X-ファイル シーズン9 第16話 ウィリアム
X-ファイル シーズン9の第16話ウィリアムの感想です。
スカリーが息子のウィリアムを養子に出すという辛いエピソード。でも、ほぼ確実に父親と思われるモルダーに相談もなしで?とは思いましたが、ここに突っ込んではいけないのかもしれません。
シーズン9の中では一番の出来と言ってもいいです。神託も、リターン・トゥ・ウォーターもPart2でコケたし、トラスト・ノーワンも今ひとつだったので、ようやくこれがX-ファイルというエピソードでありました。
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まさか、ここに来て元X-ファイル課のジェフリー・スペンダーが出て来るとは。シーズン6の最高傑作、ファイト・ザ・フューチャーの最後のシーンで父親であるスモーキングマンに銃で撃たれて死亡したと思っていました。
スペンダーにはもうちょっといい役柄で登場してほしかった・・・過去においては、ダイアナと組んでモルダーと対立もしたし、「敵」ではあったんですが、最後は自分の力不足と過ちを認め、モルダーとスカリーをX-ファイルに戻すようカーシュに主張し(追い出したのはアンタだけど)モルダーの肩に手をおいてFBIを去る。好きではないけど、嫌いにもなれない。そんなキャラクターでありました。それに何と言ってもモルダーとは異母兄弟なんだから。
スペンダーのやったウィリアムを「普通の子に戻した」のは自分を実験材料にした「父への復讐」。ということは、死んだ人間に復讐するわけないですから(自分のけじめとしてはあるかも)シーズン7の最終話で死んだフリしてるスモーキングマン先生はまだご存命ってことでしょうか。
無敵兵士とスモーキングマンの関係
スペンダーはどっかの研究施設みたいなところから逃げて来たみたいだから、そうなると、話がややこしくなってスモーキングマンも無敵兵士計画にからんでいることになります。ノエル・ローラーはシーズン8で「軍部の50年に渡る計画」と言っていて(スカリーの居所をドゲットに話させるためのウソかもしれないけど)、50年だとスモーキング先生が進めていた「ハイブリッド計画」とも時期としてはだぶってくるはず。シーズン8から唐突に出て来た無敵兵士ですが、ハイブリッドは頓挫したものの、同時進行だったんでしょうか。もしかしてシナリオが行き当たりばったりとか?
でも「父への復讐」なんだから絶対にスモーキング先生も無敵兵士計画にからんでいるはず。だからいつまでも死んだフリしてないで、シーズン6のファイト・ザ・フューチャーみたく、無敵兵士計画についても懇切丁寧に説明してくれりゃあいいんですよ。いったいつまで死んだフリしてんのか。X-ファイルを牽引してきた悪役なんですから、スタッフにはもっと彼に対して敬意を払うべきなんです。
フォーマー副長官とか、モリスフレッチャーみたいなどうでもいいのを出すぐらいなら、スモーキングマンの花道を用意しなきゃ。シーズン9に感じる違和感って、スモーキングマンの不在も絶対にあります。
ウィリアムの謎はわからずじまい
今までの話から判断するとウィリアムは
- 父親はほぼモルダー
- モルダーがいると異星人に戦いを挑む(ターミネータのジョンコナーみたいな存在?)
