なら3回見ても楽しめますが、これは1回で十分。

見所がないわけじゃあない

全部ダメってことではないです。スカリー役の女優がスカリーに「このヒールでどうやって走るのかしら」って質問しますが、私もいつもあれは不思議に思ってたし。(実際にスカリーは何度も走ってみせます)。

やたらと可愛いスカリーの泡風呂

モルダー、スカリー、スキナーが気分はすっかりスターで、泡風呂につかりながら3人で電話をするところは、そこそこ笑えるし。今何をやっていると言われ、モルダーもスカリーも「残務整理」だの「荷造り」だのと嘘をつくのに対し、スキナーだけは正直に「泡風呂」と答えます。

それを聞いたモルダーはスカリーに「ハゲが泡風呂を」と伝えますが、間違ってスキナーにつながったりと。
泡風呂につかる髪をアップにしたスカリーさんはやたらと可愛いです。

最後、スカリーがモルダーに告白します。「スキナー副長官に恋してるの」
これは公開されたダメ映画のマネ。映画モルダーは映画スカリーに告白しますが、拒絶されてました。理由は映画スカリーの意中の人はスキナーだから

スカリーとモルダーの初キスは、映画「X-ファイル・ザ・ムービー」では未遂に終わり、シーズン7の「ミレニアム」だったと思いますが、スキナーとはシーズン6の「トライアングル」で既にしてました。パロディだけど。

モルダーのハリウッドに対する批判的な発言があったり、ダメ一辺倒ではないんですが、面白い!というほどではありません。繰り返しになりますが、S5ドール以来のスカリーの泡風呂は激カワです。

 

」とか「宿縁」といった好エピソードが続いただけにちょっと残念ではありました。ま、長いシーズン。こんなこともあらーね。