- モルダーがいないと異星人を導く
これらの情報提供者どもがクライチェックだったり、カルト教団のリーダーだったり、わけのわかんないリジーだったりと、うさんくさいのばっかりですが、とにかくそうなります。
だからきたるべき入植に備えて、異星人とか無敵兵士どもは今はスカリーに育てさせているとなるんでしょうけど、それだと人類滅亡につながるとウィリアムを殺害しようとしたのが、神託に出て来たコーマー捜査官(モルダーが死んだとの情報を得たらしいので)
スペンダーがやったのはウィリアムを「普通の子供に戻す」なので、これでもう異星人に狙われることなく、スカリーとウィリアムは平穏な生活を取り戻しましたとさ。とはならず、スペンダーが言うには「それでも異星人はウィリアムをあきらめない」
アンタ、それじゃあ意味ないじゃん。ってもとから復讐だけが目的だったのか。でもウィリアムを抱っこした時のスペンダーの涙は決してウソではないはずと思うんですね。復讐だけが目的ではなくて、ウィリアムには普通の人生をおくってほしいという思いだって気持ちのどこかにきっとあったのではないかと。
「父は入植計画が失敗に終わった時に人類の滅亡を願った」とスペンダーはスカリーに言いますが、これと復讐がどう結びつくのか。シンジケートが壊滅したシーズン6以降は、シーズン7でスカリーとペンシルベニア旅行を楽しんだぐらいで、特に動きがなかったので(もう私も先は長くないと言ってたし)わかりにくいんですが、やっぱり無敵兵士計画にスモーキングマンも関わっていたと考えればつじつまがあわないこともない。ウィリアム出産も彼の計画のうちで、成功例と考えれば、その成功例を「普通の人間」に戻してしまうことで。
養子に出したところで、無敵兵士や異星人どもに発見されてしまうようにも思いますが、まあここも突っ込んではいけないのかもしれません。もう普通の子供なんだから、もしかしたら発見されずに済むと納得しておきましょう。
X-ファイル シーズン9 第15話 英雄に捧ぐ
X-ファイル シーズン9の第11話英雄に捧ぐの感想です。
★★★★★
誰がこんな脚本書きやがった!
wikiによると「ヴィンス・ギリガン ジョン・シャイバン フランク・スポトニッツ」だそうです。こいつらあああああああ!!!と言っても、誰が書いたところで結末は決まっていたわけですから、何かが変わるわけではないんでしょうけど。
英雄とはローン・ガンメンのことです。その英雄に捧ぐということですから・・・
身を呈してバイオテロを防いだローンガンメンの3名様はお亡くなりなりました。ファイナルシーズンなので、ローンガンメンの退場は何らかの形でアリなのかもしれませんが(解散してそれぞれの道を行くとか)、何も死亡退場はないだろうっ!というのが感想でございます。
割とコミカルなオープニングから、シーズン6の「荒野の3人」のようなエンディングを予想はしたんですが。
製作総指揮のクリスカーターさんが決めた話?わかんないけど。死亡以外にもいくらでも退場方法はあるはずなのにさ。
でもローン・ガンメンのことですから、ドアが密閉された時も「きっと脱出するはず」と思ったし、最後の墓地のシーンでは、ゴトゴトと音を立てて棺が動いて「もう少しで窒息するところだった」なんて言いながら3人が出て来るシーンも期待したんですが、何もありませんでした。
モルダーの妹、サマンサの問題に決着がついたシーズン7の「存在と時間」もヒドかったですが、この結末に納得する人ってどのくらいいるんでしょう。まあ納得も何もそういうお話だからしょうがないんですけど。
シーズン6のドリームランドに出て来たモリス・フレッチャーが出てきましたが、ローン・ガンメン退場にこんな小物を出してもしょうがない。せめて、マリタちゃんとか、退場に花を添えるのであれば、シーズン4の「紫煙」でローン・ガンメンに過去を暴かれたスモーキングマン先生に出てきてほしかった。
そう、あの時先生が「いつでも殺せるが 今日はやめよう」とフロヒキーを狙ったライフルの引き金をひかなかったからこそ、ローン・ガンメンの今もあるわけで、一体先生はいつまで死んだフリしてるんでしょうか。先生には是非とも葬儀に参列してほしかった。無理だろうけど
無駄にポジティブに考える
死んだ場面がありません。男の体内に仕掛けられたウィルスが漏れ出している描写だけ。誰もガンメンの遺体を見ていません。
棺は3つ。でも中に確実に遺体が入っているという場面がありません。
埋葬するシーンがありません。
実はイブと同じ防毒マスクを持っていた。
・・・・・・それにしても死亡退場はないだろうと。だいたいあのコミカルなオープニングとこの結末の落差には驚き。
全体に流れる違和感と悲し過ぎる結末
冒頭、ローン・ガンメンの過去の活躍が流れるんですが、「アレ、こんなのあったっけ?」という場面があるし、いつの間にか新加入のメンバー(ジミー)も入ってるみたいだし、それに今回の鍵を握るイブって誰?ガンメンの皆さんはお知り合いみたいだけど?
この人誰?とか、こんなのあったっけ?が多いなと思ったら、「外伝ローン・ガンメン」なるTVシリーズの実質的な最終回になっているそうで、新加入のジミーとか、謎のイブとかは外伝に出ていた人なんでしょう。なので、どうも「置いてけぼり感」が否めません。アメリカの人(で外伝も見てた人)はすんなりと話に入っていけるんでしょうけど。モリスフレッチャーは登場時間が長いので、あの感じだと外伝でガンメンとのからみがあったのかもしれませんね。どうでもいいですけど。
PCでガンメンの協力をする人物は、「荒野の3人」に出てたおたく仲間とそっくりのようでしたけど、あの方は死亡していました。にしても・・・そっくり。
この結末を考えたヒトは万死に値するわけですが、最後ジミーとガンメンがガラス越しに手を合わせるシーンは感動的。まあこの辺で、「おいおい、ウソだろ?」と思い始めたのもあるんですが、これは欠かせないエピソードです。受け入れがたい結末はともかく。ってしつこいですけど。
X-ファイル シーズン9 第14話 モンスター
X-ファイル シーズン9の第14話モンスターの感想です。
★★★★★
まさかのレイラ・ハリソンちゃん再登場
前の2作「化体」「数秘術」がまさかのしょぼさだったせいもあるのか、今回は楽しめました。前の2作が特別だったということで。
シーズン8の「孤立」でドゲットと1回きりのパートナーになった経理のレイラ・ハリソンが再登場。スカリーに相手にされないと、ドゲットとレイエスに話を持って行ったり、こらからランチのスカリーに死体の写真を見せたりとコミカルでKY的なところは相変わらずですが、なかなかいいキャラクター。スカリーやレイエスは別ですが、「ゲスト」ではかなり可愛い女性(歴代ゲストナンバーワンはS3「害虫」のバンビちゃん)。
経理なのになぜかレイエスもスカリーも「ハリソン捜査官」と呼んでいたのはあれ?と思いましたが。
S8「孤立」では実はただ一人、トカゲ男の正体を見抜いていたハリソン。ドゲットもモルダーも生物学者が飼っていると思っていましたから。FBI捜査官としてKYなところはありますが、いい線いってるように思うので、再登場を期待したいところ。
事件を解決に導くのはドゲット。
モルダーにはない強み「想像力のなさ」(ハリソン)。こんなこと言われてもドゲットは嬉しくはないでしょうけど、もしこれがモルダーだったとしたら、レイエス(お腹になにか変な生物が入る)、ハリソン(目から流血)全滅ってことでしょうかね。
こんな現実はあり得ないと思う事が解決につながるという、ちょっと拍子抜けしたような結末でした。
想像力が豊か過ぎるこの子の想像力を抑制するために、医者のとった措置が「一度に同時にたくさんのテレビを見せる」。でしたが、これ大人の想像力だとどうなるんでしょう。やっぱりあの、なんというか恋愛系というか・・場合によっては下半身方面に行ってしまうのかもしれません。
子供の父親が「想像して怖がる」と言ってましたが、どうも自発的に絵を描いていてあまり怖がっているようには見えませんね。
スカリーさんの超絶美しさ
今回もスカリーの美しさが冴え渡ります。特に素晴らしいのがハリソンのボーイフレンド(候補?)のゲイブが夜中に猫の死骸を持って来たときのやりとりの場面。上質なガウンを身にまとうスカリーさんの美しさはそれはそれは素晴らしいものでありました。
お話はイマイチでしたが、シーズン8の「秘密」もキレイでしたが、それに勝るとも劣らない美しさ。まあ私なんぞはスカリーの美しさに惚けているうちにお話が終わってしまう事も。
X-ファイル シーズン9 第13話 数秘術
★★★★★
X-ファイルの黒歴史に残る・・・
今までにX-ファイルでも面白くないものはありました。「呪い」「神のお告げ」「アグア・マラ」「トリニティ」・・・つまらないという点においてはこの数秘術もX-ファイルの黒歴史に残ると言ってもいいかも。
もうシーズン終盤なんだから!無敵兵士の謎はどうした?スカリーの子は?
ああ・・・そうかシーズン終盤だからこそ、スタッフも色々とやってみたいことがあるか。なんて考えたりもしましたが。
レイエスさんが、「数秘術」なるものを駆使して連続殺人事件の犯人を追いつめるというお話なんですが、BGMも明るいノリで、激しい違和感。まあコメディだと割り切って楽しめればいいでしょうけど。
X-ファイルのコメディは決して嫌いじゃないんです。吸血なんて最高傑作の一つだと思っているし、トライアングル、スモールポテト、、アンナチュラルも好きです。しかしこれは・・・
見所はといえば、最後のウィリアムの可愛い笑顔とスカリーのパジャマ姿だけ。つけくわえるとすれば、数秘術と犯行の関連について捜査官達の前で熱弁をふるうレイエスを見て、バツの悪そうなドゲットとスカリーの表情。
何でしょうね。このつまらなさは。説明のしようがないと言いましょうか。でもいくらつまらないとは言っても、緊迫感があったり、謎があったりするんですがこれはないんですよね。ないというより「感じない」といったほうがいいかも。
もちろんこれはあくまでも私の感想であり、「楽しめた。最高!」なんて感想を持つ方もいるかもしれません。もともと私は「ミソロジー中心」に見ているので、余計にそう感じるのかもしれません。
もしかしたら吸血のように、見返す度に新しい発見があるかもしれない。とおもいましたが、何度も見ようと言う気にならないんです。残念!
X-ファイル シーズン9 第12話 化体
X-ファイル シーズン9の第12話化体の感想です。
★★★★★
あまり印象に残るエピソードではありませんでした。
印象に残ったと言えば、ドゲットの頑固さと、女性陣の充実の美しさ。それ以外はどうも興味が持てませんでした。前回がかなり充実していただけに余計にそう感じたのかもしれません。見ても見なくてもどっちでもいいエピソードですが、スカリーとレイエスの美しさは堪能できます。ドゲットさんは両手に花状態。将来を嘱望される特捜班のリーダーだったのにX-ファイルに異動になり、数々のご苦労がありましたので、それもいいかなと。
第3話のダイモニカスでもそうだったんですが、ドゲットは「科学的に説明のつかない事件」の経験を積んでいるし、また自ら体験もしてるんですが、たまにその辺のことを認めなくなる事があって、今回もそうでした。
レイエスが撃った犯人が一度水に落ち、ドゲットが引き上げた時には別人になっていたのを見ているにもかかわらず、「受け入れられない」と。いや、X-ファイル担当なんだかその辺は柔軟に対応しないと。
スカリーが超常現象肯定派になってしまった今、否定する立場の人が必要なのはわかりますが。レイエスさんはもともと「霊的」だとか「宇宙エネルギー」だとか言ってるわけですから。
強過ぎる思いが、別の人間を生み出して殺人を犯してしまうというお話なんですが、実体化する二重人格とでも言えばいいんでしょうか。どうもこの辺は正直言って「はあ」としか・・・
突っ走るドゲットと、少しあきれつつも協力する女性陣。女性陣はイキのあったところを見せますが、ドゲットとはかみ合いませんね。「お化けのキャスパーか?」というドゲットに、無反応な二人の表情は面白かったですが。
もうシーズン9も半分が過ぎたのに、なかなかX-ファイルの真相に迫るようなお話がでてきません。単発系も必要なんでしょうけども、そろそろグランドフィナーレに向かって、一つひとつ解決していってほしいものです。
気がついたこと
シーズン9では結構、ファーストネームで呼び合うことが多いんですね。今までは、「モルダー」「スカリー」一辺倒だったのが、今は「ジョン」「ダナ」「モニカ」と呼ぶ事も少なくないです。
スカリー母がモルダーのことを「フォックス」と呼んで、スカリーに「モルダーよ」とたしなめられていたことを考えると、時代は変わったなと。あとはフォックスと呼んでいたのはマティソン議員ぐらいでしょうか。
ただし、今のところだれも「ウォルター(スキナー)」とか「アルビン(カーシュ)」とは呼ばないようですが。
X-ファイル シーズン9 第11話 オードリー
X-ファイル シーズン9の第11話オードリーの感想です。
ドゲットとレイエスの絆。というところで、かなり良かったです。反面、スカリー様が医師という立場から冷淡に見えたり、キーとなる人物の死亡があったりと、イマイチ納得のいかないところもありました。
でも、いいです!今までに、シーズン9 本当にダメなのか?とか、やれんのか!とか、余計なこと書いてどうもすいませんでした!
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シーズン9序盤の第4話 4-Dとは逆のパターン。4-Dもいいですけど、こちらのほうがよりいいです。男ドゲット、レイエスの回復の鍵を握るオードリーに涙の懇願はなかなかの感動シーンでありました。
ハデさはありません。政府の陰謀もなければ、今までの謎解きがあるわけでもありません。怪人の襲撃からドゲットが身を呈してスカリーを守って銃で反撃するとか、傷ついたスカリーをお姫様抱っこして去るとか。わかりやすい形ではないし、いかにも「X-ファイル」といった感じでもありませんが、ドゲットとレイエスの絆を感じさるいいエピソードです。
脳死状態に陥った(担当医の陰謀だけど)レイエスとドゲットの橋渡し役になったのが、タイトルのオードリー。見覚えがあると思ったら、シーズン3 第8話 土牢に「ルーシー」で出ていた方でした。役柄も当たらずとも遠からず。でしょうか。
土牢では確かにお亡くなりになったはずだけど・・・生きてたの?とも思いましたが、違いました。土牢では、幼い子供の命と引き換えに自らの命をという役柄でしたが、今回こそはレイエスを救うことで、自分のカラを破り新しい道を!と願いましたが、レイエスを脳死状態に陥らせた悪徳医師に殺されてしまったのは残念。
悪徳医師によってレイエスと同じ状態に陥ったおじさん二人も助かってほしかったけど、そうならないのがX-ファイルの常。こちらも残念。
開始早々に、レイエスからドゲットにまるで愛の告白と言ってもいいような会話がありました。「あなたは誠実だし、頼りがいがあるし、一緒にいるとホッとするし」「あなたは人を裏切らない」などなど。
それに対して意味ありげな表情を見せるドゲット。この時の心境としては「よっしゃ!!」だったかもしれませんが、応えることなく、「じゃあ月曜に」と。
これがドゲットの回想(妄想?)につながります。回想では、そのあとレイエスとのキスシーンに。自分の気持ちに正直であるべきだった!というのがあったのかもしれません。レイエスが事故にあったのは、ドゲットを自宅まで送り届けた後なので。
ドゲットさん、踏み込みません
その妄想シーンを踏まえて。今回のラストではドゲットが回復したレイエスを家に送り届けますが・・・「おやすみ」と告げただけ。オードリーに「伝えたいことがある。このままじゃあ・・・」と言った、「伝えたいこと」って「おやすみ」かい。
まあ、こんなところも男ドゲットの人柄が出ているんでしょう。実直さというか不器用さというか。でもこれはこれですごくいいのではないかと思います。X-ファイルは恋愛関係でない絆がいいわけでして。恋愛感情があってもお互いの心に止めておく今の関係こそが新鮮だし、それがあってこと「相棒」も成り立つわけです。
「4D」と「オードリー」でドゲットとレイエスの絆がしっかりと描かれたのにシーズン9でおしまいというのが、どうにもこうにも納得いかないというのはありますが。
クワンティコの海外の評価
Dlifeで絶賛(の可能性もある)放送中だったクワンティコ FBIアカデミーの真実のシーズン1が先月最終回を迎えましたが、アメリカではシーズン2が始まっているそうです。シーズン2が出来たということは、そこそこの評価だったんだろうなと思いますが、実際のところどうなの?というところで、海外での評価を見てみました。
見たのはアマゾンUSAのアマゾンビデオのコメント。日本とは違い、シーズンもしくは1話ずつの購入ができます。気になる評価ですが、シーズン1は
5点満点で3.9点
満点をつけた人が54%。つまり半分以上の人が満点をつけていますが、反面14%の人が最低の1点をつけています。
アマゾンビデオはテレビで流れるわけではなくて、自ら「買う」わけですから、評価もよりシビアになるのではないかと思います。ただしIMDbのデータでは10点満点で7.2点がついていました。
一概に比べることはできませんが、(一応)このブログのメインコンテンツであるX-ファイルは、シーズン2が5点満点で4.8。満点をつけた人が83%という驚異的な数字。(最低点をつけた人は1%)
最新作であるX-ファイル2016にしても4.3です(IMDbは10点満点で8.7点)
まあX-ファイルは特別かもしれませんが、クワンティコに関して言えば「高くはないけども、低くもない」と言えるかもしれませんね。
満点の方はいいとして、最低点の意見として
私はシェルビー・ワイアットのキャラクターが好きではありません。私は数日前にこのシリーズを見始めました。彼女のボーイフレンドのお父さんと関係があると知りショックを受けました。私は本当にそんなキャラクターやストーリーが好きではない、もう見続けたくないと感じている! xxxx!! xxxx!!(自粛)
非常にエキセントリックなご意見。この方きっと最初はシェルビーを好意的に思っていたんでしょうね。確かに3話ぐらいまでは可憐な魅力をふりまいていて、私なんぞも「この人が主人公でもいいかも」と思ったものです。
しかしながら、クレイトンとの不倫がわかってからは、ぶちこわれる一方。もしかしたらそれがあるからこそ、終盤でライアン・いるだけ・ブースやニマ・意地悪・アミンといったFBI捜査官よりも優秀な民間人としての復活がより鮮やかに感じたのかもしれません。
作家たちはすばらしいショーだったかもしれないものを台無しにしました。 私はTate Ellington(サイモン)とYasmine Al Massri(ニナ/レイナ)が大好きですが、残りのキャストはかなりひどいです。
ケイレブも入れてほしかったです。双子には魅力を感じませんでした。キャラクターに魅力を感じず、ストーリーで見せるというドラマだったと感じています。
最初のエピソードの開始から数分以内に、主人公は、飛行機で隣に乗り合わせた人(ライアン)と車の前部座席で面識のない人と関係を結びます。いりません。スカリーとモルダーのように、はるかに面白いキャラクターや関係を作ろう。
アメリカの方はアレックスの尻軽も気にしないのかなと思ったら、そんなことはないんですね。まあ当然と言えば当然なんでしょうけども。
スカリーとモルダーのくだりは私が捏造したわけではありません。本当にそのようなコメントがありました。確かにスカリーはシーズン1から神々しいまでの美しさを発揮していましたからね。しかもシーズンを重ねる度に美しくなるという、ストーリーとは関係のない部分でも楽しませてくれました。しかもお色気シーンはほぼ皆無(全くないわけでもありません)。
私は本当に本当にこの番組が好きだった・・・俳優たちはとても若いですから、公平であれば、彼らは与えられたものでできる限りのことをやったと思います。作家がダメです。彼らはひどい素人です。俳優はいいです。
これはFBIで現実的には起こりません
残りのシーズンをキャンセルする方法を見つけることができません!
このシリーズが長く続くとは思わないでください。
時間の無駄です。
あなたのお金を無駄にしないでください。
最低点を拾いましたから、なかなか辛辣な意見です。とは言ってもシーズン2は、シーズン1よりも今のところ高い評価。Dlifeでの放送があるのかないのか。あるとすればいつになるのかは、今のところ不明ですが、あまり期待をせずに、でも楽しみに待ちたいと思います